「薬師石」にお願い
ご祭神は市杵島姫命(いちしまひめのみこと)で、七福神の弁天様であることから、「御所の弁天さん」と呼ばれます。
この神社の始まりは、西園寺家の祖と言われている西園寺公経(さいおんじきんつね)が北山第(きたやまてい)に建てた西園寺妙音堂を、江戸時代に再興したことによります。西園寺家が琵琶の宗家であることから音楽の神様として祀られてきました。また、琴や生け花などの技芸の神様としても信仰されています。
西園寺公望(さいおんじきんもち)が、神社の残るこの西園寺家の邸内で私塾である「立命館」を開いたことは有名です。当時、過激な思想だということで京都府庁によりたった1年で閉鎖させられてしまいましたが、今でも「立命館大学」として名を残しています。
境内には、社殿の他に福寿稲荷神社、薬師石もあります。敷地は狭いですが、京都御苑の中の静かな神社です。本殿の参詣も目的ですが、「薬師石」にお願いに行きました。
南の方から近づいて行きます。緑がきれいです。
これは西側にある入り口から見た画像です。
御手洗に、青もみじと花が飾られてます。
本殿です。右奥が福寿稲荷です。
とても立派です。
心を静めてお詣りしました。
手水鉢が並べられています。
絵馬がかけられています。音楽や芸事に関するお願いが多いですね。
西園寺家が琵琶の宗家であったので、絵馬にも琵琶が描かれています。
「妙音弁財天」の絵馬です。芸事の神様ですから、絵馬も芸術的な絵です。
福寿稲荷神社です。
御所のへそ石 と呼ばれる薬師石
今回の目的の一つは、この石のパワーにあずかろうと思っての参詣です。若いころにぎっくり腰を経験しまして、それ依頼腰痛に悩まされています。少しでも痛みがましになるようにと思ってやってきました。本殿の後ろに鎮座されています。
御所のへそ石と呼ばれます。前面の模様が人の顔のように見えるのですが…
この部分でしょうか?
それともこちら?
石が削れんばかりの勢いですりすりして、私の腰もすりすり。そのパワーに預かりました。翌日の目覚めは腰痛も感じずさわやかでした。
地下鉄の丸太町からすぐなので、京都御苑の静かな雰囲気を楽しんでください。宗像神社、厳島神社と近いので一緒に回れます。
アクセス
- 京都市バス「烏丸丸太町」下車、徒歩7分
- 京都市営地下鉄「丸太町」下車、徒歩7分