北野天満宮末社 伴氏社(ともうじしゃ)
天神さんの境内にある末社で、菅原道真公の母君をお祀りする神社です。子どもの成長と学業成就の信仰に篤い神社です。菅公の母君が大伴家の出身であることから、伴氏社と呼ばれます。
ここの鳥居が変わっています。京都三珍鳥居の一つに数えられます。
何が変わっているのかと言えば...
その1
鳥居の真ん中の額束が、島木を貫通して笠木に至っています。
その2
鳥居の礎石に蓮弁の飾りが彫られています。
では、見てみましょう。
京都三珍鳥居の他の鳥居の記事はこちら
https://www.kyoto-inf.com/guide-kyoto/2017/07/01/posted-itsukushimajinja/
https://www.kyoto-inf.com/guide-kyoto/2017/06/25/posted-kaikonoyashiro/
伴氏社にお詣りする
今出川通りから入って最初の鳥居をくぐり、楼門に行くまでの左手にありますのでお見逃しなく。
石碑を目印に探してください。
駒札です。
伴氏社の全景です。こじんまりとしています。
問題の鳥居ですが、木の枝が邪魔してよくわかりません。
近づいてみると、確かに額束が島木を貫通してますね。
本殿です。
こちらは、鳥居の礎石です。確かに、蓮弁が彫られています。神仏習合の時代に作られたのですね。
鳥居の裏側です。ちょっと隙間があるのは愛嬌ですかね。誰だ、枝を折ったのは...
京都三珍鳥居は、ここと、木嶋神社の三柱鳥居、厳島神社の唐破風鳥居を言います。鳥居めぐりも面白いですね。
修学旅行や、合格祈願で訪れる方が多いと思いますが、ご本殿の菅公だけではなく、菅公のお母さまにもお詣りください。
アクセス
- 京都市バス「北野天満宮前」下車、徒歩2分