百万遍
百万遍と言えば、京都大学ですね。日頃は学生さんが闊歩している百万遍界隈です。自転車に乗ってる学生さんがとても多く、こと留学生の方が多いので、いろいろな国の方が見受けられます。
百万遍知恩寺は浄土宗の大本山です。元弘元年(1331年)空円のとき、京都に疫病が蔓延し、後醍醐天皇の勅命により七日念仏百万遍が行われました。これにより疫病を治めたことから「百万遍」の号が下賜されました。
知恩寺から広がった百万遍ですが、現在では地名としての名前が一般的になり、百万遍が独り歩きして「知恩寺は百万遍にある。」というふうな認識になってます。
交差点の名前も、バス停の名前も「百万遍」です。
15日は手づくり市
さて、日頃は閑散としている知恩寺の境内ですが、毎月15日だけは勝手が違います。
早朝からわんさかと人が集まり、恒例の手づくり市が開かれます。
「素人さんが創った手づくりの作品を発表する場」として京都市在住の臼井さんと榎本さんという方が企画し昭和61年(1986年)から始まりました。
手づくり市ですから、手づくりの物でないと出店が出来ません。仕入れてきた物は販売が出来ないということです。なのでとっても面白いです。アクセサリー、服、編み物、食べ物、陶芸、雑貨、なんでもあれという感じです。見てて飽きません。そしてクオリティーが高いです。
約350店が出展されていて、午前9時頃から午後4時ごろまで老若男女約1万人が訪れとっても賑わいます。
「私が創りました。買ってください。」この何ともストレートなキャッチフレーズ。
この画像は午前8時ごろですが、もうすでに来客があります。
私が、帰りのバスを待っていると、来るバス、来るバスから多くの人が降りてきます。とってもすごい人気です。
知恩寺は浄土宗の七大本山といわれ、境内がとても広いのですが、この日ばかりは所狭しとお店が並びます。他では見つけられないユニークな作品を見つけに行ってみませんか。
観光の方、自分のお土産にいかがでしょうか。とっても京都らしいものがたくさんありますよ。
駐車場や駐輪場がありませんので公共交通機関をご利用ください。
アクセス
- 京都市バス「百万遍」下車、徒歩2分