嵐山の賑わいから少し離れて
名前の通り、角倉了以の角倉一族が建てた稲荷社です。この辺りは角倉了以の屋敷跡とされ、角倉稲荷もその邸内社でした。嵐山の高架橋から東側は静かな一角です。
現在、神社は自児童公園となっています。
あまり大きな神社ではないのですが、邸内社とすると大きな神社の部類だと思います。
角倉了以は、水運の父として、高瀬川や保津川を開削し、その通行税で莫大な富を築き上げた京都の三長者の一人です。
京都市内にたくさんの邸を持っていました。嵐山の邸は、この神社のあたりから桂川(保津川)岸までの広大な邸宅だったようです。
この稲荷社のおかげで、角倉一族が豪商になれたのだとしたら、ご利益が計り知れない神社ですね。あまり多くの人が訪れるところではないので、お願いが成就する確率は高いのではないでしょうか。ぜひともお詣りしてください。
この神社の裏側には、「安倍晴明の墓所」がありますので、一緒に訪れてみてください。
https://www.kyoto-inf.com/guide-kyoto/2017/09/12/posted-abenoseimeibosho/
アクセス
- JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」下車、徒歩10分
- 京都市バス「嵐山・天竜寺前」下車、徒歩10分
- 京都バス「嵐山」下車、徒歩5分