Revisit(再訪)
前回訪れた時には、「白川子ども夏まつり」の最中で、垂れ幕や幟が括り付けられてあり、南側の面の写真が撮れませんでした。
この三条通り白川橋道標は、京都における現存最古の道標ということで、なんかこだわってしまって、再訪することにしました。
写真やTVでよく使われる、白川一本橋(行者橋)の近所です。
夕暮れ時の白川
秋も近づき、朝夕が涼しく感じられるようになってきました。
白川沿いも涼しい風が吹き、さわやかです。
夕暮れ時になり、灯りがついています。
三条通り白川橋です。橋の向こう岸に道標が見えます。
この橋も古く、歴史を感じさせます。
京都市の史跡に指定されています。
北側の面には
三条通白川橋
と彫られています。
東の面には
(是より)ひだり
ちおんゐんぎおんきよ水みち
と彫られています。
前回は見られなかった南側の面がやっと見られましたよ。ああ、我ながらすっきり。
京都為無案内旅人立之
延宝六戊午三月吉日
施主 為二世安楽
と彫られています。
京都に不(無)案内な旅人のために建(立)てたということです。
東海道から京都の方へ来ると、三条大橋が京都の入り口です。その手前約800mのところにこの三条通白川橋があるのですが、この道標で左の方向へ行くと、知恩院、祇園、清水寺に近道だということを教えてくれている道標です。
毎日通っていると、風景の中に溶け込んでしまって、そこにあるのがあたり前で、気にも留めない道標ですが、長いあいだ街の移り変わりをじっと眺めてたたずんでます。
京都市内には、いたるところに石碑や道標があるで、観光の時には気を付けてあちこち見てください。
アクセス
- 京都市バス「東山三条」下車、徒歩3分
- 京都市バス「神宮道」下車、徒歩3分
- 京都市営地下鉄「東山」下車、徒歩1分