中秋の名月
平成29年は、今日、10月4日(水)が中秋の名月です。京都市内のあちこちで観月祭が催されます。
おうちでお月見をするのですが、仕事帰りにちょっと浮気心が出てしまい、下鴨神社の「名月管絃祭」を見てきました。
河原町今出川の交差点で、もうすでに本日の主役のお月さんがこんばんわ。大文字の隣にちょうど見えました。満月ではないのですが、ごっついなぁ。
ということで、下鴨神社に急ぎます。
いつもは裁判所の北側から、糺の森を抜けて参詣するのですが、今日は時間がないのでショートカットして、市バスで「下鴨神社前」まで行きました。まだ、周囲は明るく、秋のすがすがしい夕方という感じです。
きれいですね。これだけでも値打ちがあります。
名月管絃祭
到着した時には神事は始まっていました。来賓の方々が本殿に参詣されています。
管絃祭は、「橋殿」で奉納されます。一番最初は尺八の奉納だったのですが、照明が暗くてきれいな画像が取れませんでした。これは2番目の雅楽です。「越天楽」を奉納されてます。
古式豊かな衣装で、雅を感じられます。
「橋殿」自体はこんな感じです。この下には御手洗社から川が流れているんですよ。
次にお琴の演奏が始まります。少し近代的な「琵琶湖周航の歌」や「椰子の実」などで、周りからも、「これは知ってる。」という言葉が聞こえてきます。
お琴はとてもきれいな音色なのですが、低い位置なので、手元の巧みな糸さばきまでは見えませんでした。
近くで見たいものです。
次は「越前琵琶」の演奏です。
「越前琵琶」の独奏で「那須与一」を奉納されました。
前半の部が終わって、休憩時間になりました。境内を散策します。
お月見
今日はお月見なので、お供えがされています。
舞殿には、すすきが飾られ、月見団子が供えられています。
インスタ映えを意識してか、動物のぬいぐるみが置かれているようですね。それとも何かいわれがあるのでしょうか。
舞殿の上に出たお月さまです。
「神服殿」とお月さま。やっと薄雲が晴れてきました。
とっともきれいです。家にも飾りたいです。
さて、そろそろ帰ることとしましょう。
糺の森から見た、十五夜。良いお月見ができました。
昼間の下鴨神社は、いろいろと紹介されていますが、「名月管絃祭」のような季節行事のある時に京都観光されると、ちょっと人とは違った観光地が見られますし、平安の雅が体験できますよ。
実は、このあと、もっと浮気心が出てしまい、平野神社の「名月祭」にも行ってしまいました。でも、おうちに帰ってからもゆっくりとお月見しましたよ。
アクセス
- 京都市バス「下鴨神社前」下車、徒歩3分