※ 2018年4月に完成した「かめおか 霧のテラス」の追記が後半にあります。晴天時と霧の時の写真もありますのでゆっくり見ていってください。 ※
なんとやら と 煙 は高いところが好き
「雲海」といえば、高い山の上に行かないとなかなか見られませんね。「雲海」ですから、当然、雲よりも上に行かないと見えないですよね。
雲海で忘れられないのが、乗鞍岳。昔は、一般車両も頂上近くの畳平まで乗り入れができたので、平日に休みを取った時には日帰りで行ってました。でも今は、一般車両が入れないため、行くのが億劫で...
で、「雲」がだめなら、「霧」でもいいじゃないか!
「雲」は京都から行くとするとハードルが高いので、「霧」で雲海気分が味わえればそれでもいいと。
「霧」でOKならば、関西で有名なのが「竹田城跡」。でも、ここも一般車両がなかなか入れなくなってしまいましたね。昔は人も来なくて、城跡のすぐ近くまで車でも上がれたのですけど。日がな一日いても、人がぽつぽつ来るぐらいでしたよ。
で、もっと身近なところで、亀岡市の「雲海テラス」へ行きました。最初は「霧のテラス」と表記していることが多かったですが、近ごろは「雲海テラス」と表記されていることが多くなってきました。
亀岡市内 霧
冬になると亀岡市にはよく霧が発生します。霧の発生するのは、「晴」の日で、「風」がほぼないことが条件です。
今日、12月10日(日)は、この条件にピッタリあてはまり、夜明け前から濃い霧に覆われています。
さて、出発です。本当は日の出を撮れれば良かったのですが、連日の仕事で疲れが出てしまい、今朝はさすがに早く起きられませんでした。
でも、大丈夫。8時半ごろでもまだまだ霧の中です。
亀岡市内は霧の中。もうすぐそこは見えません。朝早くには、田んぼからもうもうと霧が立ち上っていくのが見えますよ。
京都縦貫道路の「亀岡IC」から南方向に行き、亀岡カントリークラブを目指して、山道を車で登っていきます。
途中に、「医王谷野球場」というのがありますが、もう少し先です。
途中の道から。ちょっと見えてきましたよ。雲海が。
つきました。「雲海テラス」です。「雲海」ですけど、ほんとは「霧海」ですのでお間違いなく。
雲の上気分が味わえます。
「竹田城跡」のように何か見えればいいのですが、「霧海」だけです。
だいぶんと北の方まで、「霧海」が立ち込めています。
じっと見ていると、実はゆっくりと流れているんですよ。
「霧」の表情が刻一刻と変わっていくので、見ていて飽きません。
霧のないときに撮った写真があれば比較できるのですが、私の立っているところは標高が約400mぐらいだそうです。
周りにはトイレも売店もありませんが、車数台が止められる駐車場所と、木を切り倒して展望をよくした展望台、休憩用の木のイスなどがあります。
結構手軽に「雲海」がみられますので、風のない天気の良い早朝に、一度来てみてくださいね。「亀岡市観光協会のライブカメラ」で霧の状況が確認できますので、見てから来られてもいいかと思います。
霧が発生している時は当然視界が悪いですし、登り路は細い山道です。離合場所もあるのでそれほど苦労しませんが、冬季は凍結の恐れがあるのと、道の端の方には落ち葉が堆積しているのでスリップ事故に気を付けてくださいね。
2018年4月に「かめおか霧のテラス」が完成!!
以前から、パラグライダーのテイクオフ台があったところに、「かめおか霧のテラス」が完成しました。上に書いた「雲海テラス」からもう少し上がって行って、「亀岡カントリークラブ」の門の前の道を右手に行った突き当りです。すぐに記事にしようかとも思ったのですが、やはり自分の目で霧の状態を確認してからにしようと、季節になるまでじっと待ってました。
まずは8月の晴天時に行ってみました。
道のわきに駐車スペースがあるので、車でしたら10台弱ぐらいは止められそうです。
ド~ンと立派な看板ができてますね。
こんな風にテラスになってます。
手前の柵のところは、上の画像のようなパラグライダーのテイクオフ台になってますので、絶対入らないように。台の上は傾斜してますし、滑って落ちると戻ってこれなさそうですよ。
テラスの一番奥に階段があって、下の階に降りられます。
これだけの広さがあれば、ゆっくりと見ることができますね。ベンチもあります。
で、問題の景色ですが...
テラスの右手方向、亀岡市内の中心部です。盆地の真ん中の濃い緑の島は、亀山城跡です。盆地の向こう側の手前の山並みの左は「牛松山」、右の低い方は「明智越え」です。その奥の一番高い山が「愛宕山」です。
上の画像から少し北寄りです。斜め左方向に延びているのは京都縦貫道です。
北西方向を見ると「稗田野町」です。真ん中が「行者山」左の方の高い山が「半国山」です。画像では切れてますが、もう少し左手が「湯の花温泉」です。
眼下には「京都学園大学」が見えます。
と、まぁ霧が出てなくてもけっこうきれいな景色を見ることができますよ。
さて、霧の時は...
2018年10月3日に霧が出たので、さっそく行ってみました。
この看板のような、景色がみられるのでしょうか?
はやる心を抑えながら、いざ「霧のテラス」へ。
おお、見えた、見えた。さすがにきれいじゃないですか。
「霧海」になってます。
「雲海」と変わらない雰囲気ですね。まさに「海」になってます。
ゆっくりと霧が流れていて壮大な景色です。
10月はまだ温かいので、霧が高い位置まで立ち込めますが、冬本番の寒い時にはもっと低い位置に霧が滞留しますので、最初に紹介した「雲海テラス」のような景色になります。
ちょっとした異世界気分が味わえる「かめおか 霧のテラス」、皆さんも一度訪れてみてください。また、よい写真が撮れたら、追加アップしていきます。
アクセス
- 京都縦貫道「亀岡IC」より、車で約10分