天神さんの名物
天神さんの近くにはいろいろなお店があって、お店巡りをするだけでも一日かかりそうですが、天神さんに一番近いお店の紹介です。
近いと言えば、門前というか一の鳥居前が思い浮かぶのですが、もっと近くて境内の中にあります。京都の方はご存知ですね。「長五郎餅」さんです。
「長五郎餅」の境内のお店は、東門を入ってすぐのところです。上七軒の方から歩いてくると東門に突き当たりますが、東門をくぐるとすぐ左手にお店があります。茶店なので、お薄や煎茶でいただくことができますよ。
お店の前で、お持ち帰りの「長五郎餅」が売られています。小さいころから毎月25日の「天神さん」にはよく行きました。お詣りして、いろいろな屋台や陶器、盆栽などを見て回って、最後に買ってもらえるこのお餅が、子供心にとっても楽しみでした。
その横が入り口で、お茶はこちらで呼ばれます。
昔から、天神さんのお土産はこれですね。
6個入からあります。
で、さっそく買ってきました。
天正年間からつづくお餅です。
リュックに入れられ、長距離を歩き、満員のバスの中でもまれたのですが、思ったより崩れていませんでした。ちょっと安心。
もうね、柔らかさが伝わってきますよ。おいしそう。
「河内屋長五郎」という人が編み出した、羽二重餅が有名になり、豊臣秀吉の北野大茶会でこのお餅が目にとまり、豊公から「長五郎餅」との命名を賜ったのが始まりだそうです。
ちょっと、ケースの形がついてしまいましたが、ご愛嬌ということで。
柔らかすぎて、二つに切るのがとっても大変です。
お餅が柔らかいのと、こし餡がしっとりとしていて、とっても上品な味わいなんですよ。
ほんとに柔らかいお餅でおいしいです。お薄をいただくのにちょうどよいお菓子ですよ。私はブラックのちょっと濃い目のコーヒーと一緒にいただくのも大好きです。
北野天満宮の境内のお店は、「天神さん」の行われる毎月25日と、1~3月の土、日、そして天神さんで行事が行われる日のみの営業です。営業は午前9時~午後5時です。
平日は食べられないの?
ご心配なく。近くの「中立売通り」に本店がありますので、こちらでご賞味いただけます。
【長五郎餅本舗 本店】
【営業時間】 午前8時~午後6時
【お茶席】 午前11時から午後3時
【定休日】 原則として木曜日
だそうですので、平日にご参詣される方もこちらでいただいてみてください。
お店の人に聞きましたところ、販売日から2日もつそうです。寒いとお餅が固くなりますので、レンジでほんの少し温めると戻るそうです。
アクセス
- 京都市バス「北野天満宮前」下車、徒歩5分