数多くの「若宮八幡宮」
「若宮八幡宮」と言えば、京都市内では陶器神社で有名な五条坂にある「若宮八幡宮」を思い浮かべますね。この「若宮八幡宮」は、もともと六条醒ヶ井(さめがい)にあって、京都市内を転々と遷移し現在の五条坂に鎮座した神社です。
で、今回訪れる山科には「若宮八幡宮」が二つあります。有名なのは「音羽森廻り町」にある「若宮八幡宮」で、こちらはネットを探せば訪問記がいくつかありますが、もう一つの「西野山岩ケ谷町」にある「若宮八幡宮」は、ほぼ情報がありません。出てくるのは「山科の夜景がきれい」ということぐらい。
なので行ってきました。
国道1号線の「新大石道」の交差点から南へ進みます。すぐに上りになって橋があります。
東海道新幹線を超えます。橋の上の金網には「架線の電圧は2万5000ボルトあるので注意してください。」と書かれていました。おーこわ。
スマホを持っていない私はGoogle Map の倍率の低い地図の印刷を頼りに行きましたので、清水焼団地の中でウロウロと歩き回る羽目になりました。平面の地図で見ると道がつながっていそうなのですが、実際に行ってみると高低差があって降りられないとか、家一軒分道がつながっていないとかで、迂回に続く迂回の連続でした。まあ、日ごろの運動不足解消にはもってこいの試練だったと思います。
最終的には、東山区の「今熊野」から続く「醍醐道」から少し外れたところだとわかったので、何とか到着しましたよ。
「若宮八幡宮」の入り口です。山入端の狭い場所からか鳥居がありませんね。この神社の後ろの山を少し上がると、そこはもう「醍醐道」になってます。
鎖が張ってあるのですが、「車止め」にしているようです。夜景がきれいとネットに出ているので、車で訪れる方も結構いるようですね。
中に入っていくと、どん突きにお社が見えますよ。
手水鉢があります。
「若宮八幡宮」の正面です。
お社の下部(画像では黒い部分)に四角い穴が2つ開いていた跡があります。「お神輿」だったものを、お社として流用したようですね。お供えもされていて、境内はきれいに掃除がなされていました。
今気づいたのですが、神社の出口から見える景色を撮ってきたらよかったですね。あまり高度がないのですが、木が生い茂っていないのでけっこうきれいに山科盆地が見渡せますよ。夜景の景勝地というのもうなずけます。ただ、道が狭くて時々車が通りますので、長時間停車して夜景を見るというのはちょっと難しいですね。
アクセス
- 京阪バス「射庭ノ上町」下車、徒歩12分