まさかの・・・
工事中でした。
最近のBlogで、京都所司代上屋敷跡のある「待賢(たいけん)小学校」や「藻壁門」の対になっている「待賢門」の「待賢」という字を見ていると、「待賢門院」が思い出されます。
「待賢門院藤原璋子(ふじわらのしょうし / たまこ)」の院政期には,天皇・中宮の発願で岡崎の地に「六勝寺」という「勝」の字が入った名前のお寺が6か所建立されました。その6か所のお寺跡で、巡ることができるところを見て回ります。
ちなみに「六勝寺」とは法勝寺・尊勝寺・最勝寺・円勝寺・成勝寺・延勝寺の六つを指します。女院である「待賢門院」が建立した円勝寺は後から付け加えられたもので、当初は「五勝寺」と称されていたそうです。
「六勝寺」のうち、まずは待賢門院の御願寺である「円勝寺跡」を訪れました。場所は岡崎公園の中の「岡崎公園動物園前」バス停のすぐ横です。
(京都市のホームページより拝借)
(京都市のホームページより拝借)
ほんとうは上の2枚の画像のような光景が見られるはずだったのですが…
京都市美術館の整備工事のあおりを受けて防護壁で囲われていましたよ。
ほんとうならば、この真正面に立っているはずなのですが。工事が終わったら、どんなになっているのか確認に来ます。どうか、無くなっていませんように。
「円勝寺」は鳥羽天皇中宮待賢門院璋子の御願寺です。待賢門院璋子は崇徳天皇や後白河天皇の母です。大治3年(1128年)に落慶供養が行われ,一町四方の敷地には堂舎が増築されました。五重の中御塔、東御塔、西御塔の3つの塔が横一列に並んでいたことがこの寺の特徴です。以後たびたび災難にみまわれ,応仁の乱の時に廃絶したそうです。
「六勝寺」巡りは、出ばなをくじかれてずっこけた出発となりましたが、めげずに回りますよ。
アクセス
- 京都市バス「岡崎公園動物園前」下車、すぐ