御所八幡宮社 むし八幡

 京都の真ん中

少し前に「足利尊氏邸・等持寺跡」を紹介しましたが、その足利尊氏が邸内の守護神として勧請したと伝えられるのが、この「御所八幡宮社」です。足利尊氏の「御所」にちなんで、「御所八幡宮」と呼ばれるようになりました。また、尊氏の法名によって「等持寺八幡」とも、また「高倉八幡」とも呼ばれてきました。

もともとは、「堺町御池」の西南角の御所八幡町にあったのですが、戦時中の「御池通り」の強制疎開によってこの地に遷移しました。

御祭神は、応神天皇、神功皇后、比売(ひめ)神の三神で、特に安産と幼児の守り神として有名です。京都市左京区上高野の「三宅八幡宮」と並んで「虫(むし)八幡」と呼ばれ、世間の信仰を集めています。「虫」は文字通りの「虫退治」という意味もあるのですが、子供の「かんの虫封じ」の信仰から来ています。「かんの虫」は「疳の虫」と書き、夜泣き、かんしゃく、ひきつけなどを指します。

御所八幡宮 No2

「高倉通り」を下ってきたのですが、「御池通り」には横断歩道がありませんでした。「間之町(あいのまち)通り」まで行って、横断歩道を渡ります。

御所八幡宮 No3

やっと、正面まで来ました。鳥居の真正面は「初音稲荷」で、本殿は鳥居を入って左手にあります。

御所八幡宮 No4

「御所八幡宮」の石碑が建ちます。

御所八幡宮 No5

「御所八幡宮」の駒札です。

御所八幡宮 No6

鳥居をくぐって右手に「手水舎」があります。

御所八幡宮 No7

「手水舎」には「時誌」が掲げられています。ピントが手前に合ってしまっていますね。失礼しました。

御所八幡宮 No8

「本殿」です。まだ、朝早い時間ですので誰もいませんよ。

御所八幡宮 No9

松の内なので、「門松」が飾られています。

御所八幡宮 No10

中を撮ろうとしましたが、コンデジの悲しさ、手前の格子にしかピントが合いません。

御所八幡宮 No11

「天満宮社」です。前には、ちゃんと「撫で牛」も鎮座しています。

御所八幡宮 No12

「初音稲荷」です。鳥居の奥には、右手に「初音稲荷」と、左手に「金毘羅社」「大宮比賣社」「猿田彦社」という三社の祠もあります。

御所八幡宮 No13

「皇太子殿下 御成婚記念碑」です。昭和34年と書かれていますので今上天皇(平成天皇)のご成婚の時ですね。

御所八幡宮 No14

この「鶴」が気に入りました。飛んでいる感じがいいですね。

毎年、9月15日に近い日曜日に例祭があり、当日は「お神輿の巡航」や、前日の夜には「宵宮」があり、夜店が出たりします。比較的、ホテルや宿泊施設が多い場所に近いので、この時期に合わせて観光されてもいいですね。

アクセス

  • 京都市バス「堺町御池」下車、徒歩1分
  • 京都市営地下鉄「烏丸御池」下車、徒歩3分

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする