京都の真ん中で
「みそそぎ川」と言っても、ピンとこない人が多いと思います。鴨川の河川敷で鴨川と平行に流れる人工的な川です。
この「みそそぎ川」の二条橋近辺でホタルが見られるという情報があったので行ってきました。
まだ時間が早いので、熊野神社の前から丸太町通りを歩きます。上の画像は鴨川に架かっている「丸太町大橋」の上から撮った「旧京都中央電話局上分局」です。ちょうど良い夕焼けですね。
その丸太町大橋の西詰から鴨川の河川敷に降ります。
「女紅場址」の石票の横から降りましょう。
いきなり足元に鴨がいてびっくりしました。もう夕方なので河川敷でじっとしています。
「みそそぎ川」は丸太町通りの少し下流から始まり、鴨川河川敷の西岸を流れている川です。夏の風物詩である「鴨川の床」の下を流れる川です。
上の画像で言うと、正面に見えているのが「二条大橋」で、そのまだ右手の河川敷です。けっこう暗いでしょ。
写真を撮る気満々でみそそぎ川沿いを二条大橋まで行ったのですが、まだ時間が早すぎて、というか周りが明るすぎて、ホタルのホの字も見つかりません。
二条大橋まで来てしまいましたよ。
鴨川河川敷と二条大橋をつなぐ階段です。ここから北側でホタルが見られます。
そろそろ午後8時というときにやっと見えだしました。わかりますか?上の画像の左の方に、申し訳程度に光っているホタルたち。
目の前を飛んでくれると、グリーンの輝線が撮影できます。
手持ちで撮ってます。2,3匹が光ったり飛んだりという状況です。
ピントが合ってないとこんな感じに写ります。
鴨川河川敷の写真ですが、みそそぎ川はこのうっそうと茂った草木の向こう側です。
で、ありがたいことに鑑賞ポイントにはこうして、足場を置いてくれているので、ここから木々の間を通って、みそそぎ川の方に出ます。そうすると、10人程度が立ってホタルを見ることができるスペースがあるので、じっくりと見てください。ただし三脚を立てるほどのスペースはありませんし、入れ代わり立ち代わり人の出入りがあります。当然灯りやフラッシュは厳禁、大きな声も慎みましょう。
みそそぎ川を下流に向かって撮ってみました。光っているのは二条大橋手前の階段のところの街路灯です。
上の画像でもみにくいのですが4,5匹のホタルが移ってます。
乱舞というほどのことはないのですが、肉眼で見るとやはりきれいですね。
みそそぎ川の長さ300m程度の草むらに3~4か所ホタルが集まっているポイントがあります。
そのポイントの各々で数匹が飛んでます。
京都の真ん中で、風流が楽しめるので、少し寄り道程度で見るには十分でしょう。カップルで食事の後にちょっとホタル観賞なんていいですね。
帰りの鴨川河川敷の遊歩道です。きれいに整備されていて、夜でも歩く気になれますね。そろそろ梅雨入りでジメジメとする季節ですが、涼しい夕方に、風流が楽しめたので満足ですよ。
でも、一回ぐらいは「ホタル乱舞」の写真を撮ってみたいですね。
アクセス
- 京都市バス「河原町二条」下車、徒歩3分