やっぱり平安京
京都観光にくる方々は、京都のどの時代に興味を持たれるのでしょうか。
幕末の動乱、維新期の新選組ファンの方も多いでしょうけど、やはり紫式部なんかが活躍した平安時代に興味を持つ方が多いのではないでしょうか。
今日は平安時代の、というより平安京の中心部を訪ねてみます。
平安京の中心部と言えば、「平安宮」ですが、その中の中心と言えば「朝堂院」でしょう。
「朝堂院」は国家的な儀礼や式典、そして一般的な政治を行う場所でした。まさに当時の日本を動かしていた中心地です。現在では「千本丸太町」の交差点辺りです。
通勤の時にバスから降りて写真を撮りました。
市バスの信号待ちの時に撮った「千本丸太町」の交差点です。朝早い時間なので、交通もそれほど多くありません。千本通りを走るバスに乗っています。
市バスを降りて、交差点に向かいます。
道路わきには、三角定規がありますよ。
なんと、日時計でした。台座に書かれている通り「朱雀大路の街」として「千本繁栄商店街振興組合」の建てたモニュメントのようです。ここから北の今出川通りあたりまでは商店街が続きます。
さて問題の「千本丸太町」交差点です。
交差点わきには付近の観光案内図があります。
ありました。「平安宮跡」の案内板です。
で、まさに「朝堂院跡」の解説なんですけど、右側の大事な部分が真っ白け。経年変化で剥げ落ちてしまっています。残念。
で、「平安京オーバレイマップ」から一部切り取らしていただきました。赤く太枠で囲んでいるところが「朝堂院」の外壁です。なので私が立っている「千本丸太町交差点」は「朝堂院」のちょうど、ど真ん中ということになりますね。
「朝堂院跡」の解説のわきにあった「平安京復元図」です。
平安時代には、この地が日本の政治の中心だったんですね。
交差点から少し西に行くと、石票と駒札があります。
某銀行の敷地の隅です。
「平安宮朝堂院跡」の石票です。
「平安宮朝堂院跡」の駒札です。
「千本丸太町」の交差点には「大極殿跡」の説明書きもあります。上の駒札から北に行くとすぐに「大極殿跡」の大きな石碑が建っています。
「大極殿跡」についてはこちらで紹介してますので、よかったら読んでみてくださいね。
上の画像のビルの向こう側には「朝堂院」のお隣に建っていた「豊楽院跡」もあります。
丸太町通り沿いの市バス停留所に来ました。朝からきれいな青空ですが、今日も一日酷暑になりそうです。予想最高気温も38℃とのことなので、熱中症にならないよう気を付けましょう。
アクセス
- 京都市バス「千本丸太町」下車、すぐ