ちょっと珍しい駅
今日はJR嵯峨野線の「保津峡駅」です。
「秘境駅」として紹介しているBlogもありますね。ま、場所的には秘境駅でしょうか。深い山の中で、周りには民家もありませんし、山や川に用事がある人しか来ませんね。それと「水尾の里」には民宿がありますので、そこを利用する人がJRで来るとこの駅が最寄になります。
京都市とベッドタウンの亀岡市をつなぐ交通なので、複線電化されており、電車に乗っているとあまり秘境駅という感じがありません。特に私などは通勤で毎日通っているので、「こんなもんか」で通過していきます。
と、のっけから「保津峡駅」に対して否定的で、期待感のかけらもないような言い方ですが、下車してみると、なかなか発見があります。
いきなり「保津峡駅」です。普通電車しか止まりません。私はたいてい快速に乗るので、いつもは通過です。
このトンネルを出たところがいきなり保津峡駅なんですよ。
電車、発車してしまいました。さいなら~。
人っ子一人いませんよ。がら~ん。
とりあえず、一回駅から出てみましょう。この駅、何が珍しいかというと、ホームのほとんどが橋の上という「橋上駅」なんです。
ホームから降りようと思ったら、反対側の電車が来たのですぐさま戻って撮りました。8両編成ですね。
さて、駅から出ましたよ。「保津峡駅」の駅舎です。
けっこうでっかい橋ですよ。
少し離れた山道を歩きます。写真撮影スポットに行きましょう。
私が訪れたのは5月半ばでしたので、山つつじがきれいに咲いていました。
細い山道を歩いていきます。
で、たどり着いた「保津峡駅」を望める写真撮影スポットです。
「保津川」の水量が少なめの時でしたので、岩肌がよく見えています。この路線ができる前は、現在の「トロッコ列車」が走っている線路が嵯峨野線そのものでした。当時、上の写真のもう少し右の河原に大きな一軒家があったのですが、駅舎などを作るときに取り壊されてしまいました。どんな人が住んでるのかと、とっても興味があったんですけどね。
後で写真の待合所に行きます。
お、また電車が来ました。今度は京都行きの4両編成ですね。
4両編成の時は完全に橋の上で止まっています。
写真も撮ったので、駅に戻りましょう。
あちこちにつつじが咲いていてとてもきれいです。
山道の途中に道路標識があります。
「鳥居本」は嵯峨嵐山の一番北のところです。「水尾」は柚子で有名な山の中の集落です。
5月は緑がきれいで、何はなくとも心が晴れます。
駅前のロータリーまで戻ってきました。
水尾の自治会が運営しているバスが通っています。
駅舎の中です。ICカードが使えます。全然秘境駅らしさが無いですねぇ。今更ながらですが、当然無人駅です。
今度はホームの下をくぐって反対側の下りホームに出ます。
近代的な駅なので、あまり味がありません。
反対側のホームに来ました。
特急が通り過ぎていきましたよ。
下りホームから見た「保津川」です。高さがあります。
先ほど写真を撮った撮影スポットです。
駅のホームからはトロッコ列車(嵯峨野観光鉄道)が見えます。上の画像の右の方には「保津川下り」の船も見えてます。
待合所でゆっくりしましょう。昼間は30分に1本程度の停車があります。
お向かいの待合所もがら~ん。
こちらのホームには誰かやってきましたよ。4両編成の電車の場合はだいぶんとトンネルよりなのでまた戻らないといけません。
ま、それはそれでいいかと思いながら、天気の良い休日を楽しんでます。
駅の周りには何にもなくて、自動販売機ぐらいなのですが、京都駅から20分ぐらいで、秘境駅の雰囲気が楽しめて、水尾の里や嵯峨嵐山まで山道を歩くのも自然が感じられて楽しいところです。
ちょっと足を延ばして「保津峡駅」に来てみてください。
アクセス
- JR嵯峨野線「保津峡」駅