気持ちの良い汗をかく
8月11日が山の日だったので、その日に山登りの話を書こうと思っていたのですが、なんやかんやで書けず仕舞いになってました。
そこで今回は6月に登った松尾山のことを書きましょう。
松尾山といっても、その山だけではなく、「京都一周トレイル」の「西山コース」に沿って歩きました。以前、「嵐山城」を訪ねた時に「西山コース」の一部を歩いたので、完全に始めて歩く道ではなかったことと、割合ときれいに整備されているトレイルコースなので、単独で歩いてみましたよ。
「京都一周トレイル」は色々なコースがあるのですが、「西山コース」はゆっくり歩いても2時間あれば巡れるコースで、けっこうお手軽です。見晴らしのいい場所もあり、ハイキング初心者にはお勧めです。
何を隠そう私そのものがハイキング初心者ですので、山に興味があるけど躊躇している人は一度歩いてみることをお勧めします。でも山をなめてはいけません。それなりの装備を整えて、万全の体調で挑んでくださいね。あくまでも自己責任です。私は責任が取れません。悪しからず。
山田岐れから地蔵院
「京都一周トレイル」の「西山コース」登り口は、渡月橋の少し南のところと、西芳寺川の上流のところのどちらかです。
今回は西芳寺川上流の登り口から入って、渡月橋の近くに下りるという北上コースでアプローチします。
「浄住寺」の道標のある「山田岐れ」から少し西に向かって歩くと、右方向が「地蔵院」、左方向が「浄住寺」と示された十字路に出くわします。このまま西に向かうと「唐戸越え」を越えて亀岡市まで行くのですが、ここで右(北)に向かって地蔵院を目指します。
二つの道標があります。
西に向かうと「唐戸越え」から亀岡市内です。
あちこちに見られる「愛宕山」の灯明です。
北に向かって小さな丘を越えるのですが、丘の頂上に三差路があります。ちょっと寄り道して、右に行ってみました。
と、造成中のところから京都市内がよく見えます。こんなところに住むと毎日気持ちがいいですね。
さて、元に戻って北行します。ほどなく階段が出てきて「地蔵院」の駐車場横です。残念ながら「地蔵院」は端折りまして、こんどはまた西方向に進みます。
西芳寺(苔寺)
すぐに「苔寺」が見えてきます。
「苔寺」は拝観に予約が必要ですので、今見たいといってもすぐに見られるわけではありません。
「苔寺(西芳寺)」の前を流れるのが「西芳寺川」です。
きれいな流れです。
こちらは「苔寺」の拝観時の出口です。
もみじもまだ青もみじですね。
西芳寺川沿いの道
「西芳寺川」に沿って、上流に進みます。
歩いていると「この先行き止まり」とありますが、「車」が通れないだけであって、歩行者は通れますのでご心配なく。
「西芳寺川」のせせらぎを聞きながら歩きます。
竹藪で日陰になるととても涼しいです。
このあたりは「松尾学区古墳群」と呼ばれる古墳が多く出土している地域です。
あちこちに古墳が点在しています。もしかすると山の中にはまだ発掘されていない古墳が眠っているかもしれませんよね。
まだ上流に向かいます。
お久しぶりの「山の神さん」
すぐに「山の神さん」が珍座しています。
「山の神さん」の駒札です。
いつ見てもかわいい字ですね。
昔はこういう、自然の岩石を奉ったのでしょう。
まだまだ進みます。竹藪が続くのですが、日陰と日向のコントラストがきれいです。
途中、「桂坂(洛西ニュータウン)」へのハイキングコースがあるのですが...
道から下りて、いきなり「西芳寺川」をざぶざぶと渡らないといけないので躊躇してしまいますね。で、私もパス。「京都一周トレイル」の登り口はもうすぐです。
京都一周トレイル 西山登り口
さて、登り口到着です。
行き止まりで、車止めがあります。作業用の車以外の一般車は通行止めです。
登山道は続いているのですが、今回はこちらではありません。
車止めの右手が登り口で、ここから斜面に張り付いて登っていきます。
「京都一周トレイル 西山51」の標識です。「京都一周トレイル」はこの標識が事細かく立っているので、そうそう道に迷うことはないと思います。分岐点や何となく間違いそうなところには必ずと言っていいほど立ってます。
さて、登っていきましょう。
きっちりと整備されているので、登山靴ではなくてトレッキングシューズや運動靴でも十分です。
しばらくは登り道が続きます。日頃運動不足の私はヒィヒィハァハァといきなり息が上がってしまいました。でも単独で来ているので、誰に遠慮することなくマイペースで進めます。
振り返ると、下界の緑がきれいです。
展望の良いところへ行こう
どんどん登ります。
登りやすいように木の段が設置されています。
時々このs標識が出てきますので、道を間違っていないという安心感があります。
だいぶんと高度が上がってきました。時々視界が開ける場所があります。
もうじき尾根に出そうですよ。
「双ヶ岡」が見えています。
道の途中にいきなり木のベンチがありますが...
とっても展望がいいところなのですよ。全然人が来ないので長居をして悦に浸ってます。
真ん中の川は「桂川」です。
朝からそこそこの風が吹いたので、遠くまでよく見えます。
お決まりの「京都タワー」です。
ここで30分近くぼ~っとしてしまいました。景色をじ~っと見ていると、自分がこの京都の街の中をうろうろしてるんだと、よく自覚できましたよ。見晴らしのいい場所って最高ですね。自分の足で上がったので、これまた格別の味わいです。
だいぶんと長くなったので、一辺ここいらで切りましょう。
「京都一周トレイル 西山編 その2」に続く。お楽しみに。
アクセス
「京都一周トレイル 西山コース」南登り口
- 京都市バス「松尾大利町」下車、徒歩20分