石票は残ってるが…
先日訪れた「千石荘公園」のすぐ隣です。「千石荘公園」の西側の道路を超えて西に進むとすぐに駐車場があるのですが、その入口に立っていました。
「清水山古墳跡」の石票です。この石票も古そうですね。
清水山古墳は,全長が約60メートルで「横穴式石室」を持つ「前方後円墳」でした。5世紀末~6世紀初頭の首長の墓と考えられています。残念ながら、昭和48年(1973年)宅地開発により破壊され消滅してしまいました。
住宅ブームの走りのころですね。それまでは「西大路通り」から西側なんて、田んぼや畑のオンパレードでしたから。無くなってしまったもののことは言っても仕方がないのでしょうが、せめて発掘調査してから開発してほしかったですね。かつてここに豪族の墓があったことを示す石票が駐車場の門柱の前にポツンとたたずんでいます。
年代から考えると、秦氏ゆかりの人物の墓ではないのでしょうか。でも今となっては歴史の闇の中で、推し量ることはできません。
この「清水山古墳跡」の西南にある、「天塚古墳」は今でも残っていますので、そちらにも行ってみます。
アクセス
- 京都市バス「太秦天神川」下車、徒歩5分
- 京都市バス「猿田彦橋」下車、徒歩5分