薬膳 興味津々
京都民が厄除けに行くというと滋賀県大津市の瀬田川沿いにある立木さん(立木観音:安養寺)にお参りすることが多いです。前回は立木さんを紹介しましたが、今回はその帰りに寄ったお店の紹介です。
以前から立木さんの帰りに一度寄ってみようと、長いあいだ思っていたお店があるのですが、私が行くときにはお休みであったり、大混雑で時間が無くてあきらめたりと、なかなか機会に恵まれませんでした。
私が行きたかったのは「茶館 喫茶去」という薬膳を食べさせていただけるお店です。お店があるのは、瀬田川沿いの名神高速道路のすぐ南側です。
お店横の駐車場に車を止めると、目の前は瀬田川の流れ。駐車場は道沿いにもあるようで、十数台分確保されています。
流水量の多い時なので、ゆったりとした表情の瀬田川です。瀬田川沿いの遊歩道は秋晴れの日差しを楽しんで散歩をする人や、自転車でプラプラと景色を見て回っている人たちで、とってものどかな雰囲気です。
こちらが「茶館 喫茶去」さんです。瀬田川に向かって建っているきれいなお店です。2階席もありますよ。
テラス席もあって、3時のお茶にはちょうど良さそうです。
薬膳や飲茶のお店なのですが、日頃はあまり頂かない種類の食事なので、興味津々です。
お店の中も瀬田川の流れが見える席があるので、人が少ないのをいいことに、厚かましくもで~んと一番真ん中の良い席を陣取ってしまいましたよ。
川の見える生活というのもいいですね。
メニューです。ちょっと見えにくいですかな。「喫茶去」とは「まぁ、お茶を一服おあがり」という意味だそうです。ゆったりとできそうな雰囲気のお店で、私好みです。
メニューを見ていて気になったのが「黒酢湯水餃子」と...
「薬膳飲茶膳」です。
メニューの中には子供さんが喜びそうなものがいっぱい。3時のおやつにはもってこいですね。
中国茶にはいろいろな種類があるのですが、丁寧にその特徴などが記されています。
メニューを見てワイワイやってると、お膳が運ばれてきました。「薬膳飲茶膳」です。
こちらは「黒酢湯水餃子」です。8年熟成の「黒酢」を使ったスープがとってもおいしいです。
薬膳の小鉢が2品と「お粥」です。実はこの「お粥」が絶品で、病気の時でもお粥は拒否する私が、「これはお代わりが欲しい!」と思うほどのおいしさ。これを食べるだけでも値打ちがあります。お粥の中に生薬とかが入っているのでしょうが、何が入っているのか私にはちょっと不明。ところが、それによって「お粥らしさ」が感じられず、「こりゃあ、うまい!」と食が進みます。病気の時のお粥さんがこんなんだったら、一発回復しますよ。
「花焼売」と「季節の肉まん」です。そのままでもおいしいのですが、「黒酢たれ」につけるとおいしさ倍増。今回のお料理のキーワードは「黒酢」ですね。残った「黒酢たれ」は「お粥」にかけると、これまた絶品。
「薬膳ちまき」、オープン。もち米なのでしょうが、五穀米のように色々入っていて、食感から楽しめます。
「紫芋のお酢ドリンク」と「ゼリー」です。
本場の中国料理となると、ちょっと癖があったりして、日頃なじみのない日本人の口に合わなかったりするのですが、「喫茶去」さんの薬膳は日本人好みの風味で、エキゾチックではありますが、違和感なくいただけます。
お店の中には、いろいろなお茶や薬膳に使われる生薬となる「実」が売っています。
お店の方にアドバイスをいただいて「八宝茶」を買いました。楽しみ楽しみ。
「クコの実」や「松の実」なんかも売ってます。生薬の使い方はレシピのシートもありますので挑戦してみてはいかがでしょうか。
さて、薬膳の効果はいかに?
一食いただいただけなので、どっか~んと大きな効果はないのですが、食べた日の夕方から2,3日は胃腸の調子がとてもよく、朝の目覚めもすっきりしていました。
薬膳初体験で、おいしいお昼が頂けてとても良かったです。国道1号線から近いので、寄ってみてください。
アクセス
- 名神高速道路「瀬田西IC」から車で10分 高速道路沿いには瀬田川を渡る橋がないので、唐橋を渡って西岸に出ます。
- 国道1号線 瀬田川大橋西詰から国道422号線を南に5分程