一晩限りのライトアップ
紅葉を目的としたライトアップはいろいろと催されますが、ここはちょっと他とは違っています。年一回、一晩だけのライトアップが催されます。
【岩戸落葉神社『一晩限りのライトアップ』】
【開催日時】 平成30年11月17日(土曜日) 午後5時頃から点灯予定
【開催場所】 岩戸落葉神社
【アクセス】 JRバス「小野郷」下車すぐ
前から気になっていたので、行ってみました。
11月17日(土)は、勤務上は休みなのですが、研修会があったので仕方なく仕事場に向かいます。
せっかくの休みやのに、あこは紅葉してるやろか、ここはどうやろか、写真撮りに行きたいなぁ、と悶々としながら研修会を受けていたのですが、終わったら速攻で飛び出しました。
今日は車で出てきたので、そのまま「高雄」から「周山街道」を走って、京都市北区の「小野郷」を目指します。
「高雄」は紅葉真っ盛りで、道の両側にはきれいな赤になったもみじがたくさん見受けられました。でも、止まることなく「小野郷」へ。
「岩戸落葉神社」がある「小野郷」は、これと言って観光名所があるわけでもない、普通の田舎の集落です。人が来るといえば一年を通してこのイベントぐらいではないのでしょうか。
国道162号線の「周山街道」は、どんどんとバイパストンネルが作られて、とても走りやすくなりました。「小野郷」は昔からある「笠トンネル」の手前です。
開催時間まで、まだ間があったので、一度「周山」の道の駅「ウッディー京北」まで行って、今夜の晩飯となる半額になったお弁当を物色します。それと、せっかくですから地元のお野菜も手に入れます。
さて、もう一度「小野郷」まで戻りましょう。「岩戸落葉神社」は「小野郷駐在所」がある交差点を曲がってすぐ正面にあるのですが、本日はライトアップのために通行止めで、その少し京都寄りにある道から山手の方に入っていきます。
係の人に誘導されて駐車場に着いたのが午後5時15分。もうそろそろ始まるかなぁ、というグッドなタイミングです。
「岩戸落葉神社」の真ん前に来ました。イベント会場となっていて、焚火がたかれ、地元の方々の屋台が出ており、おいしそうなものが並んでいます。
安全のため道路と周辺は灯りがともされていますが、神社そのもののライトアップはまだ始まっていません。上の画像はライトアップ前の画像です。
実行委員会の司会の2人が進行をしており、今まさにライトアップの秒読みが始まるところでした。10、9、8、7...と参加者みんなでカウントダウンして、いざライトアップ。
一斉に境内のライトがともされます。
「イチョウの巨木」が灯りに照らされて、そらもう、すごいの一言。ちょうどいい具合の紅葉かげんですね。
高さが30mほどあるそうです。
神社の鳥居と比べてみると、その大きさがわかると思います。
ライトアップがなければ、ほんとに真っ暗な闇の中なんでしょうね。
実行委員会の進行のもと、この後、次々とパフォーマンスが神社の前で行われました。
最初はみんな遠慮していたのですが、徐々に神社の中に入っていって写真を取り出します。インスタにもたくさんの写真がアップされていたのではないでしょうか。
境内一面、まっ黄っきのイチョウの絨毯です。ふかふかとした感触が足に伝わります。
境内の中から見たイチョウの木。
こちらが「岩戸落葉神社」の本殿です。
境内には4本のイチョウの木があって、2本ずつ時期が少しずれて紅葉、落葉するそうです。境内の中の2本が落葉した後で、外側の2本が紅葉という、とってもいい日のライトアップとなりました。
みなさん、周りの方々を配慮してか、遠慮気味に写真を撮っています。
苔むした手水鉢にも、イチョウの葉っぱが降っています。
紅葉ライトアップというと、どちらかといえば見るだけのところが多いですが、地域の活性化イベントとして開催されるライトアップも楽しくていいですね。
少し交通の便が不便ではありますが、午後8時前に京都市内行のJRバスすぐ近くの停留所に来ますので、来年は皆さんも見に来てください。駐車場も広い場所が無料解放されていますので車でも心配いりません。
「岩戸落葉神社」は、第61代朱雀天皇の第二皇女「落葉の宮」を祀った神社であり、「源氏物語」にも登場します。今度は昼間の紅葉も見に来ましょう。
アクセス
- JRバス「小野郷」下車、すぐ。