現地探索
京都の観光地として有名な「真如堂」や「金戒光明寺」は、私の職場から近いので良く訪れます。よく訪れるのですが、どちらも境内が広いので、どこに何があるかの把握はなかなか難しいです。
今回は、以前からGoogleMapを見るたびに気になっていた「今井庄治郎君碑」というのを探しに行きます。
上のGoogleMapの位置では、私が良く通る道なのですが、いくら思い返してみても、墓地の中なので、墓石の記憶はあれど、「碑」となるようなものの記憶はありません。
まぁ、確かにボーっとして歩いているので、見落としているのでしょうが、家で地図を見るたびに「今度通ったときには確認しよう。」と、帰宅してから思う始末。
視界に入ってないのなら、そんなに大きなものでもないでしょうし、史跡、旧跡的にも有名でないものでしょう。
わざわざ見に行くのもなぁ...
と思っていたのですが、やっぱり気になりだしたので行ってみます。
例により京都市バス「真如堂前」から東参道を上がります。すごい坂と階段なのですが、バス停からは一番近いアプローチでしょう。
「真如堂」から「金戒光明寺」に向かいます。
この辺なんだけどなぁ、とスマホを持たない私はプリントアウトしてきたGoogleMapを頼りにウロウロと徘徊。墓地の中をぐるぐる。 どうみても変な人...
GoogleMapも時々微妙に場所がずれていることもあるしなぁ。で、範囲を広げて探すこと20分。全然発見できなくて、振出しに戻って探索開始場所に戻ってきました。
「灯台下暗し」とはこのことで、ほぼ探索開始地点に近いところで発見しました。
「今井家之墓」が無かったら、いつまでたってもわからなかったでしょう。う~ん、何と言ったらいいのか...
わざと隠しているのではないのでしょうが、全然気づきませんでしたよ。上の画像では、頭の部分がちょろっと見えていますね。
これですよ。「今井庄治郎君碑」。碑文の全文は見えませんが、手前の木々が無ければしっかりと確認できそうです。
「今井庄治郎」氏は河原町夷川で石材商を営んだ人で,北白川の石工の業界団体である「石工共和組」の設立者だそうです。このような立派な石碑が建っているというのは、よっぽどの功績があったのと、人望が厚かったのだと思います。
周りはお墓がいっぱいで、気の弱い人にはお勧めできません。私も日が暮れてしまうと、小心者なので行けそうにありません。
アクセス
- 京都市バス「10」下車、徒歩分