天気がいいので歩こう
「七条通り」は通り沿いにいろいろな建物があったりして、歩いていると面白いです。
人通りが多いのは、「七条商店街」と東西の「本願寺」がある「堀川」、「烏丸」あたりです。その他のところは、交通量は多いのですが、歩道を歩く人は少なめで、写真を撮りながらぷらぷら歩くにはもってこいの通りです。
3月16日(土)からJR嵯峨野線に「梅小路」駅が開業するので、「京都鉄道博物館」は当然のこととして、「七条通り」の「梅小路公園」界隈も人通りが増えることが予想されます。「梅小路公園」は「京都駅」から少し離れているので、ちょっと不便なところでしたが、イベントが良く開かれているところで、昔は「木下大サーカス」なんかが来て、子供さんたちには夢のある場所でした。現在は「京都水族館」、「京都鉄道博物館」と大がかりなアミューズメントが立ち並び、京都以外からの人々がたくさん訪れています。
今日は天気がいいので「梅小路公園」から東に向かって「七条通り」を歩きました。
はっきり言って、「七条通り」で「観光地」と呼ばれるのは「西本願寺」と「東本願寺」ぐらいで、はるか遠くの東山まで行けば「三十三間堂」や「京都博物館」がありますが、あまり目玉となるようなネタはありません。でも建物なんかは面白いですよ。
これは「きょうと和み館」と呼ばれる建物なのですが、これは大正3年(1914年)に「京都のたばこ王」と呼ばれた「村井吉兵衛」が創業した「村井銀行」の「七条支店」だった建物です。
こちらは仏具屋さんなんですけど、昔からの木造住宅での3階建てです。最近、土地が狭くて仕方なしに3階建てにしている狭小住宅がありますが、こちらはデンと構えた3階建て。通りでは2階建ての住宅が多い中での3階建てなので目立ちます。
「烏丸通り」の手前にあったモニュメント。
「8630」とありますが、「国鉄8620形蒸気機関車」のモニュメントです。日本で初めて本格的に量産された国産旅客列車牽引用の蒸気機関車です。「ハチロク」と呼ばれて親しまれてきました。これも大正3年(1914年)の「8620」から、昭和4年(1929年)の「88651」まで672両もの車両が生産されたそうです。
その11両目である「8630」は、京都鉄道博物館」に保存されています。営業路線上を運行することは不可能なのですが、館内の線路上で「スチーム号」を牽引して走行することがあります。私も「梅小路蒸気機関車館」の時代に子供と一緒に乗りました。
市バスに乗っていると、一瞬で見落としてしまう風景が、ゆっくり歩くことで大きな発見につながります。
アクセス
- 京都市バス「烏丸七条」下車、徒歩すぐ。