1粒で2度おいしい、いや3度おいしい?
ご年配の方ならご存知と思いますが「1粒で2度おいしい」というキャッチフレーズはグリコのアーモンドチョコでしたよね。最近はグリコという名前で通ってますけど、昔は「江崎グリコ」って宣伝してました。(今でも正式名称は江崎グリコ株式会社です。)
さて、今日は「1粒で2度おいしい」京都の史跡です。2度どころか「1粒で3度おいしい」史跡なんですよ。
今日、向かうのは、昨年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の主人公、「西郷隆盛」が京都に住んでいた時の住居跡です。
まずは行ってみます。
今出川通りの北側の歩道を「同志社前」のバス停から東に向かうと小さな三叉路になっているところに出くわします。
何を隠そう、この通りは以前「大正5年」の京都で一番古いであろうマンホールがあるところとして紹介した道です。
このマンホールに行く前に今回の石票があります。
どん突きまでの半分ぐらいのところに建っている「此付近 西郷隆盛邸跡」の石票と案内書きです。
とっても新しいでしょ。昨年の11月に建てられたようですよ。やはり大河ドラマの影響なのでしょうか。
で、なんで「1粒で2度おいしい」かって?
石票の北面を見ると...
「湯川秀樹一家寓居跡」でもあり...石票の南面を見ると...
「従是西北 相国寺七重塔跡」でもあり、「1粒で3度おいしい」史跡の場所です。
室町時代、三代将軍「足利義満」によって建立された「相国寺七重塔」は360尺(約109m)の高さがあったというので、それが本当なら歴史上日本で一番高さがあった木造建築になります。またこの石票の後ろに塀が見えている真宗大谷派の「円覚寺」はノーベル物理学賞を受賞した「湯川秀樹」先生が幼少時に住んでいたところだそうです。
「改正 京町御絵図細見大成」には現地が「下タウノダン丁(下塔之段町)」と記されており、七重塔の基壇があったことを示しています。
京都観光の人たちが絶対来ないような場所でしたが、こんな歴史がある場所だったんです。そんな場所に石票や案内板が建って、世間一般に知らしめられるようになったということは、NHKの大河ドラマも歴史研究に対しての影響力が大きいということでしょうね。
かつて日本で一番高い木造建築である「相国寺七重塔」が建っており、幕末、日本を大きく動かした「西郷隆盛」や、日本人として初めてノーベル賞を受賞した「湯川秀樹」が住んでいたこの場所は、出世や大願成就にとっても縁起のいい場所ではないでしょうか。京都御苑の北側なので、近くに来られたら一度当地を訪れてみてください。なにかのご利益がいただけると思いますよ。
アクセス
- 京都市バス「同志社前」下車、徒歩5分