苔のきれいな季節
今日はマイナーな神社の紹介です。
場所は京都府亀岡市。国道9号線を北に向かって走っていると、「犬飼川」に架かる橋の付け替え工事をしています。旧橋は50年以上前からある橋だったと思います。以前は亀岡市の市街地を抜けて国道9号線が一直線になっている途中で、なんかこの橋のところだけが狭くなっているという印象があったので、よく覚えているところです。
昔は日本通運前の交差点も無かったので結構な距離を信号なしに走れる直線道路でした。今現在は橋の付け替えを行っているので、西側に大きく膨らむように迂回しています。
その迂回しているところから見ると、西側に神社が見えるので行ってきました。
国道9号線は「犬飼川」を超えるので、ここから土手の上まで高くなっていきます。で、目的の「若宮八幡宮」はその下の方です。工事が始まるまでは国道9号線から離れていたので、木が植えてあるなぁ、ぐらいにしか思ってませんでした。
北隣は「亀岡市造園事業協同組合」です。
国道9号線から見ると、鳥居が見えます。
下に降りてきましたよ。
「若宮八幡宮」の鳥居です。
なんかすごいですね。鳥居に直接「若宮八幡宮」と貼り付けられていますよ。
おお、この苔むした雰囲気、何ともたまりません。雨の日に来てみたいですね。
本殿前に来ました。国道9号線を走る車の音が少し聞こえますが、とっても静かです。ほんでもって、ご覧の通り、だ~れもいません。
とてもシンプルですね。本坪鈴やお賽銭箱もありません。境内もそうですが、とても手入れが行き届いた雰囲気です。
中に本社が見えます。
現在のGoogleMapには載ってませんし、Webでもほとんど情報がありません。
創祀は正徳三年(一七一四)。
御祭神は応神天皇。
並河惣兵衛が建立し、並河一族がお祀りする。一三世紀末、千葉相馬弥平次胤宗と奥羽の相馬城主五代の弟六郎範胤等が上洛したが、胤宗が討死したため建武元年(一三三四)に並河村の地に住んだのが並河一族の始まり。相馬一族が千葉奥羽ともに一族の守護神として八幡宮を祀つてゐるのに因み、男山八幡宮の分神を祀つた。
と、一つのホームページに載ってましたが、検証の手立てがありません。
国道9号線もなかったころは、田園の中にポツンとある神社だったんでしょうね。苔むした雰囲気が、とっても日本の田舎を連想させる良い神社ですよ。心が落ち着きます。
アクセス
- 国道9号線 「犬飼川」南西