日本全国大捜索?
さて、先日、上賀茂から西賀茂にかけて歩いてみたのですが、私はいつも紙の地図を頼りに歩いています。スマホはあるのですがSIMはないのでWiFiのみです。(はっきり言ってあんまり役に立っていない...)「WiFiのみですぅ!」なんて大きな顔して言えたことではないのですが、貧乏なので仕方ありません。今使っているガラケーはもうすでに10年以上は故障しないSony-Ericsonのモデルです。実はほぼ使わないので、いまでも電池が一週間以上持つんですよ。ほんでもってなんかのキャンペーンでさらの予備電池をもらったので、まだまだこれからもこのガラケーで行けそうです。でも最近、あと3年ほどでCDMA1のサービスが終了するのでスマホにしろというメールやDMがくるようになりました。今の電池の持ちでいうとまだ10年ぐらいは本体が使えそうなんですけど...もったいない。
なので、外出して神社仏閣や史跡・旧跡をめぐるときには、GoogleMapを印刷して持っていきます。枚数がかさばるといやなので、地図の倍率は低め、目の粗い地図で目標を探しています。
んで、これがまた面白い。有名なところは近所に行くと標識や道案内があるので、地図を見なくてもほぼ間違わずに到達できます。でも、全然面白くないんですよ。行けた当たり前、いけなかったらどこ見てるのという感じです。
有名でないところ、あまり人が行かないところは地図を頼りによろ付くわけですが、この「探す」という行為がとんでもなく面白いです。途中で道が無くなっていたり、地図ではつながっているように見えても微妙にずれていたりと、現場に行って初めてわかる微妙な違い。手間のかかることが多いですが、到達したときの充実感はこちらの方が一入(ひとしお)です。
前置きは、こんなぐらいにして、今回は西賀茂の西の山の山腹にある「日之出稲荷社」を探しに行きます。
持って行った地図はこれぐらいの倍率です。この地図に、本日めぐる目標を手書きで書きこんでから行きます。「日之出稲荷社」は上の地図には載ってませんが、「京都市立西賀茂中学校」の南西すぐのところにあります。
私は、「上庄田第二公園」の東側の住宅街から歩きました。一番左側(西側)のある山際の道に行きたいのですが、南下して行っても西から2番目の道は山側へ行く分岐の道がなく南へ南へと続きます。一番西の道が山の中腹なので、上がっていく道がないんですね。目標からとんでもなく南に来てしまいましたが、一番西の道に入れました。
でも、西賀茂中学校の南西角につながる道に行くにはまだまだ南に行ってからでないと(つまり目標である「日之出稲荷社」から離れないと)合流できません。
そこで、地図を見ると「西賀茂中学校」の西側に細い道が見えるようです。なので、「西賀茂中学校」の北側へまわり、「西側の道」を通って「日之出稲荷社」に行きましょう。
今度は一番西の道を北上です。さっき歩いた西から2番目の道を見下ろしてずんずん歩きます。西賀茂中学校の東北の角に来ました。
で、西に向かって坂を上り始めたのですが...西賀茂中学校の入り口があるだけでどん突きです。中学校の西側はすぐに急斜面の林です。汗ダラダラ...あつ~。
仕方ないので中学校からはだいぶんと南の方に下って「東海自然歩道」の玄琢へ向かう道と一緒に歩きます。とほほ...
で、山側に上がっていくと...
住宅街にある道の中でも、唯一舗装されていない道を歩いて行かないといけないようです。もう疲れて、とぼとぼと足を引きずります。こんな道がしばらく続きますよ。
もうそろそろあかんわ、と思ったころに石票発見。でも「袋中庵墓地」とあります。「日之出稲荷社」ではなさそうです。おお、なんてこったい。
と、その墓地の入り口の手前に何やら見えますよ。
おお、これが「日之出稲荷社」ではないでしょうか。
近づくと、どうもお社のようですね。
大当たり。「日之出稲荷社」で間違いありません。
やっと到着しましたよ。
「西賀茂」の山腹に鎮座する「日之出稲荷社」です。
神額に「日之出稲荷社」とあります。
ちらっと、社殿の中をのぞくとご神鏡が見えますね。
「日之出稲荷社」は創祀、変遷とも不明です。京都では「錦天満宮」にも「日之出稲荷社」がありますが、大分と離れているのであまり関係ななさそうです。
この神社も古そうです。昔々から西賀茂を見下ろしていたのでしょうね。
この隣の「袋中庵墓地」も気になりますので、ちょっと見に行きましょうか。
アクセス
- 京都市バス「西賀茂車庫」下車、徒歩15分