久我神社 (北区紫竹) 航空安全

八咫烏(やたがらす)

今日はちょっと変わったご利益のある神社を紹介します。

なんと「航空安全」のご利益がある神社です。飛行機に良く乗る方必見の神社ですよ。

残念ながら、私はめったに乗りませんけど。ご縁がありませんね。

訪れたのは「久我神社」。京都市北区の紫竹(しちく)にある神社です。同じ漢字の「久我神社」というのが伏見区の久我にあるんですが、読み方が異なります。

北区にある今回の神社が「くが」神社で、伏見区にあるのが「こが」神社です。同じ京都でも読み方が違うんですよね。

とりあえず行ってみましょう。

私は、「大宮交通公園」から「玄以(げんい)通り」を歩いて行きました。

久我神社_北区紫竹 No2

もうじき「大宮通り」というところで、「玄以通り」の南の方に森のような木々が見えました。多分あれでしょう。通りを渡って行ってみましょう。久我神社_北区紫竹 No3

お、鳥居が見えました。間違いなく神社です。

久我神社_北区紫竹 No4

なぜか神社の前だけ道が広くなってますよ。

久我神社_北区紫竹 No5

やってきました「久我神社」です。なんか、軽トラが何とも言えないほのぼのしさを醸し出しています。

久我神社_北区紫竹 No6

「久我神社」の石票です。

久我神社_北区紫竹 No7

駒札には「八咫烏 航空 交通 安全守護」とあります。

久我神社_北区紫竹 No8

京都市が建てた「久我神社」の案内書きです。

久我神社_北区紫竹 No9

さて、境内に入りましょう。軽トラのあるところは、よく見ると「拝殿」のようです。どうも工事中なのですが、昨年の台風の影響なのでしょうか。

久我神社_北区紫竹 No10

昔、この辺りには「大宮の森」と言われる大きな森が広がっていたそうです。今は境内だけになりましたが、巨木が残っています。

久我神社_北区紫竹 No11

社務所と手水舎が合体してます。

久我神社_北区紫竹 No12

この井戸、使われているのかなぁ。それとも水道かなぁ。

久我神社_北区紫竹 No13

「二葉葵(ふたばあおい)」です。

久我神社_北区紫竹 No14

境内に残る御神木の切株。

久我神社_北区紫竹 No15

樹齢が600年はあったであろうと思われるケヤキの木です。

久我神社_北区紫竹 No16

工事中の拝殿から本殿を拝みます。

久我神社_北区紫竹 No17

工事用のシートで覆われているのですが、この暗さは良い雰囲気を出してますよ。

久我神社_北区紫竹 No18

「航空安全」と書かれた絵馬。字の青がまぶしいです。

久我神社_北区紫竹 No19

「十二社順拝 永楽講」と書かれた絵馬。

久我神社_北区紫竹 No20

ご祭神は「賀茂建角身命 (かもたけつぬみのみこと)」です。

久我神社_北区紫竹 No21

「賀茂建角身命 」は「賀茂県主(賀茂氏)」の祖神と言われています。「上賀茂神社」のご祭神である「賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)」の祖父にあたり、「神武天皇」の東征で先導した「八咫烏(やたがらす)」と同一視されています。なので、表の駒札にも「八咫烏」と書かれていたのですね。

「八咫烏」とは、「素盞鳴尊(すさのおのみこと)」のお仕えで、日本を統一した「神武天皇」を、大和の橿原まで先導したという神武東征の故事に習い、「導きの神」として篤い信仰があります。「八咫」とは大きく広いという意味であり、「八咫烏」は太陽の化身です。天・地・人をあらわす三本の足があります。

久我神社_北区紫竹 No22

「八咫烏」が祀られているので、道案内から道中の安全を守るということで、「交通安全」「航空安全」のご利益が篤いと信仰されています。「烏」ですから、「航空安全」はご利益ありそうですね。

久我神社_北区紫竹 No23

おっと、見落とすところでした。「上賀茂神社」の摂社の銘板もありました。

久我神社_北区紫竹 No24

「本殿」を横から撮ってます。

久我神社_北区紫竹 No25

美しいです。

久我神社_北区紫竹 No26

私が入ってきたのと反対側(東側)の大宮通りにある入り口です。

久我神社_北区紫竹 No27

「大宮通り」と名のつく通りですから、こちらが本当の入り口なのでしょうね。久我神社_北区紫竹 No28

東の鳥居のそばにある「久我神社」の石票です。石票に「史跡」とありますね。昔から境内は「大宮の森」と称されているのですが、敷地内には現在もその面影を伝えるケヤキの巨木もあり、ご由緒も古代豪族である「賀茂氏」の移住の伝承を伝えており、京都の歴史を明らかにする環境を良好に残しているとして、京都市指定史跡に指定されてます。

周囲の環境は変化していますが、境内には昔からの京都が残されています。市街からは少し離れていますが、北の方に来ることがあれば、ぜひ一度足を運んでいただきたい神社です。航空マニアの方も訪れてみてはいかがでしょうか。

アクセス

  • 京都市バス「下竹殿町」下車、徒歩3分

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