祖谷渓谷
「祖谷(いや)渓のかずら橋」で休憩して、ああ、四国に来たという実感がわいてきました。
この「祖谷渓谷」には「二重かずら橋」というのもあるんですけど、ちょっと遠いのでまた来ることがあったらよることにしましょう。それよりも「祖谷渓谷」で見たいものがまだ2つあります。
ということで、「祖谷渓谷」の細い道を北上して行きます。
どこも建物は山の斜面にへばりつくようにして建てっています。
「大歩危」から「かずら橋」までの道はけっこう整備されていて走りやすい2車線です。
でも、「西祖谷」からR32号線の「祖谷口」までは、狭い1車線道路です。慣れた人なら特に問題なく走れるぐらいのすれ違い場所もぽつぽつあるので、場所によってはバックして道の譲り合いが必要でしょうけど、狭すぎて走れないような道ではありません。
そんな「祖谷渓谷」を走ってきて、第1の目的地に到着しました。
山道の途中にいきなり案内板が建てられています。上の看板の「現在地」が第1の目的地です。
ここは「祖谷渓の ひの字渓谷」です。
「祖谷川」が山の尾根の周りをぐるっと迂回してるので、川筋が「ひ」の字になっているところです。上の案内板に示されているよりももっと「ひ」の字が顕著ですよ。
広角が24㎜までなので尾根の上から「ひ」の字の部分の全景は入りきりません。
こんな鋭い渓谷が崩れもせず存在しているのが珍しいですね。多分、登れと言っても登れないぐらいの急峻な斜面だと思われます。こんな自然が当たり前の様にある四国はすごいですね。
まだまだ「祖谷渓谷」を北上していきます。
祖谷の小便小僧
「ひの字渓谷」から10分ほど走ったでしょうか。「祖谷渓」第2の目標地に到達しました。
狭い道路を走っていると、いきなり「小便小僧」が立っています。
陶器の置物かと思ったらそうでもないようです。
れっきとした観光地になってます。
そらもう、断崖絶壁の上。
狭いですが、一応は車の駐車スペースが設けられています。
「危険ですので柵を乗り越えないでください」とあります。いや、本当に危険ですよ。岩が少し張り出しているのですが、足を滑らすと断崖絶壁から200m程度下まで落ちていくのではないでしょうか。
これは「祖谷渓の小便小僧」という立派なアートです。50年以上前からここに在るんですね。
山並みの見える絶景の場所から立小便するというのはとっても気持ちのいいことでしょうけど、ちょっと根性がいりますね。
なんでか知らんけど、お賽銭のごとく硬化がたくさん投げられています。ここに名前を彫ったバカもいるようです。バカが落ちるのは本人の勝手ですが、事故が起こって観光地が閉鎖されると他の方が迷惑をこうむるので、くれぐれも柵を超えないように。
もともとは旅人や道路工事の人が度胸試しにここで用を足したことが始まりのようですね。落ちて亡くなっている人もあるでしょう。
最近はSNSとかの投稿などで有名になって、休日にはたくさんの人が訪れるようです。道と並行するように車2,3台程度の駐車スペースはありますが、なんせ狭い道なので、車が止まっているとUターンは絶望的です。ほんでもって、対向車があると行き違いで苦労しているようですので、見に行く人は小さめの車で行った方が楽ですよ。
まだまだ「祖谷渓谷」は続きます。細い道を安全運転で北上してR32号線の「祖谷口」まで向かいます。
「祖谷渓谷」を堪能した後は、まだまだ北上して徳島県の海側に出ます。そう、次もSNSとかでよく投稿されている場所ですよ。
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アクセス
- R32号線「祖谷口」から車で50分程度
- R32号線「祖谷口」から車で40分程度