ぼうごこう...? 防護工...?
今日は、あんまり歴史や風景に関係ない記事ですよ。どっちかというと私のフェチ(フェティシズム)に関することなので、みなさんにはあんまり興味がないかもしれませんね。
世の中にはいろんなフェチがありますが、「フェチ」という言葉は、昔はどちらかというと病的な感じで使われてましたね。最近はライトな感じで、他人との嗜好の違いなんかもフェチと言ってしまうことがあるようです。
私のフェチなんですけど、別に病的なものではなくて、どちらかというと「他人と違った嗜好」程度のことなので、そんなに強いこだわりはありません。今回は建物というか建築物に対するフェチです。
まえまえから、記事にしていますが、建築物の中でも、物と物が交差する構造に心惹かれます。ほんでもって、そこをしたからくぐるという行為に興味があります。どんな なってんのやろ?という好奇心ですね。
今回はJR東海道本線と道路(須原通り)の交差部分(架道橋)です。
京都駅前を通っている「塩小路通り」から「須原通り」を南下します。とすぐに道路が下がっているのが見えますね。
やってきました、「須原通り」の架道橋です。開削潜過になってますね。
よくみると、「ぼうごこう 2」て書いてあります。「ぼうごこう」って何? さっそくくぐってみましょう。わくわくします。
架道橋の天井はこんな感じです。桁下2.4mとありましたので、普通車ならば天井に荷物を載せていない限り余裕で通れそうですね。橋桁の天井にもこすった跡は確認できませんでした。この橋桁の上には東海道本線など(琵琶湖線、湖西線)が通ってます。東西の大動脈です。
一つ越したと思ったら、また出現。オオマイガッ! たまりませんね。しかも「登ってくれよ!」とばかりに、石段まで用意されているではありませんか。
石段を上りたい心を少し押さえて、とりあえず向こう側まで突き進みましょう。「自転車を降りて通行して下さい」と書かれています。車道は桁下2.4mですが、歩道部分はもっと低いです。夜間、チャリで走ってくると、橋桁の鋼鉄で前額を強打して卒倒しそうな感じです。灯りもないし...
こちらの橋桁は「奈良線」です。京都駅から出発して右カーブになっているところです。そんなことでも興奮します。
で、通り抜けると、一番上には「東海道新幹線」の高架が! おお、1粒で3度おいしいではないですか。しかもちょうど新幹線が来たし。
よく見ると、現在の「奈良線」の南側にも線路があったようですね。橋桁がかかっていたであろう痕跡が残っています。
「奈良線」も電車が来ましたよ。
「奈良線」の橋桁の下から上を除くと、枕木と線路が見えますよ。またまた、大興奮です。
前にも書きましたが、私は 鉄っちゃん ではないのですが、小さいころから線路が大好きです。鉄道関係でいうと「線路フェチ」とでもいうのでしょうか。
さて、先ほどの石段に登ってみましょう。
おお、良く見えるではないですか。左の「奈良線」の線路と「東海道線」の線路が合流するところです。またまた、大興奮×2ですよ。
「琵琶湖線」「湖西線」の方はひっきりなしに電車が通ります。
いやぁ「下からくぐるフェチ」も「線路フェチ」も充足されて、とっても幸せですよ。
で、元に戻って「ぼうごこう」って調べてみましたが、やはり「防護工」が正しいようですね。最初は「防護構」かと思ってました。橋桁に車などがぶつからないように守っている部分のことだそうです。
みなさんにとってはあんまり興味がなかったですか? 何かの下をくぐることがあったら、どんな なってんのやろ? と、ちょっと上を見上げてください。もしかしたら、新しい発見があって至福の世界が訪れるかもしれませんよ。
アクセス
- 京都市バス「塩小路高倉」下車、徒歩10分