路面電車
私は小学校の3年生まで京都市内に住んでいました。場所は西大路太子道。
もう今から50年ほど前なのですが、当時は市電が走っていたので「路面電車」がある生活が普通の光景でした。小さい頃には東京や大阪に行っても路面電車が都市交通のメインだと思ってたので、小学校1年の時に東京へ行ったら、バスばっかりで電車が走っていなくてがっかりしました。都電があったのでしょうが、都電の走っているところへは行きませんでしたので、京都が他とは違うのだと感じた最初の出来事でした。
京都の路面電車は市電が一番はびこっていたのですが、その他にも京福電鉄や京阪電車の路面電車が走ってました。今、路面電車で残っているのは京福電鉄のなれの果てである「嵐電(らんでん)」ぐらいでしょうか。今でも、「京福電気鉄道 嵐山線」なので、なれの果てと言っては語弊があるかもしれませんね。
先日、そんな歴史の名残のような「嵐電」に乗りましたので、紹介しましょう。ただし、あまりBlogで紹介しようという気はなかったので、大した写真はありませんよ。
私が乗ったのは「西大路三条」から「車折神社」まで。「西大路三条」のホーム上り口です。無人駅なので「改札」とかありません。
階段を上がるといきなりホーム。昔からあるごく普通の古いホームです。
列車案内の時計は大字。デジタルのなせる業ですね。
日中は10分に1本程度の便があります。
「嵐電」は全線均一運賃で大人\220-です。市バスの均一運賃が\230-なので、張り合っているんでしょうね。
ホームから見た「西大路三条」の交差点。嵐山方面から三条通りに沿って来た線路は、交差点の真上で南方向に曲がっていきます。
で、「西大路三条」の反対側のホームがこれ。この黄色いところ。ここから三条通りのど真ん中を走るので、ホームは道路の真ん中です。信号が青のときに横断歩道を渡ってホームまで行きます。
こっち側のホームが近代的に見えてきましたよ。
西大路通りを渡って電車が来ました。
行ってしまいましたよ。さようなら~。この先の終点は「四条大宮」です。
お、今度はこちら側に電車が来ました。
一両目の後ろから乗りました。後ろ乗りの前降りです。子供のころはこれが見たくて見たくて仕方がなかったのですが、今でも変わりませんね。メーターの針が動くとわくわくします。
車内は座席が9割程度埋まる感じでした。顔が写るので天井部分だけ。
「西大路三条」のホームです。まだ、この幅なら立って電車を待つことができますね。
で、これが「山ノ内」のホーム。ここで待てと言われても無理ゲーですね。電車が止まると信号が変わって歩道からホームに渡れるようになっています。
「三条通り」の「天神川」手前で路面区間は終わりです。
「車折神社」で降りました。連結器です。シンプルですね。
電車、出発。あと三駅で終点の「嵐山」です。
さようなら~。ここはホームにでっかい信号機があります。ま、これは見落とさないでしょうね。
ホーム出口の真正面は「車折神社」の裏口です。
せっかくですから、初詣にお参りしていきましょう。ここには有名な「芸能神社」もありますので、一度訪れてみてください。
アクセス
- 嵐電 西大路三条駅