麒麟がくる 坂本城址公園

大河ドラマと街おこし

今度の日曜日から今年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が始まりますね。すったもんだがあって2週間遅れの放送となりますが、さて、どんな出来になってるんでしょうか。

明智光秀公とは縁の深い亀岡民である私は今から放送が楽しみで仕方がありません。裏番の「ポツンと一軒家」とどんなバトルを繰り広げるのか、ワクワクしています。私? 今は当然「ポッツン」ファンなので、毎週欠かさず見てますけど、今度の日曜から「ポッツン」は録画かな...

で、放送が始まるとゆかりの地は観光客がドッと増えるようなので、今のうちに色々と見に行ってきました。と言っても、「ガイドブックに載らない京都」なのでドラマの本筋とは全然関係のないところばかりのような気がします...う~ん、微妙。

なので、本編に関係のある史跡は他のBlogにまかせて、私のBlogはスピンオフとしてこんなんもあるよ、という感覚で見てください。

一応はドラマに出てきそう

私の地元亀岡にもゆかりの史跡はあるのですが、今日は天気もいいので滋賀県は大津の「坂本」まで行きましたよ。「坂本」と言えば、やっぱり「坂本城」ですね。これは絶対ドラマに出てくるでしょう。坂本城について調べてみると、光秀公亡き後は10年ほどで落城しており、現在は石垣の一部が残るのみ。それも琵琶湖の水位が低い時しか見えないようなので、なかなか見ることはできないようです。

で、「坂本城」で検索すると上位に出てくるのが「坂本城址公園」。ここ行ったろ、ということで、性懲りもなくポチポチと歩いて行ってきました。

坂本城址公園

「坂本城址公園」は琵琶湖沿いにあります。車で行くなら県道558号線(高島大津線)が便利なようですが、公園の駐車場が10台ほどしか止められないとのことなので、時間があって暇な私は大津市営「大宮川駐車場」(当然無料だよ)から歩きました。

途中の「道」のことで、いろいろと書きたいことはあるのですが、ちょっと端折って、いきなり到着です。

麒麟がくる_坂本城址公園 No2

公園入り口にある「坂本城址」の立派な石柱。ちょっと逆光なのですが、力強い字体です。

麒麟がくる_坂本城址公園 No3

駐車場もきれいに整備されていますね。

麒麟がくる_坂本城址公園 No4

少し古い看板ですが「滋賀県営都市公園湖岸緑地」という仰々しい名前の付いた公園です。

麒麟がくる_坂本城址公園 No5

幟がいっぱい立ってます。大河ドラマにかけて地域活性の一環でしょうか。

麒麟がくる_坂本城址公園 No6

ありました!他の方々のBlogに登場していた「ずんぐりむっくりの光秀像」です。

麒麟がくる_坂本城址公園 No7

なんか、ね。石碑や看板が乱立してますね...

麒麟がくる_坂本城址公園 No8

正面から撮ると...ちょっと短足?ぐらいで、あんまりずんぐりむっくりじゃないですね。でも、後ろにでかでかと隣のお家が写るんですよね。

麒麟がくる_坂本城址公園 No9

ちょっと腰をかがめると... まだ後ろの電信棒が邪魔ですね。

麒麟がくる_坂本城址公園 No18

仕方ないので、斜めから撮ると... おお、やっとずんぐりむっくりの光秀像ですよ。必然的にこうなるんですね。現地に来て理由がわかりました...

大映通りの「大魔神」に匹敵しますね。

阿羅羯磨(あらかつま) 大映通りには昔のような華やかさはなくなりましたが、映画に関するモニュメントや石碑などが残っています。 今回は...

麒麟がくる_坂本城址公園 No10

光秀像の足元にある石碑です。

麒麟がくる_坂本城址公園 No11

光秀公の歌です。

麒麟がくる_坂本城址公園 No12

「光秀(おとこ)の意地」。大河ドラマにかこつけて作曲されたのかと思いきや、昔からある歌だそうです。唄は「鳥羽一郎」先生ですよ。

麒麟がくる_坂本城址公園 No13

なにこれ? なんか出てくるんやろか? 「京都一周トレイル」の標識みたいな棒やな。

麒麟がくる_坂本城址公園 No14

歌碑音声なんとかかんとかて書いてある...とりあえず押してみたれ。

「ぴーひょろろ~、ジャジャ~ン! これが光秀の本音にござりますっ!」

おおっ!いきなり「光秀の意地」がとどろき渡るではありませんか。(となりの家の人、ええ迷惑やろな。もう一回、押しといたろ。)

麒麟がくる_坂本城址公園 No15

石碑の後ろにスピーカーがありましたよ。1回押すと、5分弱鳴ってました。

麒麟がくる_坂本城址公園 No16

気になってた幟。「明智光秀公 偲んで街に元気を! 下阪本街おこしプロジェクト」。

麒麟がくる_坂本城址公園 No17

「坂本城跡」の看板。細かく言えば、この「坂本城址公園」は坂本城の外堀のまだ外側あたりだそうです。

光秀公は織田信長の命を受けて元亀2年(1571年)9月12日、三万もの兵をもって比叡山を焼き討ちしました。その後、信長は光秀公に延暦寺の監視と滋賀郡一帯の支配を命じます。そして光秀公が築城したのが「坂本城」でした。

「坂本城」は城内に琵琶湖の水を引き入れた「水城」の城郭でした。城内から船に乗って信長の居る安土城に向かったという記録があります。また大天守と小天守の2層の天守ががそびえる豪壮な城でイエズス会の宣教師「ルイス・フロイス」は信長の安土城に次ぐ城だと記述しています。坂本城は安土城より4年早く着工されていますので、先駆的な城郭の城であったことがわかります。

麒麟がくる_坂本城址公園 No20

「光秀軍団」地上最強。さて、「街おこし」にうまくつなげることができるでしょうか、頑張れ、下阪本! また、「石積みパン」食べにくるよ!(詳細は後日のBlogで...)

麒麟がくる_坂本城址公園 No19

琵琶湖岸です。風もほとんどなくて静かです。

麒麟がくる_坂本城址公園 No21

光秀公もこの光景を見ていたのでしょうね。   なんかいっぱい浮いてるでしょ?

麒麟がくる_坂本城址公園 No22

鴨とかの水鳥がいっぱいです。

ということで、今回は「麒麟がくる」に出てくるであろう「坂本城」の城跡公園を散策しました。この近くにも光秀ゆかりの史跡がありますので、ぜひとも訪れてみてください。

アクセス

  • 京阪石山坂本線「松ノ馬場駅」下車、徒歩20分
  • 国道161号線湖西バイパス「下坂本IC」から車で7分程度

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