対面鎮座
前回、大津市阪本の「日吉大社」を紹介しました。
で、今回はその「日吉大社」の前の道を、どんどこ どんどこと琵琶湖岸の方に下って行き、もうこのすぐ後ろは琵琶湖!というところに鎮座する神社を紹介します。
上の画像の道は「日吉大社」から続く道です。この道を真っすぐ行くと、ほぼどん突きに「日吉大社」が鎮座しています。信号のところは県道558号線で、昔々は国道161号線でした。今でも交通量はとても多いです。
で、もう湖岸というところで「北国街道」に突き当たります。ここが「旧比叡辻」です。昔は、ここがメインストリートだったんでしょうね。
この辺りは交通の要所であり馬借の集住地や三津浜の一つ戸津の良港があり、とてもにぎわったところのようです。
その比叡辻に、琵琶湖を背にして神社が鎮座しています。すんません。逆光で神額が見えませんね。「若宮神社」です。
なんと、琵琶湖を背にして「日吉大社」と相対して(向かい合って)鎮座しているんですよ。
なんでまた、参詣道を下ってきたところに相対して鎮座しているのか不思議だったんですけど、駒札を読んでわかりました。普通、対面しているというのは「対抗」を表しますからねぇ。
「日吉大社」の山王祭では、少し前に紹介した「七本柳」から出発した船渡御のお神輿が、ここから上陸して真っすぐ「日吉大社」に還幸するのだそうです。なるほどねぇ。
こちらは末社のようですが説明がないのでよくわかりません。
「若宮神社」は「日吉大社」の社外百八社の一つだそうです。湖岸の旧道を歩くと、歴史を思わせる風景に出会えてなかなか楽しいですよ。
アクセス
- JR湖西線「比叡山坂本」下車、徒歩10分