しばらくは番外編
ここ何日か更新がストップしてました。
「とうとうコロナにかかったか?」
とか思われてたんでしょうかね。
ただただ仕事が忙しかっただけです。
で、ヤマ場は越えました。 ので、これからまた、まったりとした仕事の連続です。
そろそろ京都の写真を撮りに行ってもいいのですけども、なんか気が引けてしまって...
んで、週末の休みの日には「明智越え」を歩いたりしてました。「本能寺の変」の日も近かったので。
ということで、もうしばらく以前に訪れたところなど、「番外編」として紹介します。
山歩き + 城跡
緊急事態宣言が出る前の3月14日(土)に岡山県まで行ってきました。
当時、岡山県ではまだ感染者が出ておらず、もらって帰ってくることもないだろうと、車に乗って日帰りで行きました。
向かった先は総社市にある「鬼城山(きのじょうざん)」。Wikiには「きのじょうさん」て書いてあるけど地元のWebページは「きのじょうざん」てなってますね。
で、何があるのかというと、「山」は当然として「鬼ノ城(きのじょう)」という城跡があるのですよ。「麒麟がくる」でにわか城跡ファンとなった私にとっては
山歩き + 城跡
という一粒で二度おいしいシチュエーションが味わえる、何とも言えない魅力的なスポットなのです。家から車で4時間弱のようですが、そんなこと気にせず朝早くから高速道路に乗りました。しかも軽自動車で...
もうバッチし安全運転。最高時速80㎞/h、上り坂はトラックと一緒に70㎞/h。10年落ちの古い車ですが、燃費が26㎞/lまで伸びるという高速道路での新記録まで達成。当然、古い軽自動車ですから、ハイブリッドとかアイドリングストップとか、全然無関係な「す」のガソリン車ですよ。あと10年ぐらいは乗り続けようと思います。
ま、そんなことどうでもいいですが、ビジターセンターが開館する9時を目標に到着予定です。
やっぱり岡山は 「鬼」
岡山といういえば「吉備団子」ですが、
吉備団子 ⇒ 桃太郎 ⇒ 鬼
とやっぱり岡山県には「鬼」が関係するんですね。この「鬼城山」も「鬼」と関係あるんでしょうか。「鬼ヶ島」のモデルなんかなぁ...とか単純に考えてしまうんですけど。
で、「鬼城山」にある城跡が「鬼ノ城」です。まさに「おにのしろ」ですよね。う~ん、やっぱりここが鬼の本拠地か?
そんなアホなことを考えながら「総社IC」を降り、しばらく快適な道を走った後、キャンプ場のある「砂川公園」を抜けて山道に入りました。
Webのガイドには狭い、狭いって書かれていたのですが、ま、普通の山道。大型の観光バスは無理でしょうけど、普通車なら通れます。
道は間違ってません。あと1㎞です。
「鬼城山」は下から歩いて登ってもいいのですが、今回は時間の都合で中腹にあるビジターセンターまで車で行きます。「鬼ノ城跡」だけではなく他にも城跡があります。
後ろ髪を引かれる思いですがパスして進みます。
で、道沿いで、まず発見したのがこれ。
道端の覆いをされたところに何かでっかいものが置かれています。
「鬼の釜」だそうです。
けっこうでかいです。伝説の鬼「温羅(うら)」が生贄を茹でたという釜だそうです。
残念ながらそこは抜けていますね。
でも、この貼り合わせた技術はすごいですね。
ここにも標識が立っています。駐車場まであと500mです。
着きました。「鬼城山ビジターセンター」の駐車場です。数十台の車が停められます。
「鬼城山」だけではなくて、近隣の山もコースになっているようですね。
ビジターセンターの入り口。
せっかくですから、パンフレットをいただきました。
すこ~し中を拝見しましょう。
やはり鬼退治伝説の舞台でもあるようですね。
今から見に行く「西門(復元)」のミニチュア。
「日本百名城」の認定を受けています。
ささ、「鬼ノ城跡」へ行きましょう。
ここから「西門」までゆっくり歩いても15分ほどです。車椅子も「西門」までは行くことができます。
なだらかな舗装路と、ショートカットできる階段が整備されています。もちろんショートカット。
大きな石が出てきました。
途中「学習広場」という展望デッキがあります。
当然行きます。
おお、見えたぞ! 「鬼ノ城」の復元された「西門」です。
築城されたのが7世紀後半とか。
当時、瀬戸内にいろいろな守りの城が造られたようですね。
緑も少しきれいになりかけています。
総社市の方も展望できるような高さになってきました。
先を急ぎましょう。舗装のとても歩きやすい道が続きます。
案内図が出てきました。「鬼ノ城」の外周に到着です。
まずは目の前の「西門」に行きましょうか。
山の上にも何かあるようです。
すごいですね。当時の地層(壁)と「敷石」です。
近くに来るとでっかいですね。
ど~ん。 まさに「ど~ん。」です。
迫力満点。大和朝廷の「やる気」を感じられますね。当時もこんな絵が描かれていたのでしょうか。
階段を上って門の中へ行きます。
西門です。「門」というよりも「砦」ですね。
築城されたのが7世紀後半なので、当然復元ですよ。
当時の製材技術がどれほどだったのかは不明ですが、ちょっと端正に作り過ぎではないかい?
門の内側です。
門の外を見ます。
石垣や塀で守ってたんですね。
砦ですね。残念ながら中には入れません。
でもここからでも景色は最高です。
兵士たちがずっと見張りをしていたんでしょうね。
工事のかたです。ここには重機が入れられないのでしょう。土かセメントかわかりませんが、1つ1つ背負って運んでらっしゃいます。そらもう脱帽ものですよ。
立派な案内板が整備されています。
この絵のデザインはどこから来てるんでしょうか? 古代にもこんな風に装飾されていたのかな。他を威嚇するという目的にはなかなかいいですね。
この中入って景色を見てみたかったんですけど、進入禁止です。
工事中で通れないところもあるのですが、城郭を一周してみましょう。
なんか、石造りの祠です。
さっきの方、少し前を歩いてらっしゃいますね。
「敷石」の説明が書かれています。通路というよりも、雨で城壁が壊れるのを防ぐ目的で埋められたようです。古代の山城ではここ「鬼ノ城」だけにしか見られないそうです。
この「敷石」は鬼ノ城のあちこちで見られます。
本とは真っ直ぐ歩いていくようなんですけど、現在工事中で、少し迂回路を回ります。
いやぁ、良い景色ですね。
先ほどまで曇っていたんですけど、良いお天気になってきましたよ。
アスレチック風で楽しいです。
もう少し晴れると瀬戸内海が見られるでしょう。
さて、山吉を進みます。でも平坦なので余裕ですよ。
ハイキング気分。お、なんか見えてきました。
「第1水門」だそうです。
下の方には湧水。「水門」ですからね。
水がただただ流れていると、城壁を壊していくので、流水路には水門を作って守ったようですね。
ちょろちょろと水が流れています。山の中腹なので、水はけっこう豊富に利用できたのではないでしょうか。
思っていたよりも整備された道なので、スニーカーでも回れそうです。ただ、雨のあとは一部滑り易そうなところもありました。
おお、だんだんと遠くまで見えるようになってきました。
記事がだいぶんと長くなってきたので、ここまでを前半として、後半では他の門や建物跡などを巡ります。
アクセス
- 岡山自動車道「岡山総社IC」より「ビジターセンター」まで車で20分程度