今夏も四国に向けて、8月27日(木)出発
みなさん、ご無沙汰してます。Blogの更新がなかなかできなくて申し訳ありませんでした。なんでかというと、表題の通り四国に遊びに行ってたからなんですよ。
ま、行ってたのはたったの3日間なんですけど、その3日を捻出するのにとんでもないほどの労力が必要で、1分1秒を惜しんで仕事を詰めていました。
日ごろから仕事をしない(仕事ができない?)私がせっせと書類を書いてたりするので、職場では「こいつ、暑さのせいで とうとう来てしまったか?」と心配される始末。なんせ連日36℃、37℃の連続という盆地である京都らしい暑さ。午後2時ごろに外に出るとフライパンの上を歩いているような感覚。ほんでもって、むぁ~っとした熱風が追い打ちをかけます。
で、涼しいところに旅行だぞっ!ということでGoToに乗っかってどこかに行こうと...お盆頃はもしかすると宿泊地が混むかもしれないので、1週はずして8月の27日~29日で決行することにしました。
で、どこがすずしいのん?
といろいろ探したのですが、やっぱり山の上とか清流とか言う言葉に惹かれて四国に行くことにしました。
そういえば昨年も生まれて初めての四国を堪能してきましたね。高速道路を走れば、京都からそんなに遠くないという印象が残ったので、今夏も四国にお邪魔しましょう。
んで、四国の山と言えば やっぱり「剣山」。2000mにちと足りないのですが、アプローチのしやすさではここがコストパフォーマンス最高。(あくまでも京都からですけど)
8月27日(木)、家を出るときから山歩きのかっこで出発です。
登山口と劔神社
京都府下の我が家から「剣山」までのルートをGoogleせんせに聞いてみると、淡路島縦断コースが最速だとのこと。つーことで朝5時に家を出発し、新名神から「神戸淡路鳴門自動車道」を通って四国入りします。「高松自動車道」の「板野IC」まで行っていったん一般道に降り、3㎞ほど走って「藍住IC」から「徳島自動車道」に入りなおします。この方が安くて速いようです。
で、最終は「美馬IC」で降りてR438号線をひたすら剣山を目指して走ります。はっきり言って400番台の3ケタ国道です。細いです。くねくねです。対向から工事車両がきます。車弱い人はゲロゲロです。
でも、同じ方向に走る車はほとんどなくて、自分のペースでとても快適に走ることができました。
ちょうど9時に「見ノ越第1駐車場」に到着です。ささ、荷物を背負って入山です。
昨年は「祖谷(いや)」を回ったのですが、ここは「東祖谷」なんですね。「剣山」は途中までリフトで登れるのですが、せっかくなので登山口から歩いて登りましょう。この辺りの標高が1400m程度です。そらもう、京都のことを思うと別天地。とっても涼しいです。
やってきました「剣山登山口」。いきなり石段で始まるのですが、まずは「劔神社」にお詣りして、ここまで無事にこれたことに感謝し、これからの道中の安全を祈願します。
立派な石碑が建てられています。
あれ、壱の鳥居、神額の文字がありません。飛んでった?
石段の途中に、誰か知りませんが偉いさんの胸像があります。「馬岡晃翁ノ像」と書かれています。帰ってきてからちょっと調べましたが詳しくはわかりませんでした。どうも「剣山」の開発に尽力した方のようです。
お、次の鳥居には「劔神社」と神額がありますね。まだ石段続きます...う。
やっと登り切りました。高速から3桁国道とほぼノンストップで走ってきたので、足が疲れてますよ。
ささ、「劔神社」にお詣りです。
ご神鏡が見えます。事故に遭わずに来れました。帰宅するまで安全に帰れますように。
境内にあった「『天涯の花』記念碑」です。むっちゃきれいですね。『天涯の花』は「剣山」を舞台にした「宮尾登美子」さんの小説だそうです。
簡易宿泊所があります。今回、私は頂上のみの登山ですが、付近一帯登山コースがいろいろあるのでとても楽しそうです。
境内からの景色です。ここでも相当高いところに来ていると実感できます。
登山道
石段で少し足に疲れが出ましたが、体調は万全、とっても元気です。さて、登りましょうか。
「剣山頂上へ 4,000m」とあります。え? そんなにあったっけ? 地図で見てると2時間もかからず登れそうなんですけど...
ま、とりあえず行ってみましょか。ただ今9:30です
むっちゃ歩きやすい道です。
爽快爽快。登山道というよりも遊歩道という感じですね。
緑がきれい。
今、車で走ってきたR439号線が見えてます。
ずっと林が続いて日差しが優しいのでとても気持ちいいです。
リフトの下をくぐります。
山頂までわかりやすい標識が続いているので間違うことはないと思われます。
夏の光を浴びて木々は元気そうに茂っています。
この雰囲気ならば4,000mでも楽勝ですね。
海抜が1,600mとなりました。出発点からそろそろ1㎞です。
クマザサが多くなってきました。これが生い茂ってくると高くなってきたなあと感じます。
雲がけっこう早く流れています。良い天気ですね。
クマザサが生い茂るということは木々が少なくなってきたということなのですが、木があるところでは苔が多くなってきました。
雲がだいぶんと近いということに気付きました。わくわくします。
でっかい岩。標識があります。
リフトの上側の駅である「西島駅」まで200mです。
「遊歩道」から「山道」になってきました。
近くの山の山頂は雲がかかると見えなくなってしまいます。
お、今から登る「剣山」の山頂にあるヒュッテが小さく見えていますよ。(ど真ん中の少し左)
頂上に続く道はずっときれいに整備されていてとっても歩きやすいです。晴れ続きならスニーカーで十分登れそうですよ。
リフト 西島駅
さっき標識があったのでそろそろ「西島駅」なんですけど...
見えました。「西島駅」です。駅員さんはいるようですけど...登山者の姿はありません。
駅の前にある案内の看板。
ここから頂上までは3つのコースがあるのですが、あまり遠回りせずに、かつゆったり登れるコースを選択します。選択したコースは看板には60分で山頂と書かれています。ただ今10:15分。登り始めてから45分です。
水分を補給して出発です。しかしきれいな景色ですね。山を歩いているという実感を十分に味わえます。
ほらほら、高いところに来てるでしょ。
まわりの斜面が少し急峻になってきましたが、私の登っている山道は依然としてなだらかで登りやすいです。
だいぶんと上がってきました。左手の方にヒュッテが見えます。
静かな林の中。人が来ようが来まいが何も変わらず、じっとこのままなんでしょうね。
高い山の植物には疎い私です。何なんですかね?
もうね、なんか雲と同じ目線ですよ。うはは。
はるか眼下のR439号線。
完全に森林限界と言うわけでもなく、木々はがんばってます。
「西島駅」がちっこいぞ。
頭上を雲が流れていきます。すぐそこですよ。
大劔神社
道の途中で、いきなりポツンと標識が...
現在地は「大劔神社」です。はて? 神社はどこに...
もしかして あれ?
正解でした。建物と建物の間に鳥居があります。
「大劔神社」の神額です。
またまた水分補給です。気温が低くて涼しいのですが、やはり汗はかきますのでこまめに補給します。
山頂の方を見ると雲。
下界の方を見ると晴れ。
クマザサの間の道を進みます。
おお、頂上近くの稜線が見えてきました。
逆光ですが、ヒュッテがもうすぐそこに見えてます。(ちょっと望遠気味のレンズです。)
左下の方に「大劔神社」のお社の建物が見えますね。
R439号線が遠い。
お、目の前ですよ。はっきりと見えますね。
最後のクマザサの原っぱを抜けると...
劔山本宮
やっと来たぞとという感慨とともに...
鳥居出現。
「剣山本宮」です。
振り返って見ると、自分が登ってきた足跡が良くわかります。
しかし最後まで歩きやすい道でしたね。
「剣山本宮」のお社です。金属製の鳥居です。
正式には「劔山本宮」ですね。
「劔山本宮宝蔵石神社」とあります。
山頂なのでこじんまりとはしていますが、飾りや奉納物はにぎやかです。
ご神鏡。運気向上の神様です。
天井にも。
天狗もいます。
今年の絵馬ですね。
「本宮神社」からの眺めです。
川沿いに点々と集落があるのが四国らしいですね。
今日は平日ですがヒュッテは営業中です。
「本宮神社」とヒュッテの間の道を上がると、ほんとの頂上です。
よし、頂上を極めましょう! 「その2」に続く。
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アクセス
- 「見ノ越 第1駐車場」・・・徳島自動車道「美馬IC」から国道438号線で1時間30分程度