海、海、また海、時々川
旅行3日目の8月29日(土)は、朝一番から「佐田沈下橋」や「足摺岬」を巡りました。
その足摺岬にある「白山洞門」に行きましょう。「足摺岬」の駐車場から西に500mほど行ったところに「白山神社」があります。
上の画像のように「白山神社」の本殿は県道27号線沿いなのですぐわかります。その反対側の、海側のところに階段があるので降りていきます。
入り口には看板があるのですぐわかります。
石段を下りていきます。
まだまだ続きます。けっこうありますよ。
お、下の方が見えてきました。もうすぐです。
なにやらピカピカと光るような白の鳥居が見えてきました。
まっしろの鳥居はもちろん「白山神社」の鳥居です。この上に「白山神社 本宮」があります。
でも、ここに書かれているように危険個所があるので、ここで遥拝いたします。
もう少し降りると「白山洞門」なので、階段を下りていきます。
見えてきました。
でっかい洞門です。
目いっぱい下がって広角にしましたが、画面に収まりきれません。この上に「白山神社 本宮」が鎮座しています。
ほんとの海岸に来ましたよ。足摺岬の海岸です。
だいぶんと離れてやっと全貌が収まりました。
これが海の中に合ったら、和歌山県の「円月島」みたいに観光名所になるんでしょうね。
「円月島」と違って陸続きなのですぐそばまでいけます。
これはこれでメリットですね。
暑い中、戻ります。か、階段が...
ふ~。
降りたら登らなければいけないのは当然なんですけど、こたえますね。
鵜ノ岬展望台
さて、今度はもう一つ人が来ないような展望台に行きましょう。県道27号線に沿って海岸沿いを西に向かいます。途中、県道27号線はきれいなバイパス道になるのですが、旧道の細い方の海岸道を進みます。
と、途中で急に広くなっているところがあって、道の脇に駐車スペースがあります。当然、誰も来てません。
ここが「鵜ノ岬展望台」に降りるところです。
またまた下の方に降りていきますが、今度は階段ではない普通の山道なので歩きやすいですよ。
お、見えてきました。
小さな展望台なんですけど、見晴らし抜群。
足摺岬の突端の方が見えています。
真下の海もきれいです。
うん、太平洋。今日は穏やかですね。
海水がエメラルドグリーンです。むっちゃきれいです。
臼碆龍宮神社(うすばえりゅうぐうじんじゃ)
さて「鵜ノ岬展望台」から細い細い県道27号線を西に向かい「龍宮神社」を目指します。
途中、路線バスが前から走ってきてびっくりしました。ちょっとバックしたら離合できたので全然余裕なんですけど、バスの運転手さんも大変ですね。こんなとんでもない狭い道が路線だと。
やってきました「龍宮神社」。一応、クルマ数台分の駐車スペースがあるんですけど、人が来そうな気配がありません。
ま、行ってみましょうか。「龍宮神社」の鳥居です。しっかりとした石造りです。
「龍宮神社」の神額です。正式には「臼碆龍宮神社」というそうです。
木陰の砂利道を下って行きます。
写真ではわかりにくいですが、どんどん下って行きます。
そう、どんどん下って行きます。 ...「下る」か...もうじき木陰の道の出口です。
視界が開けます。
あっちの方に道が続いていますね。行きましょう。
振り返ると、岩肌の露出した山になってます。
下から見上げています。
どうも、あの左の小山の上に続いているようですね。
だいぶんと近づいてきました。
道の脇に潮だまりがあるんですけど、満潮時はここも水没するんでしょうか?
ぎりぎり潮がくるぐらいならいいんですけど、荒れた時は大変なことになりそうですね。
今日は静かな海でよかった。そよそよと涼しい海風が吹き続けています。日差しは暑いですけど、風があるので気持ちいいですね。
それにしても海の青が濃いですよ。
もう少し登れば到着です。
ぐりっとまわって...
着きました。「龍宮神社」です。
むっちゃ格好いい鳥居です。
潮風や波に洗われて色がはげかかっているのが最高です。力強さが感じられます。
さて、厚いですが、来た道を戻りましょう。 ...Oh...
駐車場にあった黄色のポスト。辺りを見回しても何にも書いてなかったけど、何かいわれがあるんでしょうかね?
竜串海岸
今日はまだまだ海を攻めます。せっかく高知まで来たのですから、太平洋にどんどんアタックしましょう。
こんどは「竜串海岸」です。「龍宮神社」からはまだまだ県道27号線を西に進み。R321号線に出ても西に進みます。時間にして30分ほどで「竜串海岸」に到着です。
ここは何? と思う方が多いでしょうけど、2000万年前~1500万年前の砂岩台地が海沿いに露出している、ちょっと変わった地形がみられるところです。
道の駅のような広い駐車場に車を停めると、観光案内所から出てきた案内の方とお話できて、海岸に行くなら熱中症にならないよう、水分を持って行った方がいいとのこと。でも周りを見渡しても民宿やホテル、レストランはあれど自動販売機が見当たらない。と、並びになぜか酒屋さんがあったので、そこで冷えたスポーツドリンクを購入し保冷用のケースに入れて出発。防波堤の中は静かです。
順路に沿って行くと防波堤の上に上がるように指示があります。
けっこう高いですね。
上の上がると外海が見えました。きれいですよ。
なんか舟、到着。そういえば駐車場に「竜串観光汽船」というところがありましたね。
これが「竜串海岸」の砂岩台地です。
すごいですね。
なんか、奇岩がたくさん見られます。
だいぶん向こうの方まで続いています。
他ではあまり見られない光景ですね。
ま、さておき、海、海。 先の方に立つと気持ちいいですね。
穏やかでよかった。
振り向くとこんな景色です。
黒潮来てるんで、魚がいっぱいいるんでしょうね。
1時間ぐらいの周遊コースになってるんですけど、暑いのでこの辺だけにしておきます。
お、また船が出港していきます。駐車場ガラガラやったけど、乗ってる人おるんかなぁ。
舟が通ってしばらくすると、波がやって来ます。
潮の香りが良いですね。
さて、ぼちぼち戻りましょうか。
8月の末というのに、まだまだ夏真っ盛りという感じです。
「竜串海岸」でのんびりしたのですが、今度は少し遅めのお昼ご飯を求めて東に向かいます。
若井沈下橋
こんどは、今朝泊っていた「四万十市」を越えて、高知市の方向に向かいます。行くのは「四万十町」です。車で1時間30分ほどかかりますが、けっこう田舎道が多くて信号があまりないので快適です。
お昼をいただくお店が2時30分からの営業で、少し早く到着したのでもう一つ沈下橋を訪れましょう。
3つ目の沈下橋は「若井沈下橋」です。
この「四万十川」ののどかな風景、とってもいいですね。
沈下橋としての橋の規模はそれほど大きくありません。
きれいな水の穏やかな流れ。自然と水遊びしたくなりますよ。
すぐ上流に大きな橋ができたので「若井沈下橋」は役目を終えています。
なので、車の通行はできません。数年前の水害で真ん中たりが壊れて落ちたのですが、改修工事が行われたようで一応渡ることはできるようです。真ん中あたりのコンクリートの色が違うところが確認できます。
やはり、生活道路として地域の方々の需要があるのでしょうね。末永く維持していただきたいです。
さて、のんびりさせていただいて車での移動の疲れも取れたので、町に戻ってお昼ご飯にしましょうか。
うなきち
で、やってきたのが予土線の「窪川駅」がある四万十町。先ほどの「若井沈下橋」の近くには「若井駅」があるので、ちょうど1駅の距離です。
四万十町の中心街の中にあるお店に来ましたよ。中心街と言っても小さな町でこぎれいな印象なんですけども、のんびりとしていて人通りも少ないです。土曜の昼下がりなんで、みんな家でゆっくりしてるのかな。
で、目的のお店がここ。遠目には一瞬何屋さんかわからないのですが...
「うなきち」さんです。名前からわかると思いますが...
これが目的! 当然「四万十川」でとれた天然ものですよ。
四万十市などの大きな町のお店に比べるとリーズナブルなお値段です。「うな重(上)\3,600-」をいただきます。
注文が入ってから、カウンターの向こう側の調理場で焼いていただけます。焼けてくると煙がもうもうと上がります。
おまちどうさま。
やった~。 でかい。
こりゃたまらん。こんなにおいしいうなぎは生まれて初めてです。脂の乗りが全然違います。それでもって身はサクッと柔らかく、焼き加減が絶妙で香ばしい香りがたまりません。ご飯とうなぎのバランスも良く、タレの甘から加減もバッチリです。四万十ではこんなおいしいもんが食べられるんやなぁ。わざわざ来てみて大正解でした。
横浪黒潮ライン
さて、高速道路に入ろうと思ったのですが、事故で流入規制。仕方なく山道の国道を走ります。
次に目指すのは、またまた海岸線。R56号線を須崎市まで走って「横浪黒潮ライン」に行きましょう。
県道47号線の「横浪黒潮ライン」は海岸横の山の上を走る道路で交通量も少なく、景色が良いです。
ちょっと広いところに車を停めて撮影タイム。
標高にするとそんなに高くはないのですが、海まで切り立った崖のようになっているので眺めは良いです。
今日は一日静かな海ですね。
途中、駐車場もあってゆっくりと景色を楽しむこともできます。
この青い海、病み付きになりそうな色ですね。
四国の海は良いなぁ。といっても私は静かな海しか見てないからそう思うんでしょうね。まさに太平洋なので荒れると大変なことになるのでしょう。
桂浜
で、最終日、こんだけたくさんの観光地を回ってきたのですが、まだ行きますよ。
今回の四国旅行の締めは「桂浜」。「横浪黒潮ライン」の終点から県道14号線経由で海岸沿いの直線道をずっと走って行きつくところが「桂浜」です。
駐車場に着いたのが午後5:30。高速道路を走れたらもう少し早い時間に到着できたのでしょうけど致し方ありません。日没時間なので急ぎましょう。
まずは「龍馬像」です。この階段の上です。
おお、見えてきた。 ぎりぎり日没前です。
逆光の「坂本龍馬像」。何とか撮れました。暗くなってしまう前でよかった。
眼下の「桂浜」に降りましょう。
おお、ぎりぎり光が当たってます。
残念ながら、砂浜の一番きれいな所はもうすでに日陰になってしまってます。残念。
「桂浜」から見た太平洋。
光の当たる最後の部分。
やはり光が当たるところはきれいですね。
穏やかな一日の終わり。波の音が心地いいです。
明日もいい天気になりそうですね。
「龍馬」さんも日陰になってしまいました。これで今回の旅行の目的地はすべて回ったことになります。
さて、土曜の夕方、高速道路でぼちぼちと京都に向かって走りましょうか。この時間から走ると渋滞には会わなさそうです。
明石海峡大橋
古い車なので安全運転。といっても四国の山の中の自動車道は1車線の所が多くて急ごうにも急げません。ほんでもってこの時間はみんな慣れた人が多いのか、そこそこのスピードで流れているのでストレスもたまらないし、たまにある2車線の追い越し区間でも誰も追い越ししようともせず気持ちよく流れていきます。
最後に「淡路ハイウェイオアシス」に立ち寄りました。「明石海峡大橋」ですけど、夜よりも日中の方がきれいですね。暗闇の中ではライトアップされていても大きく感じません。
残念ながら、観覧車の写真を撮ろうとした瞬間に観覧車のライトが消えました。営業終了...ガックシ。
少し雲が広がっているようですが神戸の町は明るいです。
今から渡る須磨の町です。北の方の山間部では夕立があったようですね。
最後に撮った「明石海峡大橋」。けっこうピントがうまく合いましたよ。今から車で渡ります。ここから家まで2時間弱なのでそんなに遅い時間にはならなさそうです。
今回は2回目の四国旅行でしたが、3日間でほんとにたくさんの体験ができました。予報では雨の3日間だったのですが、来てみると毎日いい天気で写真日和。ほんとに感謝感謝でいくら感謝しても足りないぐらいです。
四国で何に感動したかと問われると、やはり水の美しさでしょうか。川も海も澄んだ青い水が迎えてくれました。それと美しい緑色の木々と真っ青な夏の空。白い雲。前回も夏でしたが、やっぱり四国は夏が良いなと思わせる旅行でした。
全開の旅行では香川県、徳島県を巡りましたし、今回の旅行では徳島県と高知県を巡りました。次回は愛媛県を中心に巡りたいですね。
アクセス
- 白山洞門
- 鵜ノ岬展望台
- 龍宮神社
- 竜串海岸
- 若井沈下橋
- うなきち
- 横浪黒潮ライン
- 桂浜