古代を髣髴とさせるたたずまい
実は「廣峯神社」か「廣峰神社」かどちらで書こうか迷ったのですが、「廣峯神社」で行きます。(神額は「廣峰神社」なんですよ...)ま、大きな違いはないと言われればそれまでなんですけども、「峯」と「峰」、「崎」と「㟢」とか、けっこう気にしてしまいます。
時代劇のロケ地を回って「大内辻堂」と「大内神社」に行きました。この2つは「東本梅町」なんですけども、「本梅町」にも時代劇の撮影によく使われていた神社があります。それは「本梅町中野」の「廣峯神社」です。
「廣峯神社」は「大内神社」から車で15分もあれば十分到着できるところで、湯の花温泉よりの方向にあります。「廣峯神社」は集落の山手の方に鎮座しています。
前の道が少し広くなっているので、そこに車を停めさせていただきました。
もうね、入り口から雰囲気が良いですよ。超神秘的。
入り口に立っている「廣峯神社」の案内書き。京都の「八坂神社」と同格神社で、「八坂神社」よりも古い神社だそうです。ちょっとびっくりですね。明治3年までは「牛頭天皇」と称していました。
鳥居にも風格があります。
神額は「廣峰神社」です。
通路はコンクリートで固められています。
でもね、びっしりと苔むしていますよ。
上に乗るのがためらわれるぐらいに柔らかい感触です。そーろと歩きます。
ずーっと苔の絨毯が続きます。
なんか「山門」みたいですが、神社です。
「舞殿」が見えてきましたよ。
ここも古いですね。石段の間が少し浸食されています。
奥の一段上に本殿があります。
手間の「手水舎」です。タオルにバケツとちょっと即物的ですね。
ま、そんなことはさておき、お参りさせていただきましょう。
「舞殿」もそうですが、この下から見上げる時にとてもきれいな造形だと感心させられます。
「本殿」です。
中には「廣峯神社」の神額。
社殿は天正年間に兵火で焼失したのですが、宝永年間(1704~1711年)に造築しています。
本殿の向って左手にある祠。地蔵堂でしょうか。
本殿向かって右にある社。詳細は不明です。
雰囲気もじっくりと楽しめました。
境内から参詣道を見下ろします。
とっても雰囲気の良い神社でしたよ。一時期話題になっていた「上色見熊野座神社」を一瞬思い出させるような雰囲気で、雨上がりに訪れると苔の緑がとてもきれいでしょうね。
また、時代劇の撮影にはとても良いところですね。現社殿なども江戸時代より古くから存在していて、大きな変化もなかったようですから、当時の雰囲気をそのまま残していますからね。
時代劇のロケ地ということで、亀岡市東本梅町と本梅町を巡りました。Webを検索すると、この近所にはまだまだロケ地がたくさんあります。ぼちぼちとあちこち尋ねてみるのも面白いですよ。
アクセス
- 京都縦貫道「亀岡IC」から車で20分程度