半国山 やっほ~い
今回は山登り、というかハイキングです。
登ってきたのは「半国山」という山です。これ「はんごくやま」と読むんでしょうか。「はんごくさん」と読むんでしょうか。某所には「はんごくやま」と書かれていたんですけど重箱読みですよね。
ま、そんなことはどうでもいいか。ということで、昨年の11月4日(水)に登ってきましたよ。
おめぇ、また平日じゃねえか。それも連休じゃねえか、ええ?
って詰め寄られそうですけど、実はその通り、おうちゃくして連休取ってしまいました。それもまた天気の良い日。
職場のみなさんごめんなさいね。こんなに天気の良い日に有給取って。その分仕事頑張りますからね。(って言うけど、言うほど職場では役に立っていない私でした。)
それと、お断りですけど、今回はハイキングコースなので滑落とか崖から落ちるとかはありません。あくまでも穏やかなハイキングコースの紹介です。期待した人ごめんなさい。
アプローチなど
さて、「半国山」は「半国山ハイキングコース」と名付けられており、ファミリー向けのわかりやすい山道です。「畑野」や「瑠璃渓」の方からも登れるのですが、一般的な「赤熊(あかくま)」から登り「宮川」に降りてくるコースにしました。
行ってみて思ったのですが、反対周りにすると、赤熊近辺の台風で荒れた後のガレ場を下ることになるので、足の負担が大きいです。私のようなヘタクソは足をくじきそうです。なので、初めて上る方、できれば「赤熊」から登ってください。
で、交通は京阪京都交通のバスが来ているので、亀岡の市街地の方からバスでゆっくりとこられます。また、「宮川」の登り口には路駐ですが車数台が停められるスペースがあります。その横の高台にも車が停められそうですが、他人さんの土地かもしれないので注意してください。
路駐といっても道が広くて、「宮川神社」にお詣りに来る人ぐらいしか来ないところなので、2重に停めなければ邪魔にはならないと思います。(責任はとれませんけど。)
赤熊に移動する
「宮川」の登り口に車を停めて、「赤熊」の登り口まで歩きます。
上の画像の一番奥のフェンスが登り口です。ここへ帰ってきます。この画像の手前の所が広くなってます。
懐かしい絵柄の案内図。ペンキの手描きですよ。
まずは「赤熊」の登り口まで移動です。アスファルトの田舎道(旧国道372号線)ですが、バイパス道路ができたので地域の人の車が通る程度でのどかな感じです。
「赤熊」のバス停まで来ました。次の交差点で曲がります。
ちゃんと標識が出てますね。山の方に向かいましょう。
一段とのどかな田舎道になりました。
地道を林の方に向かいます。
「赤熊」の登り口にも案内板があります。
登山道に入る
平地を移動して足も慣れたので、準備万端です。
ゲートを通ります。通ったら必ず閉めてくださいね。
「赤熊」の方の道には地域の人たちが案内の掲示をしてくれてます。
ゲートを越えて暫くはこんな広い道です。
案内の掲示が続きます。
もみじの若木を植えたようで、シカに食べられてしまわないようガードがされています。
この辺りには昔集落があったようですね。古墳が残っています。
木が生えていますが古墳の形は残っています。
ちょっと覗いてみましょうか。
けっこう巨大な石で作られています。
天気もいいので清々しいです。平日なので誰とも会いません。
広い道はここが終点です。
ここから登山道です。
ここにも書かれているようにピンクのテープを目印にして上ると登りやすいです。道から外れることもありますが、土砂崩れやガレ場を回避できます。
そうそう、山に入る前には...
「山の神さん」に手を合わせて道中の無事を祈願しましょう。
ここからが本番
山林整備用の広い道から普通の山道に突入です。
さて、のれんをくぐって出発です。
もともとの登山道は2年前の台風辺りから土砂が流入してガレ場になってしまってます。
ピンクのリボンに沿って行くと歩きやすい道を通れます。
「音羽川」の渓流を見ながらゆっくり登って行きます。
見どころの各所に案内をしてくれています。
写真撮りながらぼちぼちと歩きます。
上の画像の右側が登山道だったんですけど、土が流されてしまって道がへこんでしまってます。
「それなり、まあまあの見所」だそうです。
夏は涼しそうでいいですね。
けっこう上の方まで段々が続いています。
またまたありました。
おお、これは見どころ。石から生えてるみたいですね。
石が多いですが、もともとの登山道も歩きやすくなってきました。
「赤熊コース」の最大の見どころ「音羽の滝」まであと200mです。
音羽川の方は滝がいっぱい続いています。
これ見てるだけでもいいですね。
あと100mです。
なんか、この辺の滝でも結構きれいですよ。
荒れてはいますけど、歩きやすいです。
木の上は滑るので注意。
音羽の滝
前置きが何回かあったので良かったのですが、滝が多いので目的の一つである「音羽の滝」がどれなのか迷うところでした。
「音羽の滝」に到着です。
おお、けっこうな滝ではありませんか。
足元に注意して降りると滝の下まで行くことができます。自信の無い人は登山道から眺めておきましょう。
さて、「半国山」を目指しましょう。
上の画像ですが、一枚の巨大な岩盤を登り切ったところです。濡れているとむちゃくちゃ滑りますので要注意です。下るときには完全に乾いているところを通るか、岩の上を通らないよう迂回した方がいいですね。
また登山道を進みます。石は多いですが尖ってないので歩きやすいです。
こんどは「音羽の小滝」出し討です。
小さいけど立派な滝ですね。ちょっと感心しました。
静かな山道を登る
この辺りからは「音羽川」と少し距離を取りながら登って行きます。
それと、この辺りから上の画像のような標識が道を教えてくれます。
緑がきれいで山登りをしているなぁと感じさせてくれる風景です。
相変わらず道の方は石や岩が多いです。
枝道がありました。右手の方に登って行くと「烏帽子岳」に向かいます。
私はこっちの「半国山」の方に進みます。
もともとの登山道は水の流れで深く掘れてしまってますが、画像の左側の所をみんなが歩くので道ができています。
11月というのに緑がきれいですね。
また、道案内がありました。関電の鉄塔経由で回って行く道もあるようですね。
おお、なんか木が光ってますよ。
森林の中を一人、ぽつぽつと上がっていきます。自分が「生きてる」と実感できます。
広いところに出ました。
「牛つなぎ広場」と呼ばれるところです。先ほどの「烏帽子岳」ルートもここにつながっています。
休憩するには良いところです。夏は日陰なので涼しくてちょうどいいでしょう。
もう少しなので山頂を目指しましょう。
今度は土がメインの山道になりました。足が楽です。
引き続き穏やかな青空です。
落ち葉もいい色になってますね。
もうじき山頂
落ち葉をサクサクと踏みしめながら登って行きます。少しずつですが傾斜が急になってきます。(たいしたことはないですけど...)
おお、あと123mで山頂だそうです。
落ち葉で道があまり鮮明ではなくなってきました。でも、高いところを目指せば山頂ですから大丈夫です。
なんか、木のトンネルになってます。
トンネルを抜けると...
来たー。山頂だ。
やって来ました「半国山」の山頂です。
「半国山頂 774.2m」の標識です。
立派ですね。どど~ん、という感じ。
いやぁ、これは景色が良いですよ。
上の画像の鉄塔の奥の方が亀岡盆地です。
上の画像の右側にある山間の道が「千代川IC」に続く道です。
望遠すると、以前登った八木城跡の辺りが見えています。一番右の遠い山が「愛宕山」です。
亀岡盆地の望遠。京都市内は見えそうで見えませんね。
「赤熊」の登り口から1時間半ぐらいで着きました。ただいま10時半ですがお腹が減ってきたのでパンをいただきます。ぽかぽかと温かい晴天下で景色もいいので最高です。
さて、休憩模したので、「宮川」に向けて下山しましょう。
下山しようとして大阪方面を見て気が付いたのですが、「あべのハルカス」が見えています。画像が小さいのでわかりにくいですけど...
宮川に向かう
名残惜しいですが、いつまでもここにいるわけにもいきません。
今度は南斜面を下ります。
標識の「宮川」の方に向かいましょう。
暫くは雑木林の急な坂道を下ります。
するとまた標識が見えてきます。今度はなんか立派な標識が見えていますよ。
おお、「近畿自然歩道」の一部なんですね。上の標識には「宮前バス停」とありますが、最寄りのバス停は「宮川」です。
こっちの看板は親しみがわきます。
標識からは東の方に進みます。杉林が広がります。
山道の上を高圧電線が通っています。ほんでもって南の方に鉄塔があります。
すぐにまた標識があるのですが...
寄り道
なんかね。う~ん。
やっぱり鉄塔が気になるので寄り道です。下山道をそれて南に向かいます。
林を抜けるとすぐに鉄塔です。
南の方の眺望は良くないです。残念。
しかたないので鉄塔の中心で天を仰ぎます。
ああ、すっとした。
じゃ、近畿自然歩道に沿って下山しましょう。
ときどき巨石があります。
宮川に続く道は上の画像のような斜面を横切る山道が多いです。快調です。
お、休憩場所発見。
ここは眺望が良いですね。ど真ん中にある「島」が「井内城跡」です。
また山道を歩きます。等高線に沿って歩く距離がけっこうありますよ。
分かれ道になっているのですが、下の道は通行止め。上の道が「近畿自然歩道」です。
もう一回書きますけど、最寄りのバス停は「宮川」です。
杉林の中をどんどん進みます。今日も平日なので誰とも会いません。ホンマに静かです。
良い色に紅葉してますね。
ほんとにいい天気でストレス発散できてます。職場のみなさんごめんなさいね、いつもいい目ばかりしてて。
この辺りは「クヌギ」の木が多いです。夏にはゲンジがたくさん取れそう。
また眺望のいいところに来ました。
眺望もいいのですけど、今日の雲はとてもきれいです。
分かれ道
だいぶんと下ってきましたよ。
分かれ道です。
左から降りてきたのでまっすぐ進んで右の方に行くと「金輪寺」の裏側に出る道です。私は標識に沿って「宮川」の方に進みます。(金輪寺の手前に出ます。)
杉がメインの林ですが倒木があります。
土手の上を迂回したりする必要がありますが、歩くのが困難というほどではありません。
コンクリートの道に出ました。右の方に降りていくとコンクリートの舗装路を歩いて「宮川」の方に行くのですが、左の方に登って「金輪寺」の方に進みます。
標識の前に立ちました。上の画像では右手の方が登りで「金輪寺」方面です。
コンクリートの道を300m弱登ります。
金輪寺の前で「金輪寺旧参道」の方に降りていきます。私の今立っている後ろの方に「金輪寺」への石段や駐車場があります。
旧参道を降りましょう。
歩きやすい道です。
さて、降りてきました。
「宮川」のゲートです。行きしには、先の方に見える灯籠の所で写真を撮りました。「半国山」の山頂からここまで、より道もしていたので1時間半ぐらいです。
いやぁ、とても楽しかったですよ。「音羽川」の渓流も見どころ多かったし、山頂はグッドな眺望だったし、下りはとても歩きやすい土の道だったし、休憩も入れて一周4時間程度なので、自分にはぴったりのコースでした。残念ながらコースの近くにトイレがなかったのが悔やまれます。そこさえクリヤーできれば、けっこうおもしろい初心者コースになるんでじゃないでしょうか。
今年に入ってからも雪のちらつく中、同じコースを歩きました。その時には「金輪寺」の裏手に出るコースで歩いてますので、機会があれば記事にしましょう。
アクセス
- 京阪京都交通バス「赤熊」下車
- 京阪京都交通バス「宮川」下車