しぐれ、のち晴れ
亀岡市の本梅町にある「菅原神社」です。今年の正月に用事で出かけた時、近くなので寄って参詣しました。
名前の通り「菅原道真公」をお祀りした神社です。「天満宮」と名付けられる神社が多い中で、「菅原」と道真公のお名前を冠しているのですが、地図を見てみると亀岡近郊には「菅原神社」とされているところが何カ所かありますね。
その中の一つである「本梅町」に鎮座する「菅原神社」です。亀岡市から大阪の山間部を抜けて兵庫県の川西市につながるR477から少し山手の方に行ったところに鎮座しています。
で、今回はお断りが一つ。カメラつーか、レンズが故障してました...帰ってきてから調べてみると絞りの羽が開きっぱなしで絞っても戻ってきません。
私もあまりカメラには詳しくはないのですが、ダイヤルでは(光量)を絞っているのですが、絞りの羽が開きっぱなしなので、カメラが設定したシャッタースピードでは(光量)が多すぎて、撮れた写真が白っぽくなってしまってます。
実はこのレンズ30年ほど前のMINOLTAの28㎜なんですけど、摺動部分に塗られているグリースから油分が滲み出して絞りの羽についてしまい、絞りが動かなくなってしまっているようです。何回かシャッターを切ったら戻ってくるのですが、開放に近いところでシャッターを切った後はすぐには戻ってこず、ダイヤルで絞っても開放になったままにシャッター切ってるようです。
せっかくのレンズが...つっても仕方ないですわな。当日は、まだ薄曇りだったので、なんとか見るに堪える写真で紹介します。
R477から「平松」の集落に入り山の方に進みます。車で来たのですが、専用の駐車場はありません。鳥居の右手の方に軽自動車2台分ぐらい停められるスペースはあります。
「菅原神社」の鳥居です。
「亀岡の自然100選」に選ばれています。まさに森の中の神社です。
参詣道を進みます。う~ん、やっぱり白っぽいですね。実際は少し薄暗くてとても神秘的な印象だったんですけども...
けっこう長い道です。とっても静か。
手水舎がありました。柱、なんかすごい傾斜ですね。
ここには「天満宮」と記されています。
最後の石段を昇ります。
見えてきましたよ。
Webを調べると、「菅原神社」の創祀は天徳元年(957年)だそうです。言い伝えによると、当時の領主の命により「平松村」の「児島弥右上門」が造営したとも、「平松村」の村人達が雷を恐れて道真公をお祀りしたとも言うそうです。
この本殿は元禄17年(1704年)に再興されたものだそうです。シンプルな柱の模様に歴史の重みが感じられます。
社紋は「星梅鉢」ですね。
う~~~、拡大しても読めませんでした...
残念がら中はうまく写せませんでした。
1000余年の間、この地に静かに鎮座している神社です。道が地道からアスファルトになり、馬が車になってもこの地から見える景色はのどかです。何も言わずに地域の暮らしを見守っているという風格が感じられます。
通り雨が降ってきました。俗にいう「時雨(しぐれ)」ですね。そんなに強くない優しい雨です。 軒からポツポツと雨だれが落ちてきます。時間が止まってるような不思議な感覚になります。
狛犬の脚の下には龍?でしょうか。
こちらは璧ですね。口がとても印象的な狛犬です。
さて、雨も上がりましたのでボチボチ行きましょう。
とても静かです。人の気配を全然感じません。
明るくなってきました。雨上がりは緑が良い色になります。
のどかな山村。正月ということを差し引いても、少し静かすぎるぐらいです。
この時は新型コロナウィルスがこれほど拡大するとはあまり考えられませんでした。昨今の京都は非常事態宣言下にあっても毎日100人~150人程度の新規感染者が出ています。出口の見えない長いトンネルのようですね。
アクセス
- 京都縦貫道「亀岡IC」より車で25分程度