最近は『豚熱』というらしい
私は山歩きが好きなおっさんです。
「登山」なんて言うおこがましいものではなく「山歩き」のレベルです。近所の山を歩いて、「ああ、自然はええなぁ~。」って感じる程度で十分です。あんまり高い山とかは体力が無くてしんどいし、自分にとっては危ないし、なかなか行けません。
そんな軟弱なおっさんですが、そのおっさんの書くBlogの中では、他の記事と比較すると「山の記事」を訪れる方がけっこういらっしゃいます。私の山行きの記事などは大した発見もないし、おんなじような写真のオンパレードやし、自分で見返してみても恥ずかしいレベルなんですけど...
そんなおっさんから、「山」に興味のあるみなさんに切なるお願いです。
今、亀岡近辺の山でイノシシの豚コレラが流行っているそうです。私らの世代は「豚コレラ」でピンとくるのですが、今は名前が変わって「豚熱」というそうです。
で、何が言いたいのかというと、これ。
東本梅町自治会ホームページ (クリックすると別窓で開きます)
「半国山」のゲートに掲示されています。
先に言っときますけど、人間は「豚熱」に感染しません。
「ほんならイノシシなんて畑を荒らす害獣やし死んでしもてもええやんけ。」って考える人もいるかもしれませんが、コトはそれほど簡単ではないんです。
「豚熱」は感染力が非常に強く、イノシシの体液等と一緒に輩出されたウィルスに接触することによって広がります。例えば、ウィルスが含まれた土壌が靴について運ばれると、その土を通して感染が広がります。で、養豚の豚に感染してしまうと、その豚舎は全頭殺処分されてしまうようです。鳥インフルエンザとおんなじですね。
現在、豚熱は2018年に岐阜県で確認された後、徐々に感染地域を広げています。これは家畜業界の危機です。なんと、飛び火して沖縄にまで行ってます。これは完全に人間の活動が媒介になっている証拠ですね。イノシシは沖縄まで泳いでいけませんし...
今回の設置看板は令和4年3月31日期限ということですが、感染が収まるまでは随時更新されるとのこと。今回は「半国山」のゲートですが、感染がどんどん広がっている今、日本全国どこの山でも同じだと思います。
なにも山に入るなとか、登るのをやめよとか言っているのではありません。私も山に登りたいです。登るのならば、下山時に必ず靴の洗浄を行うこと、山の中にごみを放置しないことを必ず守っていただきたいと思います。
ハイカーが原因で感染が広がった、なんてことになったら入山に対する規制がされていくかもしれません。そんな結果にならないよう、他人様の山を歩かせてもらっているということを肝に銘じて、やるべき事をキチっとやって世間様に迷惑をかけないようにしたいと思います。
山好きの方、邪魔くさいでしょうけれども、日本の将来のためにご協力お願いいたします。