番外編 岐阜・滋賀
勝手に五連休にしてしまった私ですが、せっかくの休みなので、「愛宕山」に続いてもう一ヵ所どこかに登る事にしました。
で、以前から目をつけていた「伊吹山」に行ってみましょう。
私が「伊吹山」に行ったのがオリンピックの開会式がある7月23日(金)。世間では前日の22日(木)が連休最初の海の日ということでレジャーに出かける人が多いのではと予想を踏んで、また23日(金)は夜にオリンピックの開会式があるので、遠いところへのお出かけは少ないかな、とアホな頭で考えました。
そして、先んずれば人を制すなので、朝早く行って、早く帰ってくることにしましょう。それと、しんどいのや嫌なので、「伊吹山ドライブウェイ」を使って山頂近くまで行き、お手軽登山で極めたいと思います。
この時期、「伊吹山ドライブウェイ」は24時間営業なので、「日の出」を見る人が帰るころから登って、一般観光客が登ってくる売店などが営業を始める時間には下山してくるという攻撃で極力感染のリスクを下げましょう。
なんとしてでも感染は避ける!
何もかも自粛はしませんが、行動するときには細心の注意で、世間様に迷惑をかけないようにいたします。
で、道中のゴチャゴチャは省いて、もうすでに全長17㎞ある伊吹山ドライブウェイの終点近くです。
もう後1㎞弱で駐車場。左のとんがった山が伊吹山の頂上です。飛行機雲の行く手の方に琵琶湖が見えます。いきなりヒャッハー!な画像からスタートです。
北東方向は雲海になってます。
で、到着しました「伊吹山ドライブウェイ 山頂駐車場」。わ~い。
ごっつう、ええ感じですわ。 高い。高いところですよここは...
売店は営業開始前。トイレは開いてます。
売店の横に展望台。山頂まで行った方が高いのに、なんでわざわざこんなところに、こんなもん建てるんや?
と、いいながらも、そこにあれば登りたくなるのが人情。駐車場の車は3,40台といったところでしょうか。車中泊、もしくは日の出を見て帰り支度の人が2割くらい。山登りの人が4割ぐらいかな。残りの人達は駐車場の手前でカメラ構えて何か撮ってます。
ちょっと霞んでますけど琵琶湖。
北方向。
ま、展望台はこんなもんにして登りまひょか。
松尾芭蕉の句碑。
解説書き。
記念撮影用看板。
「伊吹山ドライブウェイ」は要所要所にこの案内板があって、どの山が見えているのかよくわかります。
弥勒菩薩かな?
現在1,260m。あと117m登れば正真正銘の頂上。お手軽登山ですなぁ。
お花畑があって、伊吹山のローカルルールが書かれています。省略しますけど、登る方はご一読ください。
で、ゲートがあるんですけど...
その横に入山協力金の集金ポスト。一人¥300-です。しっかり入れましたよ。
山頂に荷物を運ぶエンジン付きのモノレール。
さて、行くぞ! もう、最初から景色サイコー。
お花も忘れていません。 これは「クガイソウ」。
「ヤマホタルブクロ」です。
「シモツケソウ」の咲き始め。
さて、どんどん行きます。 山に登る人はポツポツ。 十分すぎるソーシャルディスタンスがとれます。
まわりの雲は刻一刻と表情を変えています。
そのうち駐車場も雲の中になりそう。
またゲートです。
もしかして、地球って丸いんじゃね? と感じられそうな解放感ある景色。
ほんでもって急斜面を横切る絶景の登山道。
登山道にゴツゴツの岩場が多いのが難点ですが、乾燥しているので歩きやすいです。
山の上の方向。すこ~し雲が流れています。
もうじき登山道の一番西のところに来ます。人がいないのサイコー。
フェンスに囲まれたお花畑なんですけど、あんまり咲いてませんね。
「メタカラコウ」。
アザミが多いかな。「コイブキアザミ」でしょう。
「イブキトリカブト」でしょうか?
今度は南側の斜面です。関ヶ原の町とか見えるはずですけども、今日は雲の下。
ちょっと幻想的な雰囲気を醸し出しています。
ガスの中。
晴れた瞬間。ちょうど真正面が山頂です。
山頂が近づき、建物が見えてきましたよ。
並行して走る登山道。あっちは整備が良くされていて、けっこう平らです。
おお、一瞬下の街並みが見えました。
「カワラナデシコ」です。
登山道から外れないように杭があります。
もうすぐ山頂。あの上ですよ。
やって来ました、伊吹山山頂! けっこうガラガラ。
起伏のある広場のような感じです。
残念ながら山は雲がでてあまり見えませんね。
向こうの方にもなんかあるぞ。あとで見に行きましょう。
なんかの碑。全然読めません。よく観光地にある漢字ばっかりの碑文なんですけど、とても古いものなので、当時は人力で持って上がったのかなぁ。
「伊吹山 一頭三角点」やったー。
「三角点」の説明が書かれています。設置は明治18年(1885年)です。
山頂はこんな感じ。 どこが一番高いの? 三角点よりも向こうの方が高そう...
「南弥勒菩薩」です。
明治45年に建設されたそうです。担いで持って上がってきたそうです。
じゃじゃ~ん。 何とも言えないB級感が漂ってます。
わし:「これ、読めるけ?」
嫁ハン:「へ? にほんぶそん?」
わし:「...」
日本武尊(倭建命:やまとたけるのみこと)は、伊吹山の荒神を退治しに来たのですが、そこに現れた荒神の使いであると思われた白いイノシシ(実は荒神自身)にしてやられて退散したという話があります。
こちらは「弥勒菩薩」です。
現在石仏は麓の「伊夫伎神社」の対岸にある「秋葉さん」に移されているそうです。
おお、足元に花が...「イブキジャコウソウ」です。
眼下に駐車場が見えています。
「伊吹山頂1,377m」
「伊吹山山頂お花畑案内図」
また「カワラナデシコ」。けっこう気に入りましたよ。
「キンバイソウ」です。
さて、休憩しましょ。北アルプス方面と駐車場の見下ろせる草原でパンをいただきます。現在9時少し前です。
さて、ゆっくり休憩したので、今度は「東登山道コース」から山頂駐車場に向かいましょう。この道は山頂から駐車場に向けての一方通行です。
トンボがいっぱい止まってます。もう秋っぽい感じですね。
駐車場まで60分と書いてますが、けっこう早くつきます。このコースは山歩きの靴があった方が良いですね。
ゲートが見えてきました。
石段にも「イブキジャコウソウ」。
雲が斜面を上がってきます。
うお~、全然見えなくなった。
次の瞬間、視界すっきり。 ごつごつした岩が多いコースです。
ルートはしっかり確保されています。カルストっぽい地形になってきました。
山肌にも岩が露出しています。
コースも狭くなっているところがあるので気をつけないと膝を打ったりします。
植生が変わってきました。
山頂の方を望みます。こっけう降りてきました。
駐車場間近。
駐車場のゲートです。なんか車いっぱいだよ。
現在9:50です。写真を撮りながらでも40分かからず降りてきました。
駐車場は9割程度埋まっています。最初の目論見通りです。靴を履きかえてドライブウェイを下りましょう。
ドライブウェイの途中から見た「濃尾平野」の方向。
伊吹山ドライブウェイは、こんな風に17㎞続いています。
まだ高度が高いので雲と同じ高さです。
やはり、秋や冬でないとほんとに遠い山はなかなか確認できませんね。
山頂の方は雲に隠れたり姿を現したり。
まわりに伊吹山より高い山はないのですが、周囲の山に向かって道が伸びてますね。歩くと気持ちよさそうです。
下の方に山あいの集落が見えてます。そうそう、「岐阜のマチュピチュ」に行こうと思ってましたが、新型コロナウィルス対策の為、展望台への道が閉鎖されているそうです。残念。
穂高や槍ヶ岳が見えるそうですが...霞んでますね。
伊吹の方を見ると、崩れかかった山肌。
登ってみたくなります。
あれは獣道?
「上平寺越駐車場」まで下りてきました。山頂はとっても遠くになりました。
九十九折れの伊吹山ドライブウェイと濃尾平野。
去年行った、恵那山方面の山々も見えるようですが...
今日はちと無理か。
さっきから、数珠つなぎでドンドコと車が上がってきます。こりゃ駐車場満杯でしょうね。
さて、下の町まで下りてきました。
いやぁ、サイコーでしたよ、伊吹山。
車でちょっと行って、最後のおいしいところだけ登山気分が味わえるので私のような、なんちゃってクライマーにはうってつけの山です。土日や休日は朝一番日の出時分が吉ですよ。一度登ってみてください。車が無い方、登山バスもありますので楽チンです。
つーことで、5連休の第2弾も出足快調です。ホントは伊吹山にある「中山再次郎像」を見てみたかったのですが、下から登って3合目ぐらいのところなので今回はパス。
車で行ける「伊夫伎神社」へ参詣してから、ちょっと早めのお昼ご飯にしましょう。
アクセス
- 伊吹山ドライブウェイ入り口