”降車ボタン”フェチ?
私は毎日、通勤で京都市営バスを利用しています。
京都の市バスといえば、観光客目当てにとんでもない数の車両が走っていることで有名ですね。新型コロナウィルスが蔓延して、観光客が来ない今でもその数はほぼ変化がありません。
観光地巡り専用に近い100番台の系統が休止しているのと金曜の夜遅くに走っていたバスなどが無くなったぐらいで、日中の本数はさして減ってません。
日中に利用する私なんかにとっては とてもありがたいことなのですが、当然赤字は膨らむばかり。で、その市バスですが、現在数種類の車両が存在します。
その車両の中でも古いものになるのですが、シートのカラーが赤紫の車両があります。
こんな感じ。(お客さんがぽつぽつ乗ってるので、おおっぴらに写真撮れません。チラッとのみ。)
この感じとってもゴージャスで大好きなんです。でも、後部のタイヤハウスの関係で座席がとっても座りにくくて不評らしく、徐々に新型車両に代わって行ってます。今となってはなかなかこの車両に当ることもなく、ちょっと寂しい感じがします。京都バスがどちらかというと赤基調のカラーを使っているので、市バスは青や緑基調のカラーが主流を占めています。
で、この車両で一番好きなのが降車ボタン。
もう、「降車ボタン・フェチ」と言われてもいいぐらいの好きさ加減です。
これ。縦型。
横型。
この赤いランプの灯り具合、むっちゃ萌えます。昔の肉屋さんのネオン管のような妖しい光り方で、私にはビンビン来ます。そして銀色のメッキを施した立派なカバー。今、最新の降車ボタンはプラスチックの塊でおもちゃのような雰囲気になってしまっているのですが、それと比べると もうとっても貴婦人のようなたたずまい。バス停で待っている時に、交差点をこの旧型車両が曲がってきたときの期待感といったらありません。この降車ボタンの輝きを何回も見られると思うと、幸せ、幸せ。
でも、そのうちこのボタンともお別れしなくてはいけない時が来るでしょうね。通勤のささやかな楽しみがいつかは無くなってしまうというこの事実。予算不足で旧型車両が末永く使われますように...
バスが丸太町橋の上で停まった時の写真です。写真では少し白っぽいですが、朝からとっても爽やかな秋晴れになっています。
仕事場ではあまり役に立たっていない私ですが、今日も一日頑張りましょうぞ。