深淵に迫る! 天岩戸神社とは?
さて、「皇大神社」を散策しましたので、今度は本命の「天岩戸神社」です。
看板の方向に進みます。
しばらくは平たんな道です。と...
いきなり「日室ヶ岳(岩戸山)遙拝所」です。ピラミッドみたいですね。「日室ヶ岳(岩戸山)」は神霊降臨の「神体山」です。頂上には「磐座」らしき巨岩もあって、「皇大神社」はもともとこの山頂にあったとも伝わるそうです。
手前の石に「一願成就」と刻まれていますね。「一つだけ願い事をすれば叶う」という一願成就の信仰が古くからあるそうです。
原生林におおわれた「岩戸山」。見れば見るほど神秘的。人工の山のようにも思えてきます。
さて、「天岩戸神社」の方に向かいましょう。坂を下ります。
標識があるのですが...
後ろ方向に「自然散策路」と矢印が出てます。
絶賛崩壊中。
手すりか何かだったと思われれる丸太が土砂崩れでなぎ倒されています。
あんなとこ登れるんかいな? ちょっとムラムラとしてきました。「ガイドブックに載らない京都」としては、ここは一発チャレンジして、当然、大失敗して記事のネタにするのが常道なんですけど...
実はこの後、夜までに訪れたい所が目白押しなので、時間がありません。後ろ髪惹かれる思いで「天岩戸神社」に向かいます。
急な坂道をどんどん下ります。
下の道が見えてきましたよ。
矢印によると「天岩戸神社」はこの道の山の方にあるようです。
「岩戸山京都府歴史的自然環境保全地域」と看板があります。
で、宮津方面の近道にもなってるようですね。細くてくねくねしてそうですけども...
さて、行ってみよう!
と、意気込んで歩き出したのですが、すぐ到着してしまいました...道から左下の方に降りていくようです。
こらまた古い案内板。
では、下の方に降りていきます。薄暗くてゴクリと生つばのみ込みそうな雰囲気です。
下の方まで階段が続いていますね。鳥居らしきものも見えています。
社務所? しまっていて無人のようです。お土産物などの販売所のようでもあります。昔は多くの人が訪れたんでしょうね。
鳥居まで来ました。
ここにも古い案内板。
下の谷が見えています。
小さな祠。
さ、まだ下の方に降りていきますよ。
谷底の通路まで下りてきました。苔むした岩がいっぱいです。
下流方向。さっきの案内板に50mほど行くと「産盥(うぶだらい)」と呼ばれる甌穴があるそうですが、ちょっと降りて行けなさそうです。
巨岩の角を曲がると...
「天岩戸神社」です。 やっと到着です。
この鎖を伝って登って行きます。
うぉりゃ! っと掛け声かけて登って行きます。
もう少し...おりゃ、おりゃ、おりゃ!
うおおお...登り切ったぞ。
「天岩戸神社」です。今日、ここまで無事に来られたことに感謝して拝みます。
で、降りなあかんわな...下まで...
つーことで降りてきましたよ。周囲を見てみましょう。
池のように水が溜まってます。石の色からすると、現在水位は低めのようですね。
下から見上げると青もみじがきれいです。
紅葉に時期には絵になりそうな感じがします。
あんな高いところに登ってたんですね。落ちて怪我する人も出てくるんではないでしょうか。
ここ、これ。
どう見ても「天岩戸」。ここがほんまもんの「天岩戸」だったとしても何の不思議もないような岩。しかしすごいところですね。なんか、「皇大神社」が「天岩戸神社」を守っているように思えてなりません。
さて、ぼちぼち戻ります。降りてきた石段をゆっくり戻りますよ。
けっこう下まで降りてきたようです。
ほんとに原生林ですね。大きな木がいっぱい。
やっと上がってきました。今度はこの道沿いに駐車場まで歩きましょう。
だんだんと天気も良くなってきました。
秋の山道をゆっくり下って行きます。とっても気持ちいいですね。
途中、山の上から道路の下を通っている大きな管。
下の建物まで続いています。水力発電所かな?
里まで出てきました。のどかですねぇ。
最初はおどろおどろしさもあったのですが、お詣りを終えてホッとしてます。大江山の道は昔からよく通っているのですが、こんな秘境みたいなところがあったとは知りませんでした。緊急事態宣言中とはいえ、平日の昼間、誰とも会わずに参詣できたので、土日であってもそんなに多くの人が訪れることはないようです。
長かった夏の暑さもそろそろ終わろうとしていますので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
アクセス
- 京都縦貫道「舞鶴大江IC」より車で20分程度