目的は上賀茂神社?
先日、「鴨川」沿いを歩きました。
先週のブラタモリでも「加茂川」を取り上げていたので私も記事にしてみます。
たまたま被っただけで、「ブラタモリ」を見たから歩いたわけではないのですよ。(放送よりも前に歩いたんだよ~)ほんとに。
5月終わりの某日、「ブラタモリ」で「加茂川」が取り上げるなんて知らなかった私は、なんとしてでも15㎞歩いて来いと言う命令に従い、京都市内を歩くことにしたのですが、ただ15㎞アスファルトの道をぶらぶらしたのではなんにも面白みがないので、せっかくですから「上賀茂神社」にお詣りすることにしました。
「上賀茂神社」に行くには私の通勤ルートの「二条駅前」から市バス46系統に乗れば苦労もなく終点の「上賀茂神社」まで連れてってくれます。でも15㎞歩いて来いと言う謎の命令があって、仕方ないので「鴨川」沿いをここから歩くことにしました。
ここ↓
わかりますか? 京都民なら地下鉄の駅であることはわかると思うんですけど...
ヒント↓
1番出口の写真です。 PCで見てる人は字が読めるでしょうけど、スマホの人は困難かな?
答え↓
...
知ってますか? 「くいな橋」駅って? 京都民でも知らん人 多そうな駅なんですけど...
ハッキリ言って周りになんにもありません。「京都運輸支局」(車検場)と「京都拘置所」ぐらい。普通の人はあまり用が無いところ...だいぶんと離れた所に「龍谷大学」と「伏見稲荷」。でも京阪とかJR奈良線の方が近いし。
客観的に見て、ほんまにアホやと思いますけど、ここから「上賀茂神社」を目指して「鴨川」を遡上したいと思います。
題して 「京都縦断 鴨川ウォーク」!!
ま、ぼちぼち歩きますわ。
一番出口から右手の方。(東方向)こっちに進むと「龍谷大学」があって、もっと行くと「伏見稲荷」の近くに到達します。だいぶんと遠いけど...(いや、自分の行く上賀茂神社の方がはるかに遠いやろ...)
で、わしが行くのは左手の方。(西方向)「くいな橋」が見えています。
で「くいな橋」上。 これは下流方向です。もう少し先で桂川とかと合流してます。
こっちが上流方向。 ここからスタートです。ただ今午前7時。 さて何時に上賀茂神社につくのやら...
「くいな橋」を渡り切って右岸(西側の岸)を歩きます。一応「くいな橋」の親柱を写しておきます。
鴨川沿いは基本的に遊歩道などの歩くための道が続いているので、車を気にせずに歩いて行けます。 わ~い。
さすが川沿い、鳥が多いぞ。 とちょっと感動したのですがただのハトでした...
京都運輸支局。バイクの車検に行くときは、いつもは下からこの土手を見上げてます。今日は土曜日で閉庁ですね。
川岸に道があるのでそっちを歩きましょう。
第二京阪です。
時々段差がありますね。
朝の鴨川はとても穏やか。
鳥も飛んでるし...
魚も泳いでるし... (何かむっちゃでっかい魚が2匹泳いでます)
橋に来ました。国道24号線の「勧進橋」です。いつもはこの上を通ってるのですが今日は下。なんか変な気持ちです。
第2京阪が鴨川越えてます。鴨川東ICです。
ほんで十条通りの橋です。「陶化橋」という、橋の真ん中にバス停があるへんな所です。
お、なんか変わった鳥か? また、ハトでした...
今日は快晴でとってもすがすがしい朝です。 この辺はけっこう南の方なので朝の散歩に鴨川沿いを歩く人もほぼいません。
「夾竹桃」が咲いています。
九条通りまで来ました。「東山橋」です。
新しい橋になってますけど、昔はこの橋の上を市電が走ってたんですよ。橋自体が坂になってるので、下りはゴーってとっても迫力ある走りっぷりでした。
なんか石が積んでありますね。賽の河原状態です。今は平和な鴨川ですが、もう少し上流の方は江戸時代までは「さらし首」がさらされたとっても恐ろしいところだったんですよ。
こんどはJR奈良線。
ほんでもって東海道新幹線。
で、東海道本線。
おお、ちょうど上を電車が通ります。ガゴー。
歴史ある橋脚ですね。
さっきから橋の上で出番待ちです。ずっと動きません。
「塩小路橋」まで来ました。
で、七条通り。この「七条大橋」からは右岸に歩道が無くてここで行き止まりです。
仕方ないので一回上に上がって左岸に渡りましょう。
「七条大橋」の上に来ました。上流方向を見ると、やっと京都の鴨川という景色です。
「七条大橋」の上です。このまま歩いて行くと「三十三間堂」とか「国立京都博物館」があります。
で、左岸です。川端通り沿いにもこういうきれいな道があるのですが...
下に降りて川沿いを歩きます。
橋についてる銘板。ふる~。
鴨川沿いにある位置案内。橋から橋までの距離が示されています。
ドンドコ歩いて五条通まで来ました。ここから上流には右岸に歩道があるのでまた橋を渡りましょう。
向こうの方に、昔Blogで紹介した「弁慶と牛若丸」の像や「扇塚」があります。
「五条大橋」の「擬宝珠(ぎぼし)」。このうちのいくつかは昭和10年の洪水で流失したので昭和27年に鋳造したと刻まれています。お暇な人は探してみてね。
さて「五条大橋」西詰まで来ました。ブラタモリでも出ていた「みそそぎ川」です。
川の方に降りていきます。
ここから右岸は川のすぐそばに歩道が続きます。
で、実はここが「みそそぎ川」の終点です。鴨川に流れ込んでいます。
京都の夏と言えばこの「床」ですね。
でね、実際、昔ほど涼しくはないんですよ。すごく気温が高くなりますから。夜でも結構蒸し暑いのがホントのところ。でも風情があるので流行ってますね。
ハトしかいない鴨川沿いを遡上していきます。
もうすぐ「四条大橋」です。対岸の「南座」。
「四条大橋」のたもとは「東華菜館」。昔、おばあちゃんによく連れて行ってもらってました。
「四条大橋」の橋の下。
こんなところにも掲示があるのが京都。
ここから上(かみ)が床の本場。ずらーっと続きます。
「四条大橋」と「南座」。
鴨川の流れは静かです。朝の散歩の人達がちらほらと見られるようになってきました。
「三条京阪」です。京阪は、今は地下に潜ってますが、昔は川端通りを走ってました。ほんでもって京阪本線の終点が三条京阪でした。今は今出川まで伸びてます。ほんで京津線は地下鉄とと一緒になってしまいました。
三条と言えば「先斗町歌舞練場」。
三条大橋です。修学旅行生が集合写真撮ってますよ。コロナがましになって良かったですね。
風情のある「三条大橋」。ここの擬宝珠には新選組の刀傷が残っていると伝わる擬宝珠があります。過去記事探してみてください。
で、ここが「みそそぎ川」のはじまり。多くの水流は階段上の取水口から「高瀬川」になってます。「床」をするためにわざわざここから「高瀬川」から分流して「みそそぎ川」を作ったのでした。アホです京都民。それも公共事業で...
ここから上流も「みそそぎ川」って言いますけど、もともとは高瀬川でした。高瀬川のおかげで水上輸送が盛んになって木屋町界隈はすんごくにぎわったんですよ。
ま、そんなことどうでもいいわい。 どうですか、この鴨川の流れ。立ち止まってずっと眺めていても飽きません。
二条の飛び石です。
この辺りの「みそそぎ川」にホタルが出ます。毎年訪れる蛍が見える足場。今年は人いっぱいでメチャクチャでした。もうここはアカンかなぁ。昔は静かにホタルが見られたのに...
さ、どんどん歩きます。太陽がだいぶんと登ってきましたよ。
対岸にある「白川放水路」。比叡山からくる白川の水は岡崎疎水を通ってここまで来ます。
さ、「丸太町通り」まで来ました。この橋は通勤で毎日通るところです。
現在8時30分。歩き始めてから1時間30分が経ちました。少し気温が高くなってきましたが、5月下旬のまだまだ清々しい気温です。
「上賀茂神社」は遠いなぁ。ここからバスに乗ったら簡単に家に帰れるなぁ...
い、いや、初志貫徹。頑張ってお詣りに行きますよ、雷の神様。待っててください。
ちょっと心が折れそうやけど、後半に続く。
アクセス
- 京都市営地下鉄「くいな橋」下車