2月11日(土) 天気回復傾向!
山頂まで来たところ、どんより曇っていたお空が回復傾向。
こりゃ嬉しいですね。やっぱり雪の写真撮るのは青空が似合いますからね。でも、スッキリとはいかず晴れたり曇ったりしてます。ま、山間部なので仕方ありません。
ささ、四の五の言ってないで愛宕神社を目指しましょう。
で、山頂からはさっき登ったカチンコチンに凍った氷の坂を下らなくてはなりません。この氷の上で滑ったら、ボブスレーよろしく弾丸のように下まで落ちていくことでしょう。ホントにアイゼンがあって良かったです。
おおかたの予想を裏切って、無事坂の下まで降りましたよ。 むひひ、残念でしたみなさん。わしとて「学習」しますからね。 で、ぼちぼちとジープ道を歩いて行きます。でも、今日はほんとに人に出会いません。静かでいいんですけどね。
この辺りもけっこうな高さの杉の木に覆われています。
ところどころ日が射しこんでいます。 雪の木洩れ日ですね。
向こうは裏参道の方向です。 もうじき裏参道と合流します。
合流地点のお地蔵さんです。
気温が上がってきたのか、雪が溶けだしているところもあります。
展望が開けました。 やっぱり青空は良いですね。
右の方は京都市内です。
桂川が見えますよ。
杉の木が太くなってきました。 もうすぐ境内です。
おお、休憩所が見えました。
休憩所現在気温は2℃。 けっこう暖かいですね。雪も解けるはずです。
う~ん、今日はみんな登ってこないのかなぁ。ひっそりとしています。
ま、静かなのはいいことだし、お詣りしに行きましょう。
んで、石段です。 とほほ。 アイゼン外しました。
さ、ここまで来たんだし、腹くくって登りましょうか。
雪に近いところは氷になっててツルツルです。ちょっと危険なぐらい滑ります。石の上でこけると とんでもなく痛いので勘弁です。
もう少しですが、さすがに足がガクガクです。
来たぞ~。 やっと最後の鳥居です。
ここ、全面的に凍ってます。こわ~。
で、門をくぐると...また石段。
最後の石段。ここもけっこうツルツルです。
やった、やっと到着です。まだ石段あるけど...
久しぶりの愛宕神社です。
「愛宕大神」の神額。
本殿です。
わしの家族が毎日元気で暮らせていることに感謝します。ほんとにありがたいことだと思います。
ささ、奥の方に行きましょう。
お寺で言うと奥之院に当るところでしょうか。雷神様が祀られています。
太郎坊の絵馬。「天下静謐(たんかせいしつ)」と書かれています。
こちらは嘉永元年とありますから1848年の絵馬です。
さらに奥には摂社が鎮座してます。
こちらは猪の絵馬ですね。
今回は頼まれてお札をい頂きに来ました。「火廼要慎」のお札です。以前にも書きましたが、京都民の台所にはたいてい愛宕さんの「火廼要慎」のお札が貼られています。飲食店などのお店だけではなく、一般の会社の炊事場なんかにも「火廼要慎」が見られます。歴史上何回も大火に見舞われた京都民にとっては愛宕さんは火除けの神様ですから当然と言えば当然ですけど。
参詣もしたしお札も授かったし、そろそろ下山しましょう。今回は車で麓まで来てますので、同じ道を下りていきます。
見ての通りのツルツルなので、慎重に下りますよ。ここからはアイゼン着けてもいいのですが、石段に傷つけたくないのでトレッキングシューズで行きます。
もうね、ツルツル。 右足が滑る前に左足を出して...みたいなドタバタ歩きです。
そんな中でも写真を撮ることは忘れません。なかなか気に入った一枚です。
安全圏まで下りてきました。石段が見えているところは大丈夫です。でも、その横の雪は「氷」になってますのでアイゼンが無ければ乗ったとたんにツルッと滑ってしまいそうです。
下まで下りてきました。足がつりそうなぐらい筋肉が緊張してます。
しばし下肢のマッサージ。明日は(明後日かな...)筋肉痛まちがいなしです。
わしが降りてると、何人かの人が登ってきました。少しずつ人が増えてますね。
さ、樒原目指して歩きます。こっちの道は人がいなさそうですけども。
おおおお、きれいきれい。カメラで撮ってもなかなかきれいになりました。
秋の名残もありますね。
他の雪山にも登ってみたくなりました。 ま、技術も体力もないので近くの低山しか無理でしょうけど。
お日様が出てきたので暖かく感じます。
日が当たっているところは氷が少し溶けてきています。ザクザクからジャリジャリに変わってきました。
天気後良いと気分がハイです。 もうじきスキー場跡です。
ん~ん、天気も良くなったことだし...
もっかい行くぞスキー場! もっかい登るぞ~!
登りきってみると、青空でとってもいい景色。
やっぱり、青と白があるといい感じですね。
たまには出演します。
さっきの横殴りにの雪とはえらい違いですね。
雪は固く引き締まっているので普通のトレッキングシューズでもあんまり沈みません。結構歩きやすいです。
小動物の足跡。 イタチかうさぎクラス?
けっこう歩き回りました。 雪原は気持ちいですね。
十分満喫できました。 あんまりゆっくりもできませんのでそろそろ出発しましょう。
またジープ道を歩いて樒原まで降りていきます。
今履いているトレッキングシューズも2年半ぐらいになるんですけど、そろそろ防水が効かなくなってきたようです。小指の辺が冷たい気がします。スキー場を歩き回ったので仕方ないですね。
日の当たるところはカチカチからザクザクに変わってきました。
この斜面の雪が溶け切るまでにはもうしばらくかかりそうですね。
おお、もうじきすり鉢のところに出ますよ。
やっぱり青空が見えるっていうのはすてきですね。
ここのすり鉢、とっても気になります。 暖かくなったら一度降りてみましょうか。
明智越の方はほとんど雪がなさそうですね。 さ、どんどん下りましょう。
急坂になって雪がなくなってきました。
アイゼン外します。 これはモンベルの「コンパクトスノースパイク」というやつなんですけど、とっても小さいので携帯が用意です。
切り株のところまで来ました。水分補給です。上りではここまで40分程度だったので、下りでは20分かからずに降りられそうです。
というのもこの急勾配ですから。しかしよくここを車が登ってくるなぁ。
鳥居口まで降りてきました。
お地蔵さん、今日は帰ってきたよ。道中無事に過ごせました。さて、駐車場まではアスファルトの道です。
京阪京都交通バスでは終点(つうか転回場所)の「原」です。
横断歩道をみるとアビーロードを思い出します。世代が知れますね。
この角を曲がると「四所神社」。
カーブミラーにきれいに木が写ってます。
「こしはた」の石標。「みぎ かみよし道」は読めますが一番左は「せきすじ」と書かれているのでしょうか?
ということで駐車場まで無事帰ってこられました。今回はアイゼンを紛失することなく帰れたのでバッチリです。雪国の人には申し訳ないですが、めったに雪の積もらないところの住人にとっては雪の上を歩くというのは楽しいものです。今年も十分に楽しませてもらいました。来冬も機会があれば雪の上を歩いてみたいですね。
アクセス
- 表参道・・・京都交通バス「清滝」から徒歩3時間程度
- ジープ道・・・京阪京都交通バス「原」から徒歩2時間30分程度
どちらも山道なので体力と道の状態によって大幅に時間が変わります。