生家を探る
先日、上賀茂に用事があり「大田神社」に参詣しました。
その時に写真を撮った「北大路魯山人生誕地」の石碑です。
ご存知の通り、「北大路魯山人」は書家、陶芸家であり美食家でもありました。
「北大路魯山人」は上賀茂で生まれたのですが、出生前に父が死に出生後すぐに母親が失踪して養子に出され、本人も生家を探しに上賀茂まで来ていたそうですが、結局はわからなかったようです。この生家はどこであったのかという問題は長年謎に包まれていて、多くの人が推理し書物を出していたのですが、近年「上賀茂小学校」から発見された「上賀茂村大絵図」によって確認されました。
その場所が「大田神社」入り口前にある「福徳社」の西側であり、現在は写真のような「北大路魯山人生誕地」の石碑と説明書きが立てられています。
「北大路魯山人」は横浜で亡くなったのですが、お墓は西賀茂の「小谷墓地」にあるそうです。
美や食に対する才能は類稀なるものであったそうですが、世間に対して無頓着で偏屈、傲慢だった「北大路魯山人」も両親の愛に飢えた幼少期を過ごしたことが、6度の結婚がすべて破綻するという人生を決めたのでしょうね。
アクセス
- 京都市バス「上賀茂神社前」下車、徒歩5分