明治初期の建築
京都市下京区の綾小路にある「杉本家住宅」です。
先日、修理が終わった旧米蔵の一般公開が行われたというニュースを見ました。
中を見学したことはありませんし、今回も前を通っただけですが、京都の古い家屋ということで紹介します。
「杉本家」は寛保3年(1743年)に四条烏丸下ルで「奈良屋」という屋号の呉服商を始めました。そして明和4年(1767年)に現在の地へ移り、「他国店持京商人」という京呉服を関東で販売する商売で栄えました。「杉本家住宅」は間口30メートル、奥行52メートルという広い敷地を持っています。建物も当然、昔ながらの京町屋です。
「杉本家住宅」は平成22年に重要文化財に指定されており、「杉本氏庭園」は平成23年に「京町家の庭」として国の名勝指定を受けています。
近くにあった住所表示板です。仁丹、頑張ってますね。
さて、真ん前まで来ました。杉本家住宅です。
案内板があります。
けっこう大きいんですよ。左端から…
真ん中あたり。
まだまだ右の方へ。
ずっと続いてます。この雰囲気、懐かしいです。昔はこんな建物がいっぱい残っていたんですけどねぇ。
「杉本家住宅」の西側には「膏薬辻子(こうやくのずし)」の入り口があります。「杉本家住宅」の一番奥は「膏薬辻子」のくの字に曲がったところまで続いています。とても広大です。
いつも公開しているわけではなく、一般公開の日以外は予約制です。一回見てみたいと思うのですが、なかなか機会に恵まれません。興味のある方は「公益財団法人 奈良屋記念杉本家保存会」のホームページをご覧ください。
アクセス
- 京都市バス「四条西洞院」下車、徒歩4分