熊野三山めぐり
さて、旅行も3日目、連泊した「湯の峰温泉」を後にします。
本日はこの旅行の締めくくり、「熊野三山」でまだ参詣していない「熊野那智大社」に行きましょう。「湯の峰温泉」から「新宮」に出て、R42号線を走ります。バイパスができていて交通の流れが滞ることがありません。「那智勝浦」まで来たら、R42号線を離れて、山の中に向かいます。R42号線から15分ほど走ったでしょうか、「熊野那智大社」に到着です。
まずは、別宮となっている「飛瀧(ひろう)神社」(那智の滝のこと)から参詣します。
お土産屋さんが並ぶ大きな駐車場前です。横断歩道を渡って「飛瀧神社」に参詣します。
もう一つ上野画像では暗くてよくわからない鳥居ですが、こんなに立派で存在感があります。
なんて書いてあるんでしょうか? 「那智大瀧」かな?
道からちらっと見えています。
「那智御滝 飛瀧神社」落差133mはすごいですね。滝壺10mあるんですって。浮かんでこれなさそうな深さです。
「熊野那智大社別宮 飛瀧神社」の神額です。
石碑や由緒書きがありますが、まずは御滝まで行きましょう。
階段を下りていきます。右側通行ですね。京都は左側通行が多いんですけど。
どんどん下ります。
終点が見えてきましたよ。
やってきました「飛瀧神社」です。曇っていて発色が良くありませんが、迫力満点の大きな滝です。
信仰の対象となるのが理屈抜きにわかります。文句なしに恐れ多いです。
まずは鳥居前に進んでお詣りします。
この神額も「熊野那智大社別宮 飛瀧神社」と書かれているのでしょう。
瀧からもうもうと しぶきが飛んできます。
もっと近くからお詣りできるので行ってみましょう。別料金ですけど...
「延命水」があります。
「御瀧祈願口」にある「延命水」です。
ご利益のある「延命長寿のお瀧水」です。
この滝を前にするとほんとにご利益期待できそうです。
まさに神域といった感じですよ。
まだ近づけるので、左手上に見える「拝台」まで行きましょう。
階段を上がるとすぐです。
近づいてきました。
「飛瀧神社拝所」とあります。
もう、ほんとに間近に来ました。
ごうごうと音を立てて流れ落ちています。うっひょー!です。
すんごいです。ただただ圧倒されます。
断崖絶壁です。
ここが拝所の一番奥、御瀧にいちばん近いところです。ほんとにパワースポットです。別料金払って来た甲斐がありました。
こちらが参拝順路となっていたのですが、途中で通行止めになっており、元来た道の方に戻ります。
なかなか良い道なのに残念です。
では、駐車場の方に戻りましょう。
御行された天皇の記念があちこちに建ってます。
この杉戸石積みの雰囲気が熊野ですね。
雨上がりでしっとりとしていい感じです。
また、人がいません。ちょうど良い撮影タイム。
あちこちに石碑があるのですが、すべてに説明がついているわけではありません。
これはすぐにわかりますね。
さて、「熊野那智大社」の本宮の方にお参りしましょう。
那智の滝ができた様子が解説されています。
「那智山」の案内図です。権現さんまでけっこう距離がありますね。
ま、仕方ないので、石段を上がりましょう。
熊野の山の巨木です。
倒壊すると危ないので上の方は切り取られています。
広い場所に出ました。
ここは「伏し拝み」という遥拝所です。毎年熊野那智大社の例大祭(7月14日)に「扇祭・那智の火祭り」で「扇立て神事」というのが行われるそうです。
写真ではわかりにくいですが木と木の間に那智の大瀧が見えます。
また、石段を上がります。
まだまだ、続きます。下の案内図で見た最短距離なんですけど、石段ばかりです。
「熊野那智大社・熊野青岸渡寺・三重ノ塔」とでてますね。
で、また...石段です...
お、「三重ノ塔」が見えてきましたよ。
瀧の高さと同じぐらいの高度になってきました。
やっと登りました。建物が見えてきましたね。「熊野那智大社」や「熊野青岸渡寺」はあの奥です。
振り返ると「三重ノ塔」。バランスがいいですね。
周りを見渡すと、けっこう高い場所であることが分かります。
なんかかわいい「三ツ石」。
こちらは「熊野青岸渡寺」の山門なのですが、通り越して「熊野那智大社」から詣りましょう。
熊野那智大社の鳥居まで来ました。工事中ですね。ちょっと残念。
で...また...石段
登り切ったと思ったら、まだ石段がありました。ここは修行の地ではありますが、これはさすがにつらいです。
とうとうやってきました。「熊野那智大社」の境内はもうすぐです。
まぶしい「熊野那智大社」の神額。
やっと来ましたよ。
「熊野那智大社」の石柱です。長い道のりでした。
朱色がきれいです。
「熊野大権現」の神額が掲げられています。
ささ、お詣りしましょう。
美しい。上がってきて良かったと思える光景です。
本殿の横にはとっても大きなご神木があります。
大きいでしょ。
天然記念物に指定されている「那智の樟 (くす)」です。平重盛の手植えと伝わります。
「胎内くぐり」ができます。
さて、今度はお隣の「熊野青岸渡寺」にお参りします。
「熊野青岸渡寺」です。山の上で土地があまりないからか、隣り合わせになってます。
権現さんですね。
とっても古いお寺です。
きらびやかな「那智山」の扁額です。
中は当然お寺です。
ねんごろにお参りしました。神社に詣でて、すぐにお寺でお参りするという、なんとも日本人ですね。
「熊野青岸渡寺」自体はとても大きいんですよ。どっしりとしています。
「三重ノ塔」と大瀧が見えます。「三重ノ塔」の方に行きましょう。
これですよ、これ。紅葉の時期に来たかったなぁ。「三重ノ塔」と大瀧のコラボ。ありがたや、ありがたや。
しかし、昔の人はとんでもないところに大きな建築を建てたものですね。
「吉野熊野国立公園 那智山」とあります。ここに立って大瀧を見ていると心が落ち着きます。この「心が落ち着く」というのが修行には大切なのでしょう。日ごろの生活では仕事と時間に追われていて、どれだけ自分がすさんだ心でいるのかが良くわかります。
さて、ぼちぼちと下山して駐車場に戻りましょう。今度は石段を下りていきます。
駐車場まで帰ってきましたよ。
で、お約束の...
那智名物「黒飴ソフト」。むふふ。ご褒美ですよ。石段の...黒飴「那智黒」の風味がします。
ということで、これでめでたく「熊野三山」をめぐってお詣りすることができました。日常生活に戻っても心静かでいられればいいのですが。
さて、旅行の目的はまだまだあります。
「那智勝浦」まで来たのですから、あれを食しましょう。これも、むふふ、ですね。次回をお楽しみに。
【番外編 和歌山 にぎわい市場と橋杭岩】に続く。
前の記事↓
アクセス
- 国道42号線「那智駅前」から車で約15分