大観峰
番外編 九州の第4弾です。九州旅行2日目は朝一番から「押戸石の丘」を探索し、古代の神秘とロマンに胸高鳴らせて、その勢いで「大観峰」に突撃です。
車の中では、ロマンやミステリーやと、わいわいと盛り上がりながら、国道212号線を南に向かいます。途中「ミルクロード」と呼ばれる県道45号線にスイッチして、快適な道で「大観峰」の駐車場につきました。
平日ということもあってか、駐車場にも空きがたくさんあり、そんなに混んでいません。
「阿蘇カルデラ」の説明が書かれています。
「大観峰」からはカルデラの北半分がきれいに見えます。
展望台のところまで行きましょう。
草原の中をポチポチと歩きます。なだらかな登りなのでそんなにしんどくありません。
おお、見えてきました、「阿蘇カルデラ」と外輪山。
すごいですね、この高低差。
噴火でできたなんて思えません。
もう少し登ります。
展望台の正面に「阿蘇山」の火口などがあるのですが...見えるかな。
登ってきたときには石碑の向こう側からだったので、広場に降りてきてから写真を撮りました。
高台の上に石碑がいくつか並んでいます。
一番でかい「大観峰」の石碑です。
やっと、「阿蘇に来た!」と実感できる場所にやってきました。
まさに外輪山の上に立っていると実感できます。
むっちゃ、気持ちええですよ。
実は、真正面の雲の中が「杵島岳」や「烏帽子岳」などの阿蘇五岳が見えるはずのところなんです。とっても残念。今から「草千里ヶ浜」へ行くんですけど...
「大観峰」から南の方を見て、正面少し右手のカルデラの中にある、あの山は何なんでしょうか。GoogleMapでも出てこないし...ちょっと気になります。
「大観峰頂上2等三角点」の説明書き。もともと「大観峰」は「遠見ヶ鼻」と言ったそうです。
こちらが「大観峰山頂2等三角点」です。
「鼻」の先の方に立って景色を見ます。
今来た、駐車場の方角です。外輪山が地平線のように感じますね。ホントは高台なのに。それだけ広大なんですよ。
ここも、古代から人々が訪れたところなのでしょう。
自然の力って、すごいですね。この窪地(カルデラ)が噴火で大地が陥没して出来て、火砕流が北九州一帯にまで流れたとは...火山灰は日本全国まで飛んだとか...
さて、今度は火口方面に行くのですが、現在火口は噴火中で立ち入り禁止となっています。なので、「草千里ヶ浜」へ行ってみましょう。
草千里ヶ浜
勢いに乗って、「大観峰」から国道212号線で転がり落ちるように阿蘇市(カルデラの底)まで下りました。阿蘇市は田園風景が広がるのどかなところです。車の流れも快調です。
で、今度は怒涛の勢いで県道111号線の急坂を上っていくのですが、「草千里ヶ浜」は分厚い雲の中。100m先も見えないぐらいですよ。私は冬には濃い霧が良く出る亀岡市に住んでいるので、霧や雲の中の運転は全然平気なんですけど、せっかくの「草千里ヶ浜」の景色が見えないというのが、ひじょーに残念。
駐車場に止まろうかと思ったのですけど、有料だって。雲を見に来たんとちゃうわ。
ゲートの真ん前でUターンかまして、県道に戻ります。そのまま県道111号線を南下し、「南阿蘇村」から「高森町」を目指します。
実は今回の旅行のキーワードは
「高森町」
なんですよ。
九州旅行、その中でも阿蘇に行く人は多いでしょうけど、「高森町」を目指す人は少ないと思われます。
実は「高森町」にはいろいろと紹介したいスポットがあるんです。
高森町
「阿蘇郡高森町」は阿蘇五岳の南側にある小さな町です。お隣は「南阿蘇村」という「村」なんです。この辺りは、はっきり言って田舎です。(住んでる人ごめんなさい)
だからこそ、わざわざやって来ようと思ったのです。現在12時前なので、お昼ご飯にちょうどいいですね。
で、まずは腹ごしらえということで「あか牛丼」をいただきましょう。
「あか牛」を使った料理はいろいろあります。でも、やっぱり庶民には「丼」が一番似合ってるかな。ということで、Webで探したリーズナブルな値段の「あか牛丼」がいただける「やま康」さんにやってきました。ちょうど次の目的地に行く道すがらなので一石二鳥。
冒頭にも書きましたが、今日は平日なので空いてます。お昼時ですが、待つことなく席に着くことができました。休日や観光シーズンにはけっこうな行列になるとか。
今日でてくるお肉の元になった牛さんの個体識別番号が表示されています。出生からちょうど2年ほど飼育された牛さんですね。
「きまぐれあか牛丼 \1,700-」をいただきます。
10分ほど待ちましたでしょうか。出てきました「あか牛丼」です。お漬物は好きなだけ取ってくることができます。
じゃじゃーん。
写真で見ると、器が小さいようですが、レンズの関係でそのように写っています。実際にはけっこうな量がありますよ。特に肉の量は申し分ありません。
半熟卵が載っていて、お味噌汁がついています。いあただきま~す。
卵はちょうど良い感じのとろみです。お肉には味がついているし、タレはかかっているので、そのままご飯と一緒に食べられるのですが、端の方にちょっとこってりしたタレもかけられていて、味の調整ができます。このたれが絶妙においしいです。で、問題のお肉なんですけど、これがまた、すんごくやわらかくて脂が少なく、あっさりとしてます。焼き肉屋でこんだけ肉を食べると、脂でお腹が膨れた感じになるのですが、「あか牛」は脂が少なくて、ペロッと食べることができますよ。これは値打ちがあります。ぜひとも食べてみていただきたいですね。
さて、腹ごしらえも住んで、今回の旅の佳境へと差し掛かりました。目指すは、最近インスタなどのSNSでも有名になっている、某神社です。
次回乞うご期待。
↓(ひとつ前の記事です。)
アクセス
- 大分自動車道「日田IC」よりR212経由、小国方面へ1時間