観光地を回ろう!
「神坂峠祭祀遺跡」「富士見台」と、一般的な観光では行かないようなところを快晴の下で楽しんだ後、おなかを減らして「馬籠宿」まで来ました。「林道大谷霧ヶ原線」からは「馬籠宿」まで5㎞ほどなのですぐにつきます。
やっぱり普通の観光もしないとね。「馬籠宿」や「妻籠宿」は絶対、ガイドブックに載ってますけど、しばらくおつきあいください。
「中山道 馬籠宿」です。大きな駐車場(無料)もあって、訪れやすいです。
少し雲が流れていますがいい天気です。正面は「恵那山」。山の上から見ていた姿とはまた違いますね。
「恵那山」の手前に見える、上の画像の所が気になるんですけど、なんなんでしょうか。山城みたいな感じですけど。
ごちゃごちゃ言ってないでお昼にしましょう。「馬籠」の入り口に近い「そば処 まごめや」さんです。
Webで見つけました。サービスランチ\1,200-です。
栗きんとんは さっき食べたのでよしとしましょう。
\1,200-でこれだけついてくるのはリーズナブルですよ。
一番の魅力は栗ご飯。栗も小豆もいっぱい入ってます。たまらん、うまい。もうこれだけでも満足。
お蕎麦、適量です。ご飯があるときにはこれぐらいがいいですね。
アマゴの甘露煮やとんかつと、和洋折衷ですが、そんなん気にしません。お腹いっぱい。
さて、おなか膨れたので、「妻籠」巡りしましょう。一番上の展望台まで往復です。
「車屋坂」から上がっていきます。
京都のように駒札で説明書きがされているのではなく、木でできた案内板に書かれていますね。
写真によく使われている水車のところへ行きましょう。
吊るし柿。この後もあちこちで吊るし柿に遭遇します。
この雰囲気ですね「馬籠」。
やってきました。大きな水車。「馬籠宿」の紹介には良く登場しているところです。
休憩所になってます。
中は昔の雰囲気が再現されていますよ。
さて、ぼちぼちと歩きながら上がっていきますか。
金曜日の午後ということで、観光客もあまり多くありません。
あちこちの家屋が資料館として開放されています。
ちょっとのぞくだけでも面白いですよ。
昔からの宿場町なので、当然今でも宿屋さんがたくさんありますよ。
すごくのんびりした雰囲気です。
お、郵便局発見。
現役の赤ポスト。最近少なくなりましたね。
花が咲いてます。
なんなんでしょうか?山茶花?
立派な門構え。
有名な「藤村記念館」です。「馬籠宿本陣跡」でもあります。
こちらは「馬籠宿本陣資料館」。
「木曽の五木」。江戸時代に尾張藩によって伐採を禁止された木です。ヒノキを守るために似た木も伐採禁止になりました。
「山口誓子の句碑」があります。
「ふる里の家」。藤村の童話「ふるさと」からとっているようです。
その童話の「歌の好きな石臼」が掲げられています。
宿場のはずれまで来ました。道を渡って「中山道」を進むと展望台があります。どんどん行きましょう。
「陣場」や「高札場」のことが説明されています。
道のわきの「中山道」の石碑。
ここにも吊るし柿。
きれいに紅葉したイチョウです。「京に五十二里半」とあります。250㎞ぐらいですかね。
「高札場」です。
色々な奉行の「定」が書かれていますね。
展望台まで来ました。中山道をこのままいくと「妻籠宿」まで行けるのですけど、歩いていると日が暮れてしまいます。
展望台から見た「恵那山」。
しかし気になる山。
午前中に登っていた「神坂峠」です。あの上にいたんですね。
あとで、この道を走って「妻籠宿」も見に行きましょう。
山は紅葉でいい色になっています。写真ではちょっと微妙ですけど。
ここで写真を撮るんでしょうね。
展望台、人がいなくなりました。また貸し切り状態ですよ。
眼下の「馬籠宿」。
さて、ぼちぼち駐車場に戻りましょう。
きれいな紅葉発見。
おお、良い風景じゃないですか。
下まで下りてきました。やっぱり宿場町は良いですね。観光地化されているとはいえ、京都のように古民家を改造したわけのわからない店がないので、雰囲気が良いです。何を大切にしないといけないのか、地域の人々が良くわかっていらっしゃるのでしょう。
今度は車で「妻籠宿」に向かいます。
妻籠宿
この記事の表題には「岐阜県」と書いてますが、「妻籠宿」は「長野県」です。「南木曽町」になります。
「妻籠宿」の駐車場に着きました。道を渡って反対側の「妻籠宿」散策開始です。
まずは「高札場」にでました。
こちらは「馬籠」と違って車が入れる道幅があります。
「妻籠宿」の雰囲気ってこんな感じでしょうか。
少し日が傾いてきました。「妻籠宿」の方が人が少ないです。
こちらは「脇本陣」です。
立派ですね。
なだらかな起伏があります。古い町並みを楽しみながらゆっくりと歩いています。
おお、ここも吊るし柿。でも皮をむいてませんね。
「妻籠宿」は42番目なんですね。
「人馬会所」です。
「人馬会所」の説明が書かれています。
イラスト入りでなかなかいいですね。
その横が「妻籠宿本陣」の入り口です。
入場料が必要なので前からチラッと。
そのお隣がトイレなんですけど、作りが凝ってますね。
パッと見て一瞬わかりませんでした。
妻籠郵便局です。
「書状集箱」と書かれています。上にはアルファベットで「POST」の文字が。
「目安箱」の形がモデルだったんですね。
「郵便資料館」にもなっていますよ。
ポチポチと歩いていますが、人影少ないですね。
懐かしい木の板を張り付けて壁にしている建物。
坂の上のお寺は「光徳寺」です。
アップダウンが続きます。
「下嵯峨屋」です。江戸時代の庶民の家屋の典型例です。
通りの下にあるので上から見てます。
宿場町の雰囲気ばっちりです。
機会があれば泊まってみるのもいいですね。
これは変わった吊るし柿。
「ふじさん柿」の吊るし柿ですね。「つとっこ」と呼んでるそうです。
風流です。
良い色じゃないですか。
ここは「上嵯峨屋」です。
ここも庶民が暮らした旅籠の典型だそうです。
有形文化財なんですね。
馬籠まで7.8㎞。二里ほどありますね。
さて、妻籠のはずれ近くまで来ましたので、駐車場に戻りましょう。
やっと観光客ですよ。
まだ日が暮れていませんが、電灯に灯がともりだしました。良い雰囲気です。
情緒あっていいですね。さすがは中山道の宿場町。
ここから駐車場に向かいましょう。
道沿いの散紅葉。きれいです。「妻籠宿」もいいところですね。こんなところが続くなら、中山道を走破してみたくなります。
さて、1日目はまだもう一つ見たいところがあるので、車で急ぎましょう。中津川に戻ります。
夕森公園
今度は中津川市に戻ってきました。めざすのは「夕森公園」です。中津川の市街地からは少し北の方です。「妻籠宿」からは車で30分少々でしょうか。夕暮れが近づいていますので、寄り道せずに向かいます。
「夕森公園」の駐車場に着きました。平日の日没前なので、だ~れもいません。ここに来た目的は「竜神の滝」です。紅葉もきれいだと紹介されていたのですが、そろそろ終わりが近いようです。
駐車場に車を停めたら、遊歩道を歩きます。もう少し上の駐車場まで行っても良かったのですが、せっかくですから遊歩道を歩きましょう。
大きな石がごろごろととしている川床です。
日が陰ってきて夕暮れ間近ですね。
この辺り一帯はキャンプ場のようで、バンガローなどもたくさん建っています。
遊歩道をどんどんと川上に向かいます。
おっと、派手な色の橋が見えてきました。そろそろかな?
水は澄んだエメラルドグリーンで川底がよく見えます。
散紅葉が積もってますね。
橋は思ったより幅が狭かったです。
まだまだ先のようです。どんどん進みましょう。
一面の散紅葉。日が当たっているときれいなんでしょうね。
森が見えてきました。もうそろそろですかね。通路が一方通行になります。
やってきました「龍神の滝」です。
横に「龍神伝説碑」が建てられています。
一方通行の理由はこれ。ここから、一段と道が細くなります。吊橋は定員5人。まだしっかりとした吊橋で、不安感はありません。
下流は見えませんね。
おお、上流に「龍神の滝」が見えました。なんかすごい通路ですよ。あんなところに行くんでしょうか。
吊橋を渡ったら、山肌に沿って道が続いています。
なんとまあ、すごい通路ですね。インディージョーンズの世界のようですよ。例のマーチが聞こえてきそうです。
階段を急降下。
まだまだ、急降下。
一番低いところまで来ましたよ。少し先に滝の観覧場所があります。
「龍神の滝」です。
全体像。こりゃすごいわ。「龍神」が住むというのもわかります。
滝壺は深そうですよ。濃いエメラルドグリーンでとてもひかれる色ですね。
標識によると神社があるそうですけど、この岩の上に見えている祠のことでしょうか? とりあえず行ってみましょう。
やや。違いました。
白木の鳥居です。
立派な覆屋が設けられています。
「龍神神社」の神額です。
日没前に無事に来られました。感謝の意を込めてお詣りします。
神社横からは「龍神の滝」を上から拝めます。足を踏み外したら、滝壺に真っ逆さまです。ちょっと怖いですよ、ここ。
滝の上のところには侵入させないための柵などはないようですが、誤って滝に落ちる人はいないのでしょうか。ちょっと心配です。キャンプ地なので、川で水遊びをする人も多いでしょうに。
さて、日が沈みそうです。駐車場に帰りましょう。
一面の散紅葉。いやぁ、これはすごい。
もみじの絨毯です。
まだ残ってますね。
日没前の最期の光で輝いています。
駐車場が見えました。あの建物の向こう側です。
もう1,2日ですべて散ってしまいそうですね。
残っていてラッキーでした。
しかし、良い色です。今年一番の赤さです。
とっても細い三日月が出ています。横に飛行機が飛んでますけど見えますか?
ホテル花更紗
今日は日の出前から日没まで、これでもかというほど遊びまわりました。中津川のお宿は朝に通った「林道大谷霧ヶ原線」の入り口近くにある「ホテル花更紗」です。
「クアリゾート湯舟沢」と併設です。
午後6時前にチェックイン。一服したら温泉に入りましょう。そんなに高級なお宿ではないですけど、きれいで何不自由ありません。私にはぴったりです。
さてさて、温泉に浸かった後は、7時から夕食です。1階まで下りますよ。建物の中はすっきりしていてきれいでしょ。
色々と演出してくれています。
わ~い、夕食ですよ~。
こんやは「黒毛和牛会席」です。
一日遊んでおいしいもの食べて、幸せいっぱいですよ。
お肉はこの鉄板の上で焼くんですね。最近はこんなのまであるんですか。
これは「虹鱒霰揚げ」だそうです。とっても香ばしいです。
では、前菜からいただきましょう。
お造り、ピンボケしてしまいました。
「鮟鱇酒蒸し甘酢餡かけ」です。これはうまい。
「寒鰤照り焼き」と「風呂吹き聖護院大根」です。冬らしいメニューが続きます。
ご飯は「蟹御飯」。
最後に水物。「苺のムース」で締めくくり。
腹いっぱいで部屋に戻ります。
廊下の装飾もきれいです。
寄せ植え良いですね。家の庭もそろそろ冬前の手入れをしないと…
こんな幸せでいいのかと思いながら、1日目の夜は更けていきます。2日目は城跡や廃線跡なども廻りましょう。
その3に続く。
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アクセス
- 中央自動車道「中津川IC」より、車で40分程度