11月30日(土)午後
さて、お腹がすきましたので、Webで近所にあるお店を探します。けっこうお腹が減っているので、雰囲気よりもお腹が膨れることを第一に考えました。
「ごはんCafeぱんど」さんです。なんか、看板がありませんね。そんなに宣伝してないの?ま、周りに何にもないところなので車で走っていてもすぐにわかりますが。土曜日のお昼時とあって前の駐車場はいっぱいです。
店内は明るくて若者向けかな。
「味噌カツ定食」頂きました。けっこうなボリュームでしたよ。
さて、午後一番は「中津川市」を離れて「恵那市」に行きます。
恵那峡
「恵那市」といえば「恵那峡」ですね。ここも紅葉シーズンは終わっていると思われますが、せっかくですから訪問します。
駐車場に車を停めると、目の前に巨岩が見えます。
駐車場にあった「恵那峡 県立自然公園」の案内書き。ちょっと抽象的過ぎてよくわかりません。
雪山が遠くなりましたね。
今走ってきた、木曽川に架かる大きな橋。
木曽川は深そうで濃い緑色です。
おお、やっとわかりそうな案内書きがありました。
橋の真ん中まで行ってみましょうか。案内書きによるとさっきの岩は「獅子岩」と「金床岩」だそうです。
橋の真ん中から見ると、けっこう近くに見えます。登ってみたくなりますね。
木曽川も紅葉してるときれいだったんでしょうね。ちょっと残念ですね。
こんだけ歩いてきました。
車を停めた駐車場です。
その反対側には「恵那峡ワンダーランド」があります。
山の上に見える「紅岩」です。20分ほどで登れるそうですけど、今回はパス。
「恵那峡 遊覧船」の乗り場があるあたりです。
「恵那峡」の入り口辺りにちょっと寄っただけですが景色を見れました。
ちこり村
で、お土産を買おうということになって、「中津川」でお土産買えそうなところをGoogle先生に聞くと、「ちこり村」とのこと。
で、ついでにGoogleMapで案内を頼んだのですが、R19号線からの入り口がとんでもなく難解。2回ぐるぐると同じところを回りました。
正解は高速道路入口の1つ手前にある、これ入っていいの?というような細い道。一瞬農道みたいに見えるんですけど...入り口の看板たてといてよ。
ということで「ちこり村」到着。「ちこり」って、こんな白菜の子供みたいな野菜なんですよ。
「ちこり」の花はとってもかわいいですね。
つうことで「ちこり村」でお土産買いこみました。中は人いっぱいで混雑していたので、ちょっと写真は控えておきます。顔消すの大変ですし...
岩村城跡
さて、またまた「恵那市」です。「中津川市」にはいったり、「恵那市」に入ったりとややこしいですね。
今度は「岩村城跡」を訪れます。城跡もいいのですが、城下町の探索が目的です。
今度はカーナビにお願いして、「岩村城跡」の一番上の駐車場まで行きましょう。資料館の所にも駐車場はあるのですが、とりあえず本丸に近いところへ行ってみます。
駐車場まで難なく到着しました。本丸の後はここからすぐです。
「岩村城」全体の地図が描かれています。ほんとは資料館のあるところからゆっくりと色々な遺跡を見ながら上がってきたらいいのでしょうけど、今回あんまり時間が残っていません。
この上が本丸の後です。
すんごい石組が造られてれています。
回り込んで階段を上がります。
ごろごろとした石の階段です。
「埋門(うずみもん)」です。
上には大きな木が生えていますね。
上がってきました。
本丸跡は大きな広場になっています。子供たちが走り回っています。
本丸跡から見る、下の城下町の方。後で探索しますね。
「岐阜県指定史跡 岩村城跡」の案内書きです。
おお、井戸がありますね。「昇龍の井戸」となずけられています。
囲いしてあるけど、中はどんななってるんやろ...
お、それなりに石組みが残ってる。こりゃあ、とっても深かったんでしょうね。
さっき登ってきた方の反対側に階段があります。
また、景色が違いますね。
さて、裏の階段から降りましょう。駐車場はこちらが近いです。岩村城は、城好きにとってはたまらないほど面白いところだそうです。時間があればゆっくり見たいのですが、今回は残念ながらパスして、また訪れましょう。
で、時間短縮で、車で資料館まで行きます。今度は城下町の探索です。
資料館の所の駐車場に車を停めました。
「岩村市街地案内図」です。城下町は縦長になってますね。
「岩村城古絵図」です。地図で見ても結構いろいろな史跡が書かれていますね。
城下町の案内図です。どこまで歩けるかわかりませんが、時間が許す限りゆっくり歩きましょう。
この門から出て、城下町に向かいます。
なかなか良いですね。
「太鼓楼」です。
下に降りてくると「温故の井」というのがありました。ふたをめくって見ると井戸水がたっぷりと見えます。網がしてあって、中には落ちないようになってましたけど。
町の中のあちこちに立られていた「美濃国 岩村城」の幟です。かっこいいですね。
「岩本町岩本通り伝統的建築物郡保存地区」という仰々しい命名がされています。
「上町 常夜灯」です。
おお、この雰囲気ですよ。
この飾り気のない雰囲気がいいですね。
昔ながらの造りのままです。
こういう展示がされているのがサイコー。
一軒一軒、舐め回すようにして見ていきます。
「なんや、おまえは? なんか用か? ああ?」って怒られそう。邪魔してすんません。
通りの角の大きなおうち。立派ですね。
この辺は少し新しいかな。石造りなので、明治から昭和初期ぐらいですかね。
この2階部分の背が低い作り、寒いところらしい感じですね。
ショーウィンドウのかっこいい時計屋さん。
昔ながらの看板が掲げられた薬屋さん。
公開展示されている「木村家」です。
「木村家略譜」ご書かれています。
「浅井屋」さん。
中が見えるようにしてあるところもあります。
また、変わったポスト。
「岩村郵便局」です。
画像でわかるように、土曜日の午後ということもあって観光客が何人か見えますね。
こういう風に無料で資料を展示しているところがたくさんあります。一日巡っても楽しそうです。
あかん、見つけてしもた。食わんわけにはいかんなぁ。
ということで「五平餅」いただきます。
ここの「五平餅」は平べったいのではなくて、お団子形状の食べやすいやつです。
とってもこおばしい香りです。さすがにうまい。
店の反対側の家の屋根に小祠が載ってます。京都でいうところの「鍾馗さん」みたいな感じなのでしょうか。
「しめ縄づくり」の体験ができるところです。
昔のレジスター? 黒電話はうちにもありますよ。
電気屋さんで展示されていたNATIONAL時代のラジオ。真空管式のラジオじゃないでしょうか。
「高札場」まで来ました。奥にあるのは「庚申堂」です。
今回の旅では必須アイテムの様に色々な所で出てきます。
六代将軍「徳川家宣」のときに書式などが全国的に統一されたそうです。
さて、「岩村」でのお土産はここですよ。「伝来菓子 かめや」さんの「岩邑 かすていら」。
これ。自分のお土産にちょうどいい大きさ。(なんのこっちゃ。)
さて、まだまだゆっくりと見ていたいのですが、あまり時間がありませんのでそろそろ駐車場に引き返しましょうか。
そうそう、忘れるところですが、「岩村」での有名人の一人として「佐藤一斎」という儒学者がいます。からの認めた「言志四録」は指導者の座右の銘として多く親しまれているそうです。「西郷隆盛」の終生の愛読書だったそうですよ。
三学戒
少くして学べば 則ち壮にして 為すことあり
壮にして学べば 則ち老いて 衰えず
老いて学べば 則ち死して 朽ちず
この「三学戒」は平成13年(2001年)総理大臣であった「小泉純一郎」が、衆議院での「教育関連法案」審議中に述べたことで知名度が上がりました。
「岩村」はお城もすごいし、城下町も風情があって当時の雰囲気も残ってますし、輩出された人物たちもとっても才気あふれる人たちと、ちょっと掘り下げて滞在したいところです。安易な観光地化が進んでないのがいいですね。最初に思っていた以上に素晴らしいところで、また訪れたいと思いましたよ。今度はお城をしたからじっくりと攻めたいですね。
日本一の水車
「岩村城跡」から中央自動車道に乗るために「瑞浪市」へ向かったのですが、途中で発見。
いきなり目に飛び込んできたので、間髪入れずに駐車場に入りました。
ここは道の駅「おばあちゃん市・山岡」です。画像は「日本一の水車」。実は今年の7月に埼玉県でこれよりも直径が20㎝大きい24.2mの水車が稼働して日本一の座は明け渡しています。ちょっと残念ですけど、木製の水車でこれほど大きな水車はなかなかありません。
直径24mの水車です。画角いっぱい。
もともとは「陶石」を細かく砕くために石粉水車がたくさんあった地域なのですが、この「小里川ダム」ができることで多くが水没してしまったので、産業遺産のシンボルとして造られたそうです。
こらまあ、すごいわ。
またまた、こんなとこから写真撮る...
こちらは「與運橋(ようんばし)」です。
本州では珍しい3連式の石造りアーチ橋です。ダム建設で水没するので移築されました。
ということで、いきなり たなぼた のような発見で最後まで盛り上がった旅行でしたよ。
今回は1泊でしたが、中津川市を中心に高原地、城跡、景勝地、城下町など盛りだくさんに回って遊んだ2日間でした。連続しての長い休みが取れないのですが、1泊でこれだけ遊べたら大満足です。
さて、今度の番外編はどこになるやら...
ひとつ前の記事です↓(番外編 岐阜 その3 付知峡・苗木城跡・北恵那鉄道木曽川橋梁)
アクセス
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- 日本一の大水車 道の駅おばあちゃん市 山岡