橋のたもと
嵐山界隈には時々行きますが、渡月橋のたもとにも神社がいくつかあります。
京都民でも、こんなところに神社があったのかと思うような、ひっそりとしたところです。当然、観光ガイドにも載ってないし、人の少ない神社ばかりなのですが、今回はその一つの大井神社を訪ねました。
嵐山公園(中之島地区)
嵐山の大堰川にある嵐山公園の中之島地区です。あまり日影がないので、夏は暑いですが、春や秋は観光客でごった返します。橋の下流側ではイベントが良く行われています。
北岸です。
上流側南岸です。ここは静かでのんびりできます。
下流の南岸です。右手の広場でイベントが行われます。
渡月橋から写真を撮っていますが、嵐山公園から渡月橋の写真を撮る人が多いです。嵐山の山々をバックにした渡月橋はとてもきれいです。
渡月橋
渡月橋を見てみます。
機の欄干に、流暢な字で書いてあります。歩道は石のタイルが敷き詰めてあり歩きやすいです。
上流側から見た画像。まだ、観光客の少ない時間です。
人力車が走ってます。
橋によって写真を撮るとわかりますが、とてもきれいなカーブを描いている橋です。
大堰川の水面です。写真を撮ってる自分も入れてみました。澄んでいて、涼しそうな水です。
橋の上から上流の方を見ます。保津川下りの終着場の方です。
渡月橋の南にある小さな橋の欄干です。ここより上流は大堰(井)川と呼ばれてきました。保津峡を抜けた亀岡の東の方では「保津川」と言いますし、亀岡の西の方ではまた「大堰川」と呼ばれています。
ちなみに下流は桂川と呼ばれます。
この雰囲気大好きです。
おおこれは!
もしかして、昔の渡月橋の礎石? でしょうか。何も書いてないのでわかりません。
大井神社
さて、渡月橋の北側はお店がいっぱい並ぶ嵐山観光の中心地。
その渡月橋の北詰めにレンタルサイクルのお店があるのですが、店のすぐ横の歩道上に、鳥居がで~んとあるんです。歩道の真ん中に。それも、歩行の方向と90度ずれているので観光に通る人にとってはじゃまになるのではないかと思わせるような光景になってます。渡月橋のすぐ横で人通りは多いのですが、有名ではないので、観光客はほとんど素通りです。
シンプルな木の鳥居です。「大井神社 大堰川の守り神」とあります。自転車がいっぱい並ぶ横を通って行ってみます。
一番奥に社殿がありました。
古代この地で栄えた秦氏の信仰が厚かった神社です。
かの角倉了以も信仰していたということで、「商売繁盛」間違いなしの神社ですね。
この社殿は駒札に書いてあるように、「野宮神社」の旧社殿を移築したものです。良縁祈願のご利益にもあずかれそうですね。
観光地嵐山は天龍寺や竹林の道ばかりがもてはやされますが、他にも見どころはいっぱいあります。メインストリートから少し離れて京都らしい場所を見つけてください。
アクセス
- 京都市バス「嵐山公園」下車
- 京都バス「中の島公園」下車
- 阪急電鉄嵐山線「嵐山」下車、徒歩10分