恒例の「ずいき祭」
北野天満宮御旅所で行われる、「ずいき祭」に行ってきました。
「ずいき祭」は、毎年10月1日~5日の間、北野天満宮の神様を 御旅所へお迎えして「瑞饋御輿(ずいきみこし)」を奉り、その年の収穫に感謝の表すお祭です。
京都の秋祭りはここから始まります。「ずいき祭」は村上天皇の時代にはじまるとのことで、大宰府に左遷された菅原道真公が彫られた木像を、随行した西ノ京の神人が持ち帰ってお祀りし、秋の収穫時に五穀豊穣を願って野菜や穀物をお供えしたのが始まりだそうです。
日中には神事が行われるのですが、仕事があって見に行けないので、仕事が終わった後、夜店の出ている時間に参詣して、お祭り気分を味わいました。
夜店
けっこう、好きです。夜店。
でも、写真を撮ると、一般の人の顔が映ることが多いので、なかなかアップできません。画像処理でモザイクをかけるとなんだか雰囲気台無しなので、それなりの写真ですが、ご勘弁ください。
西大路から、妙心寺道に入るところです。期間中、車両は通行止めになってます。
学校帰りの学生さんがとても多くて、にぎやかです。
ご燈明の提灯です。
露店も流行を取り入れてるんですね。ハンドスピナーの店は初めて見ましたよ。
大勢の人が訪れています。
さて、御旅所の入り口の鳥居ですが、今日ばかりは存在感がありません。画像でも見えにくいですね。
日頃は閉ざされている御旅所です。
「鳳輦(ほうれん)」です。ずいき祭では三基の鳳輦が巡行します。
屋根に金の鳳凰が乗ってます。
「導山」です。北野天満宮の末社・猿田彦神社の御祭神です。
「神輿岡神社」です。
このあたりの地名は「西ノ京御輿岡町」と言います。
「瑞饋神輿(ずいきみこし)」です。
野菜や穀物、種や皮といった、自然の収穫物で飾られています。
屋根が「ずいき」で葺かれているので「瑞饋神輿」と呼ばれます。「ずいき」って知ってますか? 里芋の茎のことですよ。他にも、乾燥した野菜、湯葉、麩、食べ物の種、皮などの作物を使って五穀豊穣を感謝します。
こちらは少し小振りな子供神輿です。
露店をウロウロして、お祭り気分を味わえました。
毎年、5日間の日程で行われているので、1日~3日の夜は夜店が楽しめます。お祭り好きの人はぜひ夜にも参詣してください。もちろん、昼間の神事や「瑞饋神輿」の巡行も見ごたえがありますので、ぜひ見ていただきたいです。
アクセス
- 京都市バス「北野中学前」下車、すぐ