名月祭
2017年は、10月4日(水)が中秋の名月です。京都でもあちこちで観月祭が行われました。あっちもこっちも、見に行きたいのですが、中秋の名月は一日だけなので、そうそうは回れません。
また、おうちでも月見をするので、そんなに遅くまでウロウロしているわけにもいきません。
今年は、下鴨神社での「名月管絃祭」を見て、その足で、平野神社の「名月祭」を見に来ました。
平野神社の「名月祭」は午後6時半から始まるのですが、下鴨神社まで行っていたので、私が到着したのが8時ごろでした。なので、最後の雅楽だけしか見られませんでしたが、十分に雅体験ができて満足です。
ちなみに、今年のスケジュールは
1、琴の演奏(生田流正派間宮社中)午後7時~
2、日本舞踊(菊哉会)午後7時35分~
3、尺八演奏(嵐の会)午後8時~
4、雅楽演奏(音輪会)午後8時30分~
となっていましたが、少し早く進んだようです。
平野神社
平野神社は、京都市内でも早咲きの桜で有名です。庭園には、とても多くの種類の桜が植えられていて、桜シーズンには屋台も出てとてもにぎわいます。
神社から少し離れたところでも、笙(しょう)や太鼓の音が聞こえてくるので、心がはやります。
急いでいたので、ちょっとピントがずれてしまいました。御神灯がたくさん飾られています。
平野神社の桜の紋が入った御神灯です。華やかでいいですね。
舞殿
入ってすぐ目の前が舞殿です。
中に入ると、舞殿で雅楽が奉納されていました。
まさに「雅」です。
境内へ入ると、演奏者の方々のお尻が目に入ります。演奏の方々は、神に奉納するので、本殿に向かって座られますから、当然ですね。
舞殿の真正面にある、本殿です。
厳かです。雅楽もいいのですが、もう少し早く来て舞が見られれば良かったのですけど。
見に来ている方もそんなに多くなくて、ほのぼのとした雰囲気です。
舞殿の上に月が見えます。仲秋の名月。
ススキなどのお供えが見えるでしょうか。
チョッと逆行が入ってますが、奏者の表情もよく見えます。
かぶりつきで前に行く人もなく、皆さん少し離れたところから、ゆったりとして聞いていらっしゃいます。このあたりが京都らしいですね。楽しみ方を知っている人たちの集まりは、中に入っていてこちらもゆったりとした気持ちになれます。
そろそろ、お開きの時間になりました。
こちらが正面の入り口です。
薄雲が晴れて、名月が顔を出しました。
きれいですね。
下鴨神社と平野神社の二つで欲張って観月しましたが、どちらも奥ゆかしくてよかったです。京都観光に来られるときには、このようなイベントを組み入れるとちょっと変わった、また、なかなか経験のできない京都観光ができますよ。
私も、雅な気分を味わえて、大満足です。では、おうちに帰って、我が家のお月見でお団子をいただきましょうか。
下賀の神社の「名月管絃祭」の様子も書いてますので、よかったら見てください。
アクセス
- 京都市バス「衣笠校前」下車、徒歩5分